吹き出物は薬では芯から治せない9つの理由とその対処法

吹き出物は薬では芯から治せない9つの理由とその対処法

一昔前は、思春期にできるものをニキビ、大人になってからできるものと吹き出物と呼んでいました。ここ数年になって、思春期をとっくに過ぎた大人でも悩まされることが多いということで、吹き出物イコール大人ニキビと呼ばれるくらい一般的になりました。

思春期ニキビとは異なり、吹き出物ができる原因は複雑に絡み合っています。吹き出物を早く治したいと病院へ通っている人も多数いますが、完全に治らずに長年通うケースもあります。

病院で出される薬は塗り薬や抗生物質の飲み薬ですが、これらは今できている吹き出物にはとても効果があります。しかし、なぜ完全に治らないのかというと、次々に新しい吹き出物が発生するからなのです。

残念ながら薬は一時しのぎに過ぎず、それぞれの原因を根本から解決しない限りは、芯から治すことができないのです。そこで今回は、吹き出物が薬で芯から治せない9つの理由とその対処法について見ていきましょう。



 

吹き出物は薬では芯から治せない
9つの理由とその対処法

 

肌のバリア機能を回復しよう


薬の効能として、例えば吹き出物の炎症を抑える抗生物質があります。炎症を起こして腫れあがっている吹き出物に対しては、たちまち効果を発揮します。しかし実は、抗生物質には吹き出物を治療する効果があるわけではありません。

炎症の原因となるアクネ菌を殺菌し、結果的に炎症を止めているに過ぎないのです。一方でアクネ菌は肌に常駐している菌の一種であり、全てが直ちにニキビの原因となっているわけではありません。

抗生物質の強い殺菌作用によって必要な菌まで一掃してしまい、後々肌が一層ダメージを受けてしまうということもあります。健康な肌を取り戻すには、肌のバリア機能を回復させることが先決です。

 

ホルモンバランスの乱れを整えよう


上記に挙げたように炎症を抑える働きを持つ薬があれば、表皮の角質化を防ぎ毛穴をつまりにくくするレチノイド製剤という薬もあります。吹き出物が発生する過程において効果を発揮するため、白ニキビや黒ニキビなどの早期の吹き出物によく効きます。

使い続ければ予防にもつながる薬ですが、使用を止めてしまうとたちまちニキビが再発することもあります。やはり吹き出物の根本から解決する必要があるのです。

ホルモンバランスが崩れてしまうと肌のバリア機能が弱まったり、男性ホルモンの働きで皮脂分泌が過剰になって吹き出物を引き起こすこともありますから、理想的なバランスを目指しましょう。

 

皮脂分泌を抑えよう


いくら薬を塗って皮脂分泌を抑えたところで、脂っこい食事やアルコールを多量に摂取していては、また新たな吹き出物ができてしまいます。これでは薬を止めた途端に、元通り吹き出物に悩むことになります。

吹き出物を治すためには、過剰な皮脂分泌の元をただしていく必要があります。暴飲暴食やタバコを止めること、女性ホルモン優位にするためにイソフラボンを摂取することなど、出来ることは多くあります。

また後述するように睡眠不足やストレス解消によって改善することもできるので、薬に頼らずに生活習慣を正していきましょう。

 

肌に潤いを与えよう


歴史ある治療薬の中に、硫黄製剤があります。硫黄製剤には殺菌作用、皮膚を柔らかくして毛穴のつまりを防ぐ作用、そして皮脂の分泌を抑えて肌を乾燥させる作用があります。

ニキビができる過程は、固くなった毛穴の中に皮脂が溜まって、アクネ菌が増殖し炎症を起こすという順番で症状が酷くなるため、この3つの成分がニキビに効くというのは間違いではありません。

思春期ニキビにはとても有効ですが、実は大人ニキビには逆効果になることもあるのです。というのも、皮脂を抑制する力が強く働き過ぎて、肌がかえって皮膚を守ろうと皮脂を分泌してしまい吹き出物を悪化させてしまうという悪循環を生むのです。肌の乾燥が原因の吹き出物には、逆効果にもなるという訳です。

 

上質な眠りをとろう


出来てしまった吹き出物を治すために塗り薬を塗ったり、抗生物質を飲んでいても根本の原因を取り除かないことには完全に治りません。睡眠不足からなる吹き出物に関しても同様です。

そもそも肌が受けたダメ―ジは睡眠中に回復していくため、睡眠のリズムが狂ってしまっては治るはずもありません。しかしただ単に長く眠れば良いという訳ではありません。

肝心なのは睡眠の質です。そのためには睡眠から3~4時間後に深い眠りにつくことが大切です。寝る2時間ほど前にお風呂を済ませたり、寝室を間接照明にするなどして深い眠りにつく環境を整えましょう。

 

ストレスは上手く解消しよう


吹き出物の原因が毛穴のつまりや皮脂の過剰分泌にあるというのは、すでにお分かりいただけたことでしょう。いくら薬で一時的に症状が治まっても、再発してしまう理由の1つにストレスが挙げられます。

仕事や人間関係の悩みといった精神的なストレスから、気温の激しい変化などといった物理的なストレスまで様々ですが、いずれも自律神経を刺激します。

交感神経が高ぶっている状態では、皮脂分泌が活発になったり、角質が固くなるという症状が表れます。ストレスを解消するためには、適度な運動をしたり好きなことをして過ごす時間が必要です。

また、気分転換に旅行へ行くなども効果的です。心身ともにリラックスできるよう、自分だけの時間をつくるようにすると良いですね。

 

胃腸の調子を改善しよう


吹き出物ができるときというのは、肌の調子が悪い時とは限りません。体の内部である胃腸機能が低下しているときにも起こりやすいことが分かっています。胃腸の働きが弱まると必要な栄養素を十分に吸収できなくなってしまい、ビタミン不足などに陥ってしまいます。

また、消化しきれなかった老廃物が吹き出物となって表れることもあります。そんなときには赤ニキビなどの痛みを伴う吹き出物ができることが多いため、抗生物質などの炎症を抑える薬が効果的です。

しかし抗生物質を使い続けると抗生物質が効かない菌を生み出してしまったり、予防効果もないために長期的な使用には向きません。暴飲暴食を控えたり、ヨーグルトなどを食べて腸内細菌の環境を整える方が良いでしょう。

 

肌の常在菌と上手く付き合おう


吹き出物の炎症を抑える薬には、殺菌作用を持つものもあります。これは吹き出物の発生に関わるアクネ菌を一掃する目的なのですが、実はこのアクネ菌は誰の肌にもいる常駐菌です。

もともとは害を及ぼすためにいるわけでなく、肌の酸性度を保ち他の病原菌の侵入を防いでいますから、完全に殺菌してしまうと肌のバリア機能が低下してしまう恐れがあります。

アクネ菌が吹き出物を発生させるのは、毛穴の中で角質と皮脂が混ざり合った時ですから、丁寧なスキンケアやホルモンバランスを整えることで改善することができます。また、生活習慣を改善するだけでもアクネ菌が活発になることを防ぐことができるでしょう。

 

肌質の遺伝を知れば怖くない


一時的な薬の効果では芯から治せないという理由の一つに、吹き出物ができやすい肌質というものがあります。例えば毛穴が小さく角栓が詰まりやすいこと、肌の新陳代謝の機能が低いこと、皮脂分泌が多いことなどがあります。

これらの肌質は実は遺伝すると言われているため、その場しのぎの薬による治療では根本的な解決になりません。しかし、遺伝するのはあくまでも肌質であり吹き出物ではありませんので、日頃の食生活や生活習慣を正したり、スキンケアを丁寧に行うことで十分に予防することが可能となるでしょう。

 

いかがでしたか。

繰り返しできる吹き出物を治すために薬による治療を始めたはずが、実は薬では芯から治せないということがお分かりいただけたと思います。

確かにアクネ菌を殺菌したり、皮脂分泌を押さえたりと、吹き出物ができるメカニズムに働きかけることによって、今ある吹き出物を治したり悪化を防ぐことはできるでしょう。

しかし、一旦使用をやめるとまた新たに吹き出物ができるようでは、本当に治療できたとは到底言えません。なぜ皮脂分泌が過剰になってしまったのか。なぜ肌バリア機能が弱まってしまったのか。その原因を日頃の生活から探っていくことが、吹き出物治療の近道となるはずです。

そうしていくうちに食生活の改善や睡眠不足・ストレスの解消など、出来ることはたくさんあるのですから、1つ1つ改善していくことで芯から治すことができるようになるでしょう。いつまでも吹き出物のある肌で悩むことはやめて、明るい自分を取り戻しましょう!

 

まとめ

吹き出物は薬では芯から治せない9つの理由とその対処法

・ 肌のバリア機能を回復しよう
・ ホルモンバランスの乱れを整えよう
・ 皮脂分泌を抑えよう
・ 肌に潤いを与えよう
・ 上質な眠りをとろう
・ ストレスは上手く解消しよう
・ 胃腸の調子を改善しよう
・ 肌の常在菌と上手く付き合おう
・ 肌質の遺伝を知れば怖くない