子供を守ろう!幼児の口臭から発見する心と体の5つの病気

子供を守ろう!幼児の口臭から発見する心と体の5つの病気

幼児の口臭に気付いた時は、とてもショック、と感じる方も多いのではないでしょうか。子供の成長を感じるのは、とても楽しい日々ですよね。昨日できなかった事ができるようになったりするのを見ると、胸がポッと熱くなります。

それと同時に、いつも気になるのが子供の病気。ちょっとした変化を見逃してないかいつも心配になります。子供に何かあったら、もう気が気でないですよね。

おっぱいから離乳食、そして、ようやく色々な食べ物を食べられるようになって、突然出てきた幼児期の口臭。幼児の口臭の発生要因は、様々な病気による場合があります。

子供には元気でずっと遊んでいて欲しいから。口の臭いを嗅いでみて、子供の異変を早期に察知しましょう。それでは、子供を守ろう!幼児の口臭から発見する心と体の5つの病気をお伝えします。



 

子供を守ろう!
幼児の口臭から発見する心と体の5つの病気

 

歯磨きや食べ物を工夫し、虫歯から守ろう


幼児の口臭の発生要因で、一番最初に疑われるのがお口の病気です。食べ物をよくかんで食べる習慣が身に付いてない為に、虫歯になります。それは、殺菌効果のある唾液が不十分だからです。

また、歯磨きが不十分で、奥歯に食べかすが残って、腐敗臭を出す場合もあります。さらに、歯磨きをしすぎた場合も、歯茎が傷つき歯周病になります。

よくかんで食べる習慣を身につけてもらう対策としては、料理の食材は、丸のみしないように、大きめにちょっと固めに茹でます。食感が柔らかい食材は、固い食材を組み合わせます。

例えば、ピーマンとちりめんじゃこの佃煮とかくるみもちとか。お菓子を出す場合は、おせんべいやあられ、ドライフルーツやラスク等の比較的固いものを選びます。

また、食事中の水気は、唾液の本来の自浄作用を妨げてしまうので、食前か食後に出します。歯磨き習慣の対策としては、初めの内は、子供に横になってもらって、親が歯を覗き込みながら、磨きます。

慣れてきたら、歯磨きをする子供の手に、手を添えて磨きます。正しい歯の磨き方を忘れている場合は、歯医者さんで教わるのも1つです。

歯と歯茎の間に対して歯ブラシは45~90度。大きくストロークしがちですが、一本一本を丁寧に小刻みに磨きます。歯垢が残っていて、歯と歯茎の間を強くゴシゴシすると、歯茎に傷が付き、炎症を悪化させ、歯周病になります。

また、歯磨きが苦手な子の場合でも、数日歯磨きをサボるだけで歯肉炎になりますので、食後一緒に歯磨きをする習慣を付けるのも良いですね。

 

鼻づまりや風邪を防ぎ、副鼻腔炎から守ろう


最近では、副鼻腔炎と言う名前の方が定着してきましたが、いわゆる、ちくのう症です。幼児の口臭の原因は、副鼻腔炎の黄緑色の膿です。

副鼻腔炎は、目頭や鼻の横の頬が強く痛みます。顔の副鼻腔は4ヶ所あり、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞、上顎洞と言います。これらが炎症を起こす訳です。

幼児期は、成長して自然治癒したり、顔に影響がある為、内視鏡で手術、と言う場合は、ほとんどないでしょう。治療は、洗浄やステロイド薬を使用したネブライザー療法などの処置などです。

副鼻腔炎はアレルギー等の空気の換気不良、虫歯などの細菌が原因となり、炎症を起こすのでそれを防ぎます。虫歯の対策は上で述べましたが、鼻の空気の換気対策としては、鼻水を防ぐため、アレルゲンを取り除いたり、風邪予防が良いです。

 

マスクやうがいをして咽頭炎から守ろう


喉の風邪と言われる咽頭炎。咽頭炎になると、口の中が乾燥し、粘膜の機能が低下するために幼児の口臭が発生します。鼻から食道までが咽頭ですが、声を出す時に拡声器の働きをします。

咽頭炎は、言葉の如く咽頭の粘膜が炎症を起こしている状態なのですが、細菌性とウイルス性があります。ウイルス性の場合は、自然治癒しますが、細菌性は手術か薬物療法になります。

症状としては、咳、痰、発熱、発疹、呼吸困難、声が出なくなる事があります。ウイルスの種類としては、コクサッキーウイルスやアデノウイルスなどがあります。

コクサッキーウイルスは小児性夏風邪のペルパンギーナの原因ともなるので小児科をまずは受診しましょう。一方、細菌の種類として、溶連菌やインフルエンザ菌などがあります。

溶連菌の場合、副鼻腔炎も併発している可能性があるので、症状が改善しなければ、耳鼻咽喉科に行ってみても良いでしょう。また、虫歯菌から発生する場合もあるので注意しましょう。

対策としては、上記の2種類の病気対策に加え、喉の乾燥を防ぎます。その為に、加湿器を利用したり、マスクを付けると良いです。うがいはイソジンを利用しても良いですが、多用すると粘膜障害の危険性もあります。

お水やお茶でも同様に殺菌効果がありますので、気になる方は、そちらが良いでしょう。うがいのやり方で、いきなり喉をガラガラやりがちですが、そうすると口内の菌が咽頭に流れ込んでしまうので、まずはお口をぶくぶくして口内菌を出してから、喉をガラガラするのがよいと言えます。

 

ストレスを取り除いて胃食道逆流症を予防しよう


胃食道逆流症とは、一時期CMでも話題になっていた、いわゆる逆流性食道炎です。胃酸とともに食べ物が上がってくる胃食道逆流症による幼児の口臭は、とてもキツいです。

症状としては、成長に影響があるほどの嘔吐、胸が痛い、呼吸困難などがあります。胃酸が逆流していき、肺炎や副鼻腔炎になる場合もあります。バリウムを飲んだり、ミルクスキャンをしたり、薬物療法で治します。

治療で改善しないと、神経性の食道狭窄、幽門狭窄も疑われます。乳児期では、授乳姿勢や授乳の後は、げっぷをさせなさいとよく注意されましたが、これも対策の1つです。

幼児期の対策としては、就寝前2~3時間前には食事を終わらせる、枕を高くする、食べ過ぎないようにします。タバコの副流煙が原因の場合もあるので、周りの人はタバコをやめます。

 

怒らずに叱って自臭症を予防しよう


幼児期の口臭で、親から言われた心無い言葉は一生のトラウマになります。口臭が改善しても、臭いんではないかと言う自臭症や自分を好きになれない、自己愛性パーソナリティ障害も併発したり、大人になってからもずっと引きずる恐れがあります。

自臭症は周りの人のちょっとしたしぐさや行動で、自分が臭うと感じ、原因は違う場合でもそう思い込み、他人と接する時に敏感になってしまいます。

幼児の口臭は他臭症で、他の人が臭うと感じます。対策としては、口の臭いを嗅ぎすぎない、臭いについて言い過ぎない、生活習慣を改善すると同時に病院に行くという事です。口臭が完治したら、きちんと治った事を本人に伝え、褒める事が大切です。

 

いかがでしたか。

幼児の口臭は、お口の虫歯、お鼻の副鼻腔炎、のどの咽頭炎、消化器系の胃食道逆流症などから起こります。そこから、一歩対策を間違うと自臭症になってしまうので、子供の心に寄り添える親になりたいですね。

幼児の口臭は、親としてもショックで、どうしてそんなになってしまったのかと悩みます。病気由来の幼児の口臭は、病気が治ってしまえば、解決できるので、それまでの辛抱です。

病院での治療に、子供がきちんと向き合えるように、子供が楽しくなるよう色々工夫しましょう。自宅でも、同時進行で病気再発を防ぐ為に対策しましょう。

その事によって、子供が将来同じように病気で口臭体質になった時に、過去を振り返って、「あの時はああしていたから、ああすればいいや」と思い出せるでしょう。今だけでなく、今回ご紹介した口臭チェックに気をつけて子供の未来を育てていきましょう。

 

まとめ

子供を守ろう!幼児の口臭から発見する心と体の5つの病気

・ 歯磨きや食べ物を工夫し、虫歯から守ろう
・ 鼻づまりや風邪を防ぎ、副鼻腔炎から守ろう
・ マスクやうがいをして咽頭炎から守ろう
・ ストレスを取り除いて胃食道逆流症を予防しよう
・ 怒らずに叱って自臭症を予防しよう