円形脱毛症の薬を呑んで症状が悪化した9つの事例

円形脱毛症の薬を呑んで症状が悪化した9つの事例

日本の皮膚疾患の3~5%の頻度だと言われている円形脱毛症。その名のとおり、円形に脱毛するのが特徴です。発症場所は、1ヵ所とは限らず、多発したり、生え際が帯状に脱毛したり、脱毛が全身に及ぶこともあります。

はっきりとした原因が分かっていないため、円形脱毛症の治療は、一人一人の症状や年齢、生活スタイルなどに合わせた薬を服用する対処療法が一般的です。しかし、どんな病気にも言えることですが、万人に効く特効薬はありません。

一人一人の症状や体質が異なるため、ある人によく効く薬が別の人にはまったく効かないということもあるのです。中には、薬を服用したために、症状が悪化したと言うケースも・・。

治療が対処療法しかないので、せっかく治療するなら薬を服用することで症状を悪化させたくないですよね。そこで今回は、円形脱毛症の薬を服用して症状が悪化してしまったケースをご紹介しましょう。治療をする上での参考にしてみてくださいね。



 

円形脱毛症の薬を呑んで
症状が悪化した9つの事例

 

アレルギー体質の人の薬の服用+サプリメントには要注意


ぜんそくや慢性鼻炎などのアレルギー体質の人は、円形脱毛症を発症するリスクが高まる傾向があると言われています。円形脱毛症のおよそ8割の人がアレルギー体質だと言うことからもその発症頻度の高さがうかがえるでしょう。

はっきりとしたことは分かっていませんが、アレルギー体質の人は体内のリンパ球の割合が多いため、これが円形脱毛症に関係があるのではないかとする説があります。

本来、リンパ球は体の中に侵入するウイルスや病原体と戦い、私たちの健康を保つ働きをしています。しかし、リンパ球が増えすぎてしまうと、ちょっとした刺激臭や物理的な刺激などにも過剰に反応してしまうのです。

アレルギー体質の人が円形脱毛症を発症しやすいのもこのリンパ球の過剰反応が原因ではないかと言われています。しかし、自分の症状や体質をよく理解しないまま、治療薬と一緒にサプリメントや健康食品を摂取してしまう人がいます。

これは症状を悪化させる原因となってしまうことがあるので注意が必要です。アレルギー体質の人は、自己判断でサプリメントや健康食品を摂取せずに、医師に相談をしてから摂取するようにしましょう。

 

自己判断でステロイドの服用を急にやめてしまう


円形脱毛症になると、ステロイド系の薬を服用されることが多いですよね。このステロイド系の薬を長期間服用し続けた場合には、薬を止めるときに注意が必要です。

しかし、中には症状が改善した、ステロイドを長期間服用するのが怖いなどの理由で、治療中に自己判断で薬の服用を急にやめてしまう人がいます。

薬の服用を急にやめると、再発する、症状が悪化するなどが現れることがあります。薬の服用を止めたい場合には、安易な自己判断で勝手にやめずに、必ず医師に相談して、医師の指示どおりに薬を減らしていきましょう。

 

強いストレスがかかった出来事をそのままにしている


かつては円形脱毛症の原因は「強いストレス」だと言われてきましたが、現在では強いストレスは円形脱毛症を発症する誘因ですが、直接の原因ではないことが分かっています。

とは言え、強いストレスにさらされると、自律神経のバランスが乱れ、免疫異常を起こし、円形脱毛症を引き起こすことがあります。円形脱毛症になった誘因が強いストレスにあった場合、それが解決されていなければいつまで経っても自律神経のバランスが改善しませんよね。

つまり、その間免疫異常も改善されないと言うことです。そのため、しっかりと薬を服用していても症状がよくならない、症状が悪化するなどが起こります。円形脱毛症を発症するに至った誘因に思い当たる部分がある方は、誘因となった出来事をしっかりと解決することも大切です。

 

治療や症状に対して強い不安感を持っている


ある日突然気づく円形脱毛症。多くの方がショックとともに大きな不安を抱えますよね。「治るから大丈夫ですよ」「気にしないでください」などと言われても、「この薬で本当に治るのだろうか?」「円形脱毛症が治らなかったらどうしよう」などと思ってしまうものです。

しかし、強い不安感はストレスを生み出す原因です。これでは、どれだけきちんと薬を服用していても、症状が悪化する一方。不安を取り除くことは難しいことですが、円形脱毛症は時間がかかっても治る病気です。不安感やストレスを減らすことも治療のひとつと捉え、少しずつ心もケアしていきましょう。

 

薬に頼り過ぎて生活習慣を改善していない


円形脱毛症を治療する薬を呑んでいるからと言って、それに頼り過ぎていてもいけません。はっきりとした原因が解明されているわけではありませんが、本来なら外敵に対して働くはずの免疫力が自分の髪を攻撃してしまう免疫異常が原因だと考えられています。

免疫力を異常に働かせてしまう原因のひとつが不規則な生活習慣です。薬に頼り過ぎて、食生活や生活習慣の改善をせずにいると、症状が悪化してしまうことも・・。薬の服用と同時に食生活や生活習慣をしっかりと見直しましょう。

 

効果がなかなか出ないために途中で薬をやめた


薬の効果を感じないと薬の服用を途中でやめてしまう人がいます。しかし、円形脱毛症の薬は、服用を始めてすぐに劇的な効果が現れるものではありません。薬の効果が実感できるまでには、長い時間がかかることもあると言うことを知っておきましょう。

薬の服用を途中でやめることで、症状が悪化することもあるため、薬の効果を感じないときや薬の服用をやめたいときは、必ず医師に相談しましょう。

 

決められた用量、用法を守らなかった


自己判断で治療薬の量や飲み方を変えてしまう人がいますが、決められた用量や用法を守らないと症状が悪化したり、薬の副作用が起こることがあります。

呑み忘れたので2回分を一度に服用する、早く治したいので一度に服用する量を増やすなど、自己判断で薬の飲み方を変えるのはやめましょう。薬を服用されたときに、薬を呑み忘れた場合の対処法を聞いておくと安心ですね。

 

合わない薬を我慢して飲み続けた


薬には相性があります。体質によって合う薬もあれば合わない薬もあるのです。しかし、中には薬を服用していて体に合わない気がするのに、そのことを医師に相談できずに我慢して飲み続けてしまう人もいます。

合わない薬を服用し続けると、症状が悪化することがあるだけでなく、副作用が起こることもあるため、薬を服用して自分には合わないなと感じたら、それ以上服用せずに早めに医師に相談しましょう。

 

勧められるままにAGA治療薬を服用した


安易な判断で、親などに勧められるままにAGAの治療薬を勝手に服用してしまう人がいます。一時期改善することもありますが、再発したり、症状が悪化したりすることもあるのです。

円形脱毛症とAGA(男性型脱毛症)はまったく異なる疾患なので、治療薬も異なります。また、治療薬はその人の体質や症状などをもとに選んでいるため、自分以外の人に服用された薬を呑むのはとても危険な行為です。勧められるままに人の治療薬を安易に服用することはやめましょう。

 

いかがでしたか。

円形脱毛症の薬を呑んでいるのに症状が悪化してしまうケースをご紹介してきました。薬が効いたことを実感するまでには、個人差がありますが、人によっては数ヶ月もかかることがあるので、諦めずに服用を続けることが大切です。

おかしいなと思ったら素人判断せずに、必ず医師に相談しましょう。また、栄養バランスの取れた食事、規則正しい生活など、健康に良いとされる生活は髪にとっても良い生活です。日ごろから不摂生に心当たりがある方は、この機会に見直してみるのもおすすめですよ。

 

まとめ

円形脱毛症の薬を呑んで症状が悪化した9つの事例

・ アレルギー体質の人の薬の服用+サプリメントには要注意
・ 自己判断でステロイドの服用を急にやめてしまう
・ 強いストレスがかかった出来事をそのままにしている
・ 治療や症状に対して強い不安感を持っている
・ 薬に頼り過ぎて生活習慣を改善していない
・ 効果がなかなか出ないために途中で薬をやめた
・ 決められた用量、用法を守らなかった
・ 合わない薬を我慢して飲み続けた
・ 勧められるままにAGA治療薬を服用した