汗かき改善に効果的な3つの秘策

汗かき改善に効果的な3つの秘策
汗かきの人なら夏の暑さでも冬の暖房の利いたオフィスでもどんどん出てしまう汗をなんとか止めようと、汗かき改善に効くものを一度くらいは試したことがありますよね。人の体にある汗腺は400万とも500万とも言われています。それだけの数の汗腺から汗が出るのですから汗かきになるのも当たり前なのだけれど、隣の人は全然汗をかいていない。

もしかしたら、多汗症という病気になってしまったんじゃないかって心配している人も多いのではないでしょうか。でもちょっと待って下さい。たくさん汗をかく理由は多汗症だけではありません。多汗症の汗かきと多汗症ではない汗かきは原因が全然違うんです。

2種類ある汗かきの原因を知った上で汗かき改善をやらないと大量の汗をかいてしまう状況はなかなか改善しません。そこで今回は汗かきの理由と汗かき改善に効果的な3つの秘策をお伝えします。



 

汗かき改善に

効果的な3つの秘策

 

多汗症になる理由


多汗症という病気について、たくさん汗が出てしまう病気であることくらいは誰でも想像が付きますが、具体的にどういう状況で汗が出てしまうのかを正確に理解している人は案外少ないみたいです。

汗は体温調節のために出るものですが、多汗症の人は体温調節を必要としない場面でも汗をかいてしまいます。具体的には緊張したり興奮した時に特定の場所に大量の汗が出てしまうんです。場所は人によって違い、手のひらや足の裏、脇、頭部、顔面など様々で、原因は自律神経の乱れやストレスによるホルモンバランスの乱れと言われています。

また婦人病や更年期障害リウマチなどが原因となって全身に大量の汗が出る症状も多汗症のひとつです。多汗症の場合、汗かき改善というよりも病気の治療や加齢によるホルモンバランスの改善が必要になります。それぞれの専門医での治療をお勧めします。

 

多汗症ではない汗かきの理由


多汗症ではない汗かきは体温調節のための汗が人よりも多く出てしまう状態を言います。汗本来の目的どおりに汗が出ているわけですから病気ではありませんが、次のような理由で人より多く汗が出てしまうのです。

・肥満
・食生活の偏り
・ストレスや疲れ
・運動不足

肥満の人は皮膚の下に大量の脂肪の層を抱えていて、この脂肪の層がとても性能の良い断熱材なってしまいます。体温の上昇によって出た汗は体の表面を冷やして体温を下げるのですが、肥満の人は体の表面が冷えても脂肪の層が邪魔をして体内の温度は下がってくれません。

体は体温が下がらないのでもっと汗を出すという悪循環になり、大量の汗が出てしまうのです。食生活が偏っていて、辛いものや脂っこいものばかり食べていると汗腺が敏感になり、ちょっとした体温の上昇でも汗が出る体質になってしまいます。

また肉類や脂質が多いものばかりを食べている人は汗の中に臭いの成分が混じりやすくなって、体臭や汗の臭いが強くなる傾向があるようです。ストレスや疲れが溜まっていたり、睡眠が足りなかったりすると体の様々な機能が弱ると同時に自律神経の働きも乱れてしまい、汗のコントロールがうまくできなくなることがあります。

自律神経には交感神経と副交感神経という2系統があるのですが、ストレスや疲れが残った状態では交感神経の働きが強くなって、不必要に汗が出てしまう状態になってしまうのです。

日頃運動をほとんどしていないと汗をかく機会が少なくなってしまいますが、汗腺は汗を出さない状態が続くと休眠状態に入って、体温が上がっても機能しなくなり、体温調整のために必要な汗は特定の部分から大量に出るようになってしまいます。

特定の部分というのは顔や首筋、脇、腿の付け根、足の裏などで、これらの部分は生命維持のために他の汗腺が休眠しても休眠せずにスタンバイしていて、他の汗腺が出すべき汗もすべてこれらの部分から出てしまい、大量に汗が出ているような状態になるのです。

多汗症ではないのに大量の汗が出てしまう人の汗かき改善に効果のある方法は次の3つです。

・食生活の見直し
・継続的な運動
・ゆっくり入浴と十分な睡眠

 

食生活の見直し


辛いものを食べると体温が上がります。辛いものばかりを食べれば汗が出やすくなるのですが、それ以上に食生活の乱れは暴飲暴食につながり、肥満による汗かきの原因となるのです。また辛い食べ物や肉類や脂っこい食べ物は体を酸性にして汗の臭いを強くしてしまいます。清涼飲料水やお菓子類などの糖分の多い食べ物も同様です。

汗かき改善のための食生活の見直しは特別なものではありません。肉だけでなく、野菜類や魚、豆類などで栄養バランスの良い食事を取ることとスパイス類の多用を避けて、刺激の少ない食べ物を中心にすることです。洋食や中華料理よりも和食中心にすることで汗かき改善の食事に変えることができます。

 

継続的な運動


競技などのハードなスポーツをしている人は大量に汗をかきます。汗をかくことに慣れていて汗腺が少しの体温上昇にも反応することもありますが、そもそもハードなスポーツでは筋肉を猛烈に動かしますので、筋肉が出す熱が非常に多いため、体温の上昇も速いためです。私達がやるのはこういうハードな運動ではなく主に有酸素運動

息が弾むくらいのウォーキングやジョギング、水泳などを30分以上続けることで体の代謝が改善され、脂肪を燃やしやすい体を作りましょう。運動をすると代謝が改善されるだけでなく、汗をかく機会が増えるので全身の汗腺が目を覚まして汗が出やすくなるのです。これまで顔や脇にだけ大量に出ていた汗が全身に分散されるようになって、脇だけビショビショということは無くなります。

ウォーキングをやる時間なんて全然無いという人もいると思いますが、有酸素運動が有効になる30分以上という時間は連続していなくても良く、1日の中で累積した時間が30分以上になれば良いので日常生活の中の工夫で十分に運動量は確保できるのです。

例えばいつもはバスを使っていたのを自転車や徒歩に変えたり、1つ上の階に行くのにもエレベーターを使っていたのを階段にするだけで十分な有酸素運動になります。

 

ゆっくり入浴と十分な睡眠


男性の場合はシャワーだけの早風呂をしてしまう人も多いと思いますが、汗かき改善のためにはゆっくりとした入浴は効果的なのでぜひ取り入れてもらいたいものです。

特にぬるめのお湯で半身浴をして汗を出すと、代謝が活発になると同時に体が汗をかきやすくなります。汗をかきやすい体は全身の汗腺が目を覚ましている体です。そうなることで顔や脇だけの汗ではなく全身で汗をかくようになれるのです。

ゆっくり入浴と合わせて十分な睡眠を取ることは体の疲れを取り、ストレスを和らげる効果があります。体の疲れやストレスが無くなれば、体はリラックスできるようになって汗腺のコントロールは副交感神経が主体になるので、適度な量で汗が止まってくれるようになるのです。

 

いかがでしたか。多汗症による汗かきと多汗症ではない汗かきはなってしまう理由が全然違います。多汗症の場合は病気や加齢などが原因であるために専門的な治療が必要になってしまうことが多いのですが、多汗症ではない汗かきは主に生活習慣の見直しや日常生活の中の工夫で汗が適度な量で止まってくれる体に改善することが可能です。

多汗症ではない汗かき改善の秘策は3つ。食生活の見直し継続的な運動、そしてゆっくり入浴十分な睡眠です。実はどれも代謝を改善して、脂肪が溜まりにくい体を作るための対策と同じもので、汗をかきやすい体を作ることが汗かき改善になっています。

汗をかきやすい体は体全体で汗をかくので体温を下げる効率が良い上に出る汗は全身に分散されているため、局所的に大量に汗が集中することがなくなって、いつもダラダラ汗をかいているという状態では無くなるのです。汗をかく仕組みを理解できれば汗かき改善は容易に行えますのでぜひ試してみてください。

 

まとめ

大量の汗かきを改善するには

・汗が出る仕組みを理解しよう
・食生活を見直して、無駄な汗が出ない体になろう
・継続的な運動で全身の汗腺の目を覚まそう
・ゆっくり入浴と十分な睡眠で疲れとストレスを解消しよう