肥満児は要注意!その体形が将来に抱える9つのリスクとは?

肥満児は要注意!その体形が将来に抱える9つのリスクとは?
メタボリックシンドロームは大人の問題と思われがちですが、実は子供の間でも広まっています。「肥満児」の割合は1割を超えており、1970年代と比べると2~3割も増加しています。

欧米型の食事が定着したこと、外で遊ぶ機会が減りゲームで遊ぶことが増えたこと、朝食を抜く・夜型の生活になるなど生活リズムが乱れていることが原因と言われています。

太っていることの一番の問題は、30代や40代などの若いうちに病気にかかるリスクが上がることです。具体的にどのようなリスクがあるのか、見てみましょう。



 

肥満児は要注意!
その体形が将来に抱える9つのリスクとは?

 

その1: 心臓に負担がかかる

太っていることが心臓に負担をかけることは、何となくイメージできるのではないでしょうか。脂肪が増えて重たい体になってしまうと、その体を動かすためにたくさんの酸素や血液が必要になります。

また、体の大きさに合わせて毛細血管も長くなり、今までよりも遠くまで血液や酸素を運ぶことになります。そうすると、心臓は今まで以上に一生懸命働こうとします。

心臓がフル回転して脈拍が増える状態が長く続くと、心臓の肥大化につながります。

 

その2: 膝や腰に負担がかかる

日常生活をしている中で常に、膝には大きな負担がかかっています。平坦な場所を歩くだけでも、体重の3倍の負荷が膝にかかっています。

階段を降りるときは体重の7倍、走るときは体重の10倍にもなります。同じように、腰にも負担がかかります。「立つ」「座る」「かがむ」という動作では、腰への負荷は体重の2.5倍です。

当然、体重が重くなるほど膝や腰への負担は増してしまいます。腰椎の痛みや股関節痛などを発症し、体への負担はとても高くなります。

 

その3: 大人の肥満を助長する

子供のころに太っていると、大人になってからも肥満になりやすくなります。少し動いただけで汗をかく、息切れする、膝や腰に痛みがある、こういう状態では動くのもままなりませんし、運動嫌いの子供になってしまいます。

運動不足が続くと消費エネルギーが減り、さらに太るという悪循環になります。肥満につながる脂肪細胞は、幼少期から思春期までの成長に伴い増えていきます。

大人になってから太るというのは、この脂肪細胞が大きくなることを指します。幼少期に脂肪細胞の数が多くなった肥満児ほど、将来太る可能性が高まります。

 

その4: 出世にも影響する

肥満が社会に与える影響も無視できません。面接、セミナーや交流会など、見た目の印象が大切になるシーンはたくさんあります。

また、通院で仕事を休みがちになる、息切れや動悸がするために仕事の生産性が上がらないなどの弊害もあります。アメリカでは、肥満は自己管理ができない人と思われる傾向があり、部下の管理は任せられないと見られています。

高所得者層ほどジム通いに熱心で、健康に気を遣い、スリムな体形をしています。たとえ有能であっても、太っているという理由だけで仕事に影響が出てしまうのは、もったいないことです。

 

その5: 生活習慣病のリスクが増える

肥満は、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病に深く関係しています。健康な人に比べてこれらの病気の発症率は高くなります。

糖尿病、高血圧、脂質異常症のそもそもの原因は、内臓脂肪の蓄積です。体のエネルギー源である脂肪を蓄える役割がありますが、過剰に蓄えてしまうと「リンゴ型肥満」につながります。

糖尿病、高血圧、脂質異常症は動脈硬化の引き金となり、心臓や脳の病気の原因となります。

 

その6: がんの原因となる

日本人の死亡原因の一位はがんで、その割合は全体の28.7%を占めています(2012年人口動態統計より)。肥満はがんの原因の一つとさえています。

脂質の取り過ぎは、大腸がんや乳がん、子宮がんなどを引き起こします。また、過食傾向の人ほどがんを発症しやすいというデータもあります。

 

その7: その他の病気のリスクも高まる

上記の他にも、肥満はさまざまな病気につながります。睡眠時無呼吸症候群(SAS)、ホルモンバランスの異常、骨折や関節症、逆流性食道、痛風、脂肪肝やすい炎などが代表です。

SASは、眠っている時に呼吸が停止し無呼吸状態になる病気です。肥満は一つの原因で、首周りに脂肪がつき、空気の通り道である気道が狭くなることで発症します。

また、ホルモンのバランスが崩れると、女性の場合は卵巣機能不全を引き起こします。月経周期の乱れ、無月経や無排卵、しいては不妊にもつながってしまいます。

 

その8: 医療費の負担が増える

肥満によって病気にかかりやすくなると、病院に通うことも増えてきます。収入増加があまり見込めない中で、医療費負担が増えることはとても深刻です。

また、脂肪吸引手術や肥満治療カウンセリングなど、健康な体であれば必要がない費用も発生してしまいます。中には健康保険が適法されないケースもあるため、家計をますます圧迫させてしまいます。

 

その9: 死に至る危険性が高まる

肥満の場合、心臓病の死亡率は普通体重の人の1.5倍、糖尿病や高血圧の死亡率は2倍とも言われています。特にBMI(肥満度を表す数値。

身長からみた体重の割合を示している)が30以上の場合、死亡率はぐっと高くなります。

 

いかがでしたか?

このように、肥満体形が将来に与えるリスクには、さまざまなものがあります。肥満は万病のもと。幼少期に肥満児になってしまうのは、少なからず大人の影響もあるものです。

運動の習慣と食生活に気をつけ、将来にわたって健康な生活を送るよう、サポートが大切です。

 

まとめ

肥満児は要注意!その体形が将来に抱える9つのリスクとは?

その1: 心臓に負担がかかる
その2: 膝や腰に負担がかかる
その3: 大人の肥満を助長する
その4: 出世にも影響する
その5: 生活習慣病のリスクが増える
その6: がんの原因となる
その7: その他の病気のリスクも高まる
その8: 医療費の負担が増える
その9: 死に至る危険性が高まる