この匂いならこの胃の病気かも? 危険な口臭・7つの種類

この匂いならこの胃の病気かも? 危険な口臭・7つの種類
友人や知人と会話を楽しんでいる時、相手の口臭が気になると、テンションが下がってしまいますよね。できれば、口臭のある相手とはあまり話したくないと思ってしまうこともあるかもしれません。

だからといって、相手に口臭を指摘してあげるのはなかなか難しいので、だんだんと距離を置いてしまうこともあるでしょう。口臭予防は、人とのコミュニケーションを取る上で、大切なエチケットの1つです。

たかが口臭とは考えず、口臭の原因を知る必要があります。口臭には、さまざまな種類があり、食べ物からのにおいが原因の場合もありますが、胃や腸などに何らかの病気がある可能性もあります。そこで今日は、ただ「臭い」というだけでなく、口臭の原因を知り、口臭を改善する方法についてお伝えします。



 

この匂いならこの胃の病気かも?
危険な口臭・7つの種類

 

アルコールは適量を守りましょう


お酒を飲んだときの口臭は、アルコールに含まれるアセトアルデヒドが、血流にのって胃や肺、さまざまな粘膜から出てしまうことによって口臭の原因となります。また、アセトアルデヒドが蒸発する際に、口臭だけでなく体臭も引き起こします。

さらに、アルコール自体が口の中を乾燥させてしまうことも、口臭をひどくさせてしまいます。アルコールには、利尿作用があるため、分解される時に大量の水が必要となります。

このため、口の中の水分を奪い、細菌が繁殖しやすくなることで匂いがきつくなります。アルコールは飲みすぎると、胃の粘膜に障害を起こしてしまい、胃腸障害が原因で口臭を発生してしまいます。アルコールの取りすぎには十分に注意し、適量を守りましょう。

 

においの強い食べ物は体臭の原因にもなるので気をつけましょう


ニラやニンニク、ねぎなどの、においの強い食べ物を食べると、口臭の原因となります。これらの野菜に含まれるアリシンという物質が胃腸で吸収されることによって、口臭だけでなく、体臭も引き起こします。

口臭を防ぐためには、牛乳を飲むことがおすすめです。牛乳は、食事中か食後一時間以内に飲むことで、口臭予防の効果が発揮されます。なお、牛乳を飲んでも改善されず、食べ物が腐ったような匂いの場合は、食道や胃になんらかの病気があって、食べものがスムーズに流れていかないことが口臭の原因かもしれません。

最悪の場合、食道や胃、のどなどに進行性のガンが要因となっていることもありますので、ただの口臭だからと甘く考えず、病院を受診するようにしましょう。

 

腐った卵のような匂いには注意しましょう


病的な口臭は、歯周病、むし歯、歯垢、歯石、舌苔といった、口の中に原因がある場合はほとんどです。しかしながら、卵が腐ったような、鼻をつまみたくなる臭いがする場合は、胃腸が痛んでいる可能性があります。

具体的には、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気の疑いがありますので、病院で検査が必要です。また、消化されずに残ってしまった食べ物の残りかすが、体内で腐ってしまい、匂いの原因となって口臭や体臭を引き起こしていることもあります。

口臭予防には、歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシなどをつかってきちんと歯磨きをすることや、舌ブラシなどを使って舌苔を除去することが大切ですが、それでも口臭が強い場合は、早めに病院を受診しましょう。

 

腐った肉のにおいにも注意しましょう


胃の働きが十分でない場合や、食べすぎてしまった場合に、胃の中に食べ物が長くとどまってしまうことで、食べ物が腐ったような生臭いにおいが発生することがあります。

あまりにも食べ過ぎて、胃炎を引き起こすと、胃の壁の一部が壊死することで、生肉が腐ったようなにおいになります。また、胃の病気だけではなく、蓄膿症や鼻炎、扁桃腺炎などの鼻やのどの病気でも同様の匂いがします。

肺炎や気管支炎などの呼吸器系の病気の場合にも、強い口臭の原因になります。このほかにも口の中に口内炎ができたり、歯肉炎、歯槽膿漏などの病気の場合も、口臭がひどくなります。

虫歯を治療したり、口の中を清潔に保つように心がけても、匂いが気になる場合は、体に何らかの病気があることが予想されます。

 

酸っぱい口臭にも気をつけましょう


年配の方と話していると、酸っぱいにおいがすることはありませんか?これは、口臭というよりも、胃酸が上がってくることが原因で起こる臭いです。年齢を重ねるごとに、胃の筋肉がだんだんと緩んでくるため、胃酸が上にあがってくるようになります。

このため、口の中が中性から酸性に変わってしまい、酸っぱい臭いも上がってきてしまうのです。高齢者だけでなく、若い人でも逆流性食道炎という症状の場合は、酸っぱい匂いがします。

この病気になると、食事前にぜんそくのような激しい咳をしたり、食欲不振に陥るなどの症状が見られます。逆流性食道炎は、胃酸の分泌を抑える薬を飲んだり、アルコールを控えることで症状が軽くなります。定期的に病院に通院することが大切です。

 

胃が悪いことで起こる「舌苔」にも気をつけましょう


口臭は、胃が悪いことが原因ではないという説もあります。なぜなら、食道と胃の間は噴門により、食物が通るとき以外は閉鎖されているため、においが上がってこないような仕組みになっているからです。

それでも、においがあるというのは、胃腸の調子が悪いことで舌苔ができていることによる口臭かもしれません。舌を見ると、病気の症状がいろいろ分かりますので、鏡を見て、こまめに舌の様子をチェックするようにしましょう。

舌が白すぎる場合は、辛い物や熱い物など、舌に刺激を与える物を食べ過ぎた時や、喫煙などによる影響が考えられます。舌が黒くなると、副腎がんや皮膚がんの恐れもありますので、口臭だけでなく、舌の状態も観察し、異常が感じられたら皮膚科や口腔外科を受診しましょう。

 

ゲップの匂いにも気をつけましょう


ゲップは、食べ物と一緒に空気も飲み込んでいることから起こります。通常は数回で治まりますが、何度も何度も出て、おならのような臭いにおいがする場合は、胃腸に何らかの病気が考えられます。

胃腸の機能が低下すると、消化するための収縮運動がうまく行われないようになります。そのため、空気やガスを上に戻そうとするため、これがゲップとして出てきます。

胃腸の働きがかなり低下している場合は、ゲップがたくさん出るようになり、胃が荒れている事から、口臭もゲップの匂いもきつくなります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の場合は、胃酸がこみあげてくるような酸っぱいゲップをします。

胃がんの場合も、同じような症状を伴うので、頻繁に酸っぱいゲップをするようになったら、痛みなどがなくても胃の検査を受けるようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

病的口臭は、虫歯や歯周病、舌の汚れなども考えられますが、胃腸障害などによる病気が原因によるものもあります。生理的口臭のように、誰にでも起こる口臭ではなく、病気の症状として発生するもので、他人に不快感を与えてしまうぐらい匂ってしまうものです。

口臭は、自分では気づきにくいものですから、周囲の人の様子が変だと感じた時や、誰かに口臭を指摘されたときは、かなり口臭がひどいと考えてもよいでしょう。

歯磨きをしても匂いが収まらず、口の中の原因が考えられない場合は、鼻の病気や胃腸疾患が考えられますので、病院で検査を受けることが必要です。

歯科による定期健診を受けるなど、日頃から口内ケアを心がけましょう。口臭を気にしすぎるのも問題がありますが、周囲の人に迷惑をかけないように配慮することも大切です。

 

まとめ

胃の病気かもしれない危険な口臭の種類

・ 腐った卵のような匂いには注意しましょう
・ 腐った肉のにおいにも注意しましょう
・ 酸っぱい口臭にも気をつけましょう
・ 胃が悪いことで起こる「舌苔」にも気をつけましょう
・ ゲップの匂いにも気をつけましょう