足の臭いは、自分では意外と気付かないものですよね。全然臭っていないと思っていたけれど、周りから「足臭いよ」と言われて、ショックに感じた方もいるのではないでしょうか。
自分の足の臭いに気づいてしまうと、その後は気になって過剰に意識してしまい、周りの目も気になりだしてしまうものです。本当は足の臭いを感じているけれど我慢してくれているのではないかと、色々と考えてしまいます。こういう毎日を過ごすのは、非常に辛いものです。
実際に、足の臭いに悩んでいる人は少なくないでしょう。どうにかして足の臭いから解放されたい方、よい方法がないかと探している方、足の臭いを消す方法はあるのです!
そこで今回は、足の臭いとおさらばし、爽やかな足になるために3つのポイントをお伝えします。
足の臭いとさようなら!
爽やかな足にする3つのポイント
足の臭いは雑菌の繁殖が原因
そもそも、なぜ足が臭うのかと疑問に感じている方もいることでしょう。その根本的原因は、雑菌の繁殖です。しかし、それだけでは足が臭くならず、そこに汗と一緒に流れ出た皮脂や角質が加わり雑菌に分解されることで、臭くなるのです。
この雑菌にも、もととなる菌が存在していますが、皮膚の常在菌なので、足の臭いが気になる方だけでなく、臭わない方にも存在しています。では、どこで足が臭うか臭わないかの差が出てくるのか、それは、足が綺麗か汚れているかの違いになります。
足が臭うのは、以下の要因が考えられます。
・足の洗い方が不十分で、古い皮脂や角質、雑菌などが洗い落せていない。
・運動や気候などの影響で、普段よりも多くの汗をかいている(汗と一緒に皮脂や角質も大量に流れて雑菌に分解されるため、足が臭ってしまいます)
足の臭いを消すには、とにかく足を綺麗にしなければならないのです。ほとんどの方が毎日お風呂に入り、足も洗っていることでしょうが、それだけでは不十分といえます。
そこで、足の洗い方や効果的な対策法を紹介します。
しっかりとした洗い方で足を洗う(1段階目)
足の臭いは足から発生するので、足をしっかりとケアするのが重要になります。
足の臭いも個人差があり、少しケアすれば解決する方もいれば、かなり入念にケアしないといけない方もいます。3段階に分けて紹介しますが、1段階目で解決すれば2段階目以降は行わなくても大丈夫です。解決しなければ2段階目を試して下さい。
最初は、足の洗い方です。驚くことに足の洗い方一つで、足の臭いが消える可能性があります。では、洗い方を紹介します。
①洗面器に足がつかるくらいお湯を入れ、足をつけて汚れを浮かばせて落としやすくします(シャワーより足湯がおすすめ)
②手のひらに石鹸を泡立てます(殺菌成分を含んだボディーソープや石鹸を使うこと)
③足の指の間や爪の両脇などは雑菌がたまりやすいので入念に洗います(手の指などで洗いウォッシュタオルなどは使わない。ゴシゴシと洗うのもよくない)
④手で包むようにして足全体を丁寧に洗います
⑤しっかりと洗い流します(泡や石鹸カスが残らないように。これらも足の臭いの原因になる可能性もあります)
⑥水分も足の臭いの原因となるので、指と指の間までしっかりと拭き取ります(タオルから菌がうつらないよう、清潔なタオルで拭くこと)
⑦靴下を履く場合はしかっりと足が乾いてから履く(湿気があるうちから履けば汗をかき、足の臭いの原因になります)
重曹を溶かしたお湯に足をつける(2段階目)
1段階目の方法で、残念ながら足の臭いが解決されなかった方は、2段階目を試して下さい。まだまだ諦める必要はありません!次は重曹を溶かしたお湯に足をつけるという方法です。重曹を使用したことにより、足の臭いが解決する方は多いです。
足の臭いの原因となるのは、イソ吉草酸という弱酸性の物質です。対して重曹は弱アルカリ性なので、この2種類が混ざると酸が中和されるので、足の臭いに効果があります。
重曹には吸水の作用もあり、臭いが含まれた水分を吸水してくれます。この作用も、足の臭いを消す役目をしています。
具体的な方法は、洗面器にお湯をはり、重曹を大さじ2~3杯入れて溶かしたら、足を10~20分ほどつけるだけです。毎日、実践すれば必ず効果が表れます。
ちなみに重曹はスーパーなどで簡単に安く購入できますが、注意点は、きちんと用途を確認すること。中には刺激の強い成分が入っていることがあります。無難なのは、食用のものを選ぶことです。
ミョウバン水スプレーで足の臭いを消す(3段階目)
2段階目まで試しても足の臭いが取れなかったという方は、3段階目のミョウバン水スプレーを試して下さい。ミョウバン水は市販されている足の臭い対策のクリームより効果があります。
ミョウバンには、まず制菌作用があります。ミョウバンを水に溶かすと酸性になり、それを皮膚にかければ皮膚も酸性になります。臭いのもととなる雑菌は酸性下だと繁殖が抑制されるので、制菌作用が生まれます。制菌作用によって、汗と一緒に流れ出た皮脂や角質を分解する雑菌が減少するので、足の臭いに効果があるということなのです。
また、ミョウバンには毛穴を引き締める収れん効果があるので、汗が出るのを抑える制汗作用もあります。汗が出るのを抑えれば、臭いのもととなる皮脂や角質が流れ出る量が減少するので、足の臭いに効果があるということですね。
ミョウバン水スプレーは2段階目の重曹と合わせて使っても問題はないので、併用して下さい。
ミョウバンは安く手に入りますから、ミョウバン水スプレーもぜひ手作りしましょう。では必要なものと作り方を紹介します。
・必要なもの
①ミョウバン(スーパーやドラッグストアでゲットできます)
②水道水(ミネラルウォーターは腐敗が早まるので使えません)
③スプレーボトル(100均で売っているもので大丈夫です)
・作り方
①水とミョウバンを150:1の割合でスプレーボトルに入れます
②スプレーボトルのふたをし、よく振り混ぜます(水が白濁するが気にしなくてもよいです)
③冷暗所に1~3日間放置し、水が透明になっていれば完成です
これでミョウバン水スプレーの完成です。使い方は、足が清潔な状態のときにシュッと直接スプレーするだけです。スプレーしたあとは自然乾燥でも、清潔なタオルで拭きとっても構いません。
目安としては、作ってから1ヶ月くらいで使い切って下さい。
いかがでしたか。足の臭いとお別れするためには、それなりの努力が必要です。でも努力は嘘をつかないので、成果はやればやった分だけ必ず出てきます。
本気で足の臭いに悩み、早く解決させたい方にとっては、どれも簡単なことではないでしょうか。足を丁寧に洗うだけでも、必ず効果はあります。
中には、市販の消臭スプレーがあるし、足の臭いの対策は必要ないかな?と思う方もいるでしょう。ですが、消臭スプレーは一時的な効果であって、足の臭いが根本的に解決したわけではありません。根本的に解決するのに大切なのは、毎日足のケアを続けることです。
これまで以上に足のケアを心がけ、足の臭いとお別れしましょう。あなたの足に幸あれ!
まとめ
足の臭いとおさらばするには
・しっかりとした洗い方で足を洗う
・重曹を溶かしたお湯に足をつける
・ミョウバン水スプレーで足の臭いを消す