口臭は胃を治せば解消するかも!原因になる病気とは

口臭は胃を治せば解消するかも!原因になる病気とは
いろいろとケアしても口臭が消えてくれない人は胃の具合を疑ってみた方が良いですよね。口臭にもいろいろあります。卵が腐ったような硫黄臭いもの、アンモニアのようなツンとくるもの、甘酸っぱいようなものなど。

臭い方でおおよその原因がわかるってご存知でしたか?たとえばアンモニアのような臭いがする場合は肝臓の働きが弱っている場合です。甘酸っぱい場合は食道のトラブルや糖尿病の疑いがあります。そして口臭の中で一番多いのが卵が腐ったような硫黄臭。この口臭の原因は胃の消化不良なのです。

食べた物は胃で消化されますが、胃の働きが弱っていると十分に消化しきれずに胃の中で異常発酵して口臭の素である硫化水素を発生させてしまいます。胃が原因なら胃薬を飲んでおけばいいやと簡単に考えるのは危険です。硫黄臭い口臭は胃が何かの病気を抱えているかもしれないという警告信号です。

そこで今回は硫黄臭い口臭の原因になる胃の病気についてお伝えします。



 

口臭は胃を治せば解消するかも!
原因になる病気とは

 

胃の口臭は肺から出る


胃の中に発生した卵の腐ったような臭いは胃から食道を通って口から出てくるわけではありません。実はこの臭いは肺から出ているんです。胃で発生した硫化水素は食道から逆流するのではなく、腸に送られて吸収されます。

吸収された硫化水素は血液に混ざって肺に運ばれ、肺で酸素と交換されて呼気といっしょに吐き出されるというとても面倒なステップを踏んで口臭になるのです。このため少し胃が荒れてるくらいでは硫化水素は吐き出される呼気にまで到達できません。胃で発生した臭いの素が実際に口臭になるということは胃が病気などで悲鳴をあげている証拠なのです。

 

胃炎


胃がもたれるとか胃が痛むのは胃が荒れている証拠です。多くは胃の粘膜に炎症が起きている状態によって引き起こされます。この状態が胃炎ですが、胃炎を放っておくと胃潰瘍を引き起こしてしまう恐れがあります。

胃炎には急性胃炎慢性胃炎があるのですが、口臭の原因となるのは慢性胃炎の場合が多いようです。いつも胃がもたれているような場合は口臭が胃から出ている可能性が高くなります。

 

胃潰瘍


胃潰瘍は胃の粘膜に傷ができた状態です。よく胃潰瘍は胃に穴があく病気と言われますが、実は胃の粘膜が欠落して胃壁がむき出しになった状態を言います。口内炎が胃の中にできているような状態になり、むき出しになった胃壁を胃酸が溶かしてしまうと胃に穴があくのですが、これは胃潰瘍でも重症な状態です。

口内炎ができると口の中の粘膜が欠落して神経がむき出しになったところに刺激物が当たることで痛んでいます。それが酸だったらもっと痛いことは容易に想像が付くでしょう。胃潰瘍は胃炎よりもかなり重症です。当然消化は滞り、硫化水素もどんどん発生してしまいます。

 

胃下垂


女性の中には胃下垂になっている人が多いようです。一概に病気とは言えませんが、口臭を胃が発生させる大きな原因の一つと言えます。胃下垂は胃が正常な位置よりも異常に下までさがってしまった状態です。

胃下垂は胃の中で消化しきれていない残留物が溜まり、その重みで胃が引き伸ばされることで起こります。胃から出る口臭の原因である硫化水素は胃の中で消化しきれないものが発酵してできるのですから、胃下垂の状態の胃の中は硫化水素でいっぱいの状態

胃下垂になってしまう原因には暴飲暴食、過度の披露やストレスなどの心理的要因骨盤の歪みなどの身体的要因があげられます。無茶な飲み食いをすると胃は入ってきたものをすぐに消化しきれません。消化しきれないものが残っているのにさらに食べたり、飲んだりを繰り返す暴飲暴食によって、胃は残留物で重くなってしまい、結果として胃が下がってしまうのです。

過度な疲労やストレスが重なると自律神経のバランスが乱れてしまいます。自律神経のバランスが乱れることで胃の働きも不十分になり、消化不良が引き起こされてしまうのです。最後の身体的要因は胃を支えていた骨盤が歪んでしまうことで胃の位置が下がってしまうというもので、胃が下がってしまったことで胃に変調が起きて食べ物の消化が滞ります。

 

ピロリ菌


胃炎や胃潰瘍の人の多くはピロリ菌に感染しています。ピロリ菌は胃の中で酵素を出しアンモニアを発生させ、胃酸から身を守っていますが、このアンモニアが硫化水素と同じような臭いを出しまうのです。

ピロリ菌は慢性胃炎や胃潰瘍などの原因となる細菌です。また胃がんの発生原因の一つでもあります。卵の腐ったような口臭に気がついたら、他の胃の病気とともにピロリ菌の検査もしておきましょう。

 

いかがでしたか。卵の腐ったような硫黄臭い口臭は胃に原因があると考えられます。胃から出る臭いは胃の中で消化しきれずに残った食べ物が異常発酵して発生した硫化水素によるものです。胃が食べ物を消化しきれない場合、胃が病気などのトラブルを抱えていると言えます。

胃炎や胃潰瘍、胃下垂などは口臭につながる胃の病気です。いずれも病気で胃が不調を来し、食べ物の消化が滞り、胃の中で硫化水素が発生してしまいます。これ以外にもピロリ菌感染も要注意です。ピロリ菌は自ら出す酵素でアンモニアを発生させますが、このアンモニアが硫化水素と同じような硫黄臭を出してしまいます。

ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍の主な原因であるばかりか、胃がんの発生原因の一つです。卵の腐ったような口臭が出たら、胃の中のピロリ菌の検査も行っておいた方が良いでしょう。

 

まとめ

卵の腐ったような硫黄臭を治すなら

・慢性胃炎や胃潰瘍を疑おう
・ぽっこりお腹なら胃下垂を疑おう
・ピロリ菌に感染していないか検査しよう