治りにくいニキビには漢方がよく効く! その7つの理由とは?

 治りにくいニキビには漢方がよく効く! その7つの理由とは?

ニキビは顔やからだなど目に見えるところにできますが、実はからだの中の状態と深い関わりがあります。ニキビには大きく分けて、外側に要因のある「外因性のニキビ」とからだの内側に要因のある「内因性のニキビ」があります。

外因性のニキビは文字通り外から来る刺激によるニキビで、内因性のニキビは、普通の生活をしていてもからだの内側から沸いてくるタイプです。外因性のニキビは比較的治りが早いのですが、内因性のニキビは治療に時間がかかり跡が残るなど、大きな悩みの種となっているのです。

この内因性のニキビに効くとして注目されているのが漢方であり、病院や薬局などさまざまな場面で使用されています。今日は治りにくいニキビに漢方がよく効く7つの理由をご紹介しましょう。



 

 

お血(おけつ)を治す効果がある


内因性のニキビは難治性ニキビ(治りにくいニキビ)とも呼ばれますが、この原因の約9割は「お血」にあるといわれています。お血とは体内の血液はよどんで流れが悪くなっている状態で、血が熱を持っていますので体内にニキビなどの異変が生じやすくなります。

漢方にはこうした独特の血液の状態に対応するものとして「駆お血剤(くおけつざい)」というものがあります。簡単にいうと血の巡りを良くしてからだの隅々まで酸素や栄養素をきちんと運ぶことを促進してくれるものです。お血が解消されて血液がサラサラになれば、治りにくいニキビも次第と改善されていきます。

 

ホルモンバランスを整える効果がある


難治性ニキビの主な原因である「お血」は、ホルモンバランスが崩れたときや体質的にホルモンのバランスが悪い場合に起こります。ホルモンバランスが乱れていると肌のターンオーバーも正常に機能せず、お血になって生理不順になり、月経異常などさまざまな婦人科系のトラブルに結びつきます。

肌に十分な栄養が行き届かないために乾燥が起き、皮脂の過剰分泌が起きて、頑固なニキビへと発展してしまうのです。漢方は人間の持つ体質を変えていきながらニキビができにくい体質に導く手法です。からだの内側からホルモンバランスを正常化させ、血圧や体温を調節することで健康なからだと肌を手に入れることができます。

 

ストレスを軽減させる効果がある


不規則な生活習慣や乱れた食生活は自律神経の安定に大きくかかわっています。ストレスを抱えることで自律神経が不安定になると、ホルモンのバランスが崩れやすくなりますので、治りにくいニキビをつくる原因となってしまいます。

ニキビで悩む人の8割近くは、日常生活や仕事においてストレスを自覚しており、心身ともに疲れやすくなって睡眠にも障害をきたしています。ストレスが溜まりすぎるとからだはそれに対抗しようとして過剰な男性ホルモンを分泌させます。

その影響で皮脂がたくさん分泌され脂っぽい肌になってしまいます。漢方には精神を安定させたりリラックスさせる効果があるものがありますから、上手に利用していきたいですね。

 

胃腸の働きを良くする効果がある


ニキビを改善するためにはバランスの良い食生活が必須ですが、胃腸の働きが悪ければ効率よく栄養を吸収することができません。胃腸が正常に働き、消化吸収が良くなってはじめて美肌をつくる栄養が吸収されますので、まずは規則的な食生活を心がけて体内のリズムを取り戻しましょう。

暴飲暴食やあぶらっこいものに偏った食事は胃腸の機能を弱めてしまいますので、美肌をつくるビタミンやミネラルなどの栄養素が吸収されにくくなってしまいます。漢方は穏やかに胃腸の働きを良くして栄養の吸収を促してくれる働きがありますから、からだの内側からニキビができにくい肌を作ることができるのです。

 

ニキビの種類ごとに異なる漢方を使う


一般的なニキビ治療というと塗り薬や内服薬を処方されるのみですが、漢方ではニキビの種類によって体内の状態やニキビの原因を突き止め、それぞれ異なる漢方が処方されます。

●赤ニキビ…赤く腫れて痛みがあるニキビこれは血に熱がこもった「血熱」の状態ですから、清熱解毒や血熱作用のある漢方が処方されます。五涼華、清営顆粒など。

●黄ニキビ…膿んで膨らんだニキビ赤ニキビと同じく腫れて化膿しており、熱と痛みを伴うケース。これはからだに「湿熱毒」が溜まった状態ですので、湿熱毒をとる作用のある漢方が処方されます。五涼華、瀉火利湿顆粒、黄連解毒湯など。

●白ニキビ…白~肌色のぽつぽつした小さなニキビ額や小鼻周りに多く見られる白ニキビは、小さくたくさんできるのが特徴です。これは呼吸器官が弱く、皮膚に肺熱がこもりやすい状態ですから、肺熱をとる作用の漢方を使用します。涼解楽、五涼華、清上防風湯など。

●紫ニキビ…触ると硬めの紫色のニキビこのニキビは体内に老廃物が溜まっており、血の巡りの悪さを表しています。漢方で血行を良くして代謝を良くする必要があります。使用される漢方は五涼華、田七人参茶、沙棘油、温胆湯など。

 

個々にあった漢方が処方される


漢方はニキビの状態だけでなく、生活状態や舌の状態などから体質やタイプを判断し、個々に合った治療方法を考えて漢方が処方されます。現在の状態を改善するだけでなく、なぜそうなったのかということに重点を置き、繰り返さないためのケアもしっかりしています。

また薬局などによっては、相談者に応じた漢方薬をオーダーメイドで製造することもあり、個々にあった漢方薬が処方されることで高い効果を期待することができます。

 

抗生物質などに比べると副作用が少ない


漢方は自然の生薬が原料としてつくられているため、服用者にリスクの少ない治療薬です。もちろん薬として使用されているものですから、全く副作用がないとは言い切れませんが、漢方薬は西洋薬と比較すると副作用はさほど強くありません。

漢方薬は安全性にも優れているとして世界的な注目が集まっていますが、万が一胃もたれや不調を感じた場合はすぐに服用を止めて医師や薬剤師に相談してください。

 

いかがでしたか。

ニキビは外用薬やスキンケアだけでなく、生活習慣の改善やからだの内側からのケアがとても大切です。日本や欧米の医学ではニキビが皮膚病の一環とされていますが、漢方の本家である中国の医学では「ニキビは内傷病」、つまりからだの内側に原因があると考えられているのです。

ニキビは肌表面の症状ですので、塗り薬や洗顔などで一時的な改善は可能ですが、からだの内側から本質的に治療しなければまた同じ症状を繰り返してしまいます。「皮膚は内臓の鏡」といわるようにからだの内側の状態は肌に現れますから、内面からしっかりケアして健康的な素肌を手に入れてくださいね。

 

まとめ

治りにくいニキビには漢方がよく効く!その7つの理由とは?

・ お血(おけつ)を治す効果がある
・ ホルモンバランスを整える効果がある
・ ストレスを軽減させる効果がある
・ 胃腸の働きを良くする効果がある
・ ニキビの種類ごとに異なる漢方を使う
・ 個々にあった漢方が処方される
・ 抗生物質などに比べると副作用が少ない