口臭外来のある歯医者を選ぶ決め手にしたい9つの方法

口臭外来のある歯医者を選ぶ決め手にしたい9つの方法
口臭で悩んでいる方はずいぶん増えました。口臭で悩んでいる方は、奥さんや家族、友人から直接「あなたの口臭は臭い!」と宣告された方と、自分の口臭で他人が迷惑しているのでは?と思い悩んでいる方と、二通りあるようです。

最近は、このように自分の口臭が気になる人が増加したので、口臭専門の外来が増えてきました。でも、口臭外来はどのように検査や治療をするのでしょうか?本当に口臭の治療ができるのでしょうか?

口臭で悩んでいる方も、口臭外来に行くべきかどうか、迷っていることと思います。そこで、口臭外来のある歯医者を選ぶ決め手にしたい9つの方法についてお話ししたいと思います。



 

口臭外来のある歯医者を
選ぶ決め手にしたい9つの方法

 

その1: 専門外来とはどんなところでしょうか?

最近は、症状に合わせた各種の専門外来が増えています。口腔に関する外来でも、口臭外来以外にも、口腔インプラント外来、口内炎外来、顎関節症外来や歯科金属アレルギー外来など多岐にわたっています。

外来とは、その分野の専門の分析機器がそろっており的確な検査ができること、経験豊富な専門の医師に治療やアドバイスが受けれるところです。

 

その2: 口臭外来ではどんなことがわかるのでしょうか?

口臭外来は、歯科部門の主に歯周病専門の歯科医師が担当されていることが多いです。口臭の治療を求める患者が来れば、まずはカウンセリングをして患者の意識や行動、悩みを確認します。

口臭の成分を分析する専用の口臭測定器が備えてありますから、口臭成分の種類や発生量を具体的な数値で評価します。口臭成分とは、一般的には揮発性硫黄化合物の硫化水素、メチルメルカプタンおよびジメチルサルファイドの3成分で、この3成分について患者の呼気中の濃度を測定します。

この3成分の濃度が高い値を示すと、口臭があると判断され、本格的な原因の確認と対策に進みます。

 

その3: 口臭外来の治療の最初の手順はどのようなものでしょうか?

自分では、口臭で周りの人に迷惑をかけていると思っていても、呼気の中に口臭成分があまり検出されない場合があります。この時は、息の臭いを直接医師に嗅いでもらう官能検査を行い、医師の評価を受けます。

もし官能検査でも異臭が無ければ、カウンセリングでの指導で完了です。口臭測定器と官能検査で口臭が確認されると、本格的な原因究明の工程に進みます。

 

その4: 口臭外来に来る患者の口腔内検査はどのようなものでしょうか?

次のステップは、患者の口腔内の検査です。口臭の主な原因は歯周病とも言われています。そこで、虫歯や歯周病などの歯科疾患があれば治療します。

その他、歯周ポケットのチェック、舌苔があれば洗浄、歯石の除去、歯・歯ぐきのクリーニングなどを行います。同時に、口腔内の乾燥度や唾液の分泌量も測定します。

この一連の口腔内の治療や対処でも、口臭が無くならなければ、他の疾患の疑いがあります。

 

その5: 口臭外来に来る患者の口臭の元となっている原因はどのようなものでしょうか?

口臭の原因は、口腔内の疾患以外に、蓄膿症や膿腺、副鼻腔炎や喉の炎症があります。これらは耳鼻咽喉科の領域です。腸内環境が悪化して、悪玉菌が増殖すると腸の調子が悪くなったり便秘になったりすると、口臭の原因になります。

糖尿病や肝疾患も口臭の原因になります。胃腸科系や消化器系、内科の領域です。このように、口臭外来では、患者の健康面全般が対象になるのです。

 

その6: 口臭外来の歯医者はどこにあるのでしょうか?

口臭外来のある歯科医は、口臭に本格的に取り組んでいる歯科医と、総合病院の外来とに分かれます。口臭外来の数は、全国で200~300か所で、東京などの都市部に集まっています。

インターネットで口臭外来の歯科医を検索すれば、容易に見つかります。

 

その7: 口臭外来の利点は何ですか?

口臭外来の利点は、①歯周病専門などの歯科医が中心に活動しています。従って、口腔内の疾患である虫歯、歯周病、歯槽膿漏などが原因の場合は、治療がすばやく行われます。

②口臭外来の場合は、口臭測定器(口臭成分の硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの濃度を測定する機器)や、口腔乾燥度測定器(口の乾燥度合を測定する機器)、唾液測定器などの専門的な分析機器類が揃っています。口臭の原因を素早く発見できます。

③口臭防止のオーラルケアのカウンセリングも受けることができます。心理的なうつに関するカウンセリングも含まれています。これらが利点と思われます。

 

その8: 口臭外来の不安な点は何でしょう?

まず、①口臭外来の専門病院の数がまだ少なく、都会に集中しています。

②地方の方では、口臭外来のある歯科医まで行くのに負担が大きくなる場合があります。

③通院は5~6回必要で、そのたびに時間と交通費が負担になります。

④歯の治療は保険が適用されますが、それ以外の口臭治療は病気と見なされないので、保険適用外となります。

⑤口臭は、すぐに完治するとは限りません。精神的な思い込みや、健康状態の変化により、不意に発生することもあるためです。

口臭外来の人気は、最近高くなっています。中には、予約が1ヶ月以上先になるところもあるそうです。歯科専門の口臭外科であれば直接予約ができますが、総合病院の口臭外科では、紹介状が必要な場合もあります。

平均的な費用ですが、初診料が2万円前後で、診察料(口臭検査費用など)が1万5千円~2万円ぐらいです。口腔ケアの指導があれば、専用の口内ケア用品の購入が必要です。

治療が完了するまでに、5~6回の通院が必要ですので、合計で10万円ほどの費用が発生すると推測されます。これに通院のための交通費が加算されます。

 

その9: 口臭外来のある歯科医を選ぶための決断について

口臭の原因は、歯周病などの歯の原因だけでなく、胃腸や肝臓などの内臓疾患にも関係がある事、それと暴飲暴食や臭いのきつい食べ物を食べることなど、生活習慣に関わる要因が複雑に絡んでいます。

従って、口臭外来で完全に口臭がおさまるということは保証できません。あくまでも、自分の口臭の内容やレベルを数値化したり、専門医の評価や指導を得たりするメリットはあると思います。

 

いかがでしたか?

今回は、口臭外来のお話をさせていただきました。口臭外来は、まだ始まったばかりで、専門医も少なく、システムもまだ十分ではありません。

口臭を医学的に総合的に診察できるところが口臭外来のメリットと思われます。気になると、まずは歯科専門医に行かれて相談されることをお勧めします。

 

まとめ

口臭外来のある歯医者を選ぶ決め手にしたい9つの方法

その1: 専門外来とはどんなところでしょうか?
その2: 口臭外来ではどんなことがわかるのでしょうか?
その3: 口臭外来の治療の最初の手順はどのようなものでしょうか?
その4: 口臭外来に来る患者の口腔内検査はどのようなものでしょうか?
その5: 口臭外来に来る患者の口臭の元となっている原因はどのようなものでしょうか?
その6: 口臭外来の歯医者はどこにあるのでしょうか?
その7: 口臭外来の利点は何ですか?
その8: 口臭外来の不安な点は何でしょう?
その9: 口臭外来のある歯科医を選ぶための決断について