口臭は病気からくるのかも?本当の原因と7つの疾患

口臭は病気からくるのかも?本当の原因と7つの疾患
口臭の原因と言うと、病気のことはあまり考えないですよね。うがいや歯磨きで対処しようとしたり、歯周病やドライマウスというのはよく聞かれます。しかし、うがいを何回しても、いくら歯磨きをしても、臭いが治まらないことがあります。

ニンニク、ネギ、酒、タバコなどによる臭いは、身に覚えがあるので自覚しやすいです。女性の場合は、生理や妊娠時などホルモンバランス変化による口臭ということもあります。年齢特有の加齢臭もありますね。

実際には、口臭で、どんな病気なのかを判断する場合もあるので注意も必要なのです。そこで今回は、「口臭は病気からくるのかも?本当の原因と7つの疾患」ということで、参考にしていただきたい情報をお伝えします。



 

口臭は病気からくるのかも?
本当の原因と7つの疾患

 

歯周病などの口内の病気


口臭の原因と考えられる病気には、口内で起こるものとして、歯周病、虫歯、ドライマウスがあります。重い病気としては、口腔がんがあります。それでは、順番に、どのようにして口臭が発せられるのかを確認しておきましょう。

歯周病の場合は、歯周ポケットが深くなって、歯垢や歯石がついて、膿がたまるようになって、口臭の原因となる物質が発生します。虫歯の場合は、歯が溶けて発酵したり、神経が腐ったりすることによって、口臭が出ることがあります。

ドライマウスは、唾液の分泌が少なくなって、口内の細菌が増殖することによって口臭が出ます。口腔がんは、舌がん、頬粘膜がん、歯肉がんなどにより、口臭が発生することがあります。がんの心配がある場合は、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、大学病院、総合病院などで診断してもらってください。

 

膿が副鼻腔の中に溜まる蓄膿症


口臭の原因と考えられる病気には、膿が副鼻腔の中に溜まる蓄膿症があります。蓄膿症では、鼻の奥にある副鼻腔で炎症が起こって溜まった膿が、鼻と口がつながっているということで口臭となることがあります。

また、鼻呼吸ができなくて口呼吸になることによって、口内が乾燥するので、ドライマウスの口臭が起こることもあります。蓄膿症による口臭は、その臭いに本人が敏感になりやすいです。

 

胃腸が弱っている場合


口臭の原因と考えられる病気には、胃腸が弱っている場合が挙げられます。胃炎や十二指腸炎など、消化器系の病気ですね。臭いの特徴は、ゆで卵の腐ったような感じ、または、温泉の硫黄のような感じです。

これは、直接的に、胃の中に臭いが口に運ばれるのではありません。胃が荒れていることで、口臭は発生しません。消化器系が弱くなると、吸収される前に食べ物が発酵して、臭いの原因となっている硫化水素が腸壁から吸収されて、血液に混ざって、肺に運ばれて、吐き出す呼気の中に混ざって、口臭となるのです。

 

肝臓が弱っている場合


口臭の原因と考えられる病気で、肝臓が弱っている場合は、臭い物質を押さえる働きが機能しなくなるからです。肝臓の働きが弱いと、アンモニアが分解されずに肺まで運ばれるのです。また、体全体からキツい臭いがする特徴もあります。

アルコール摂取、飲酒によって、肝機能が低下すると、アンモニア臭、あるいは、カビた雑巾のような臭いがするようになります。肝硬変や肝炎などが疑われるので、早めの診断をおすすめします。

 

呼吸器官系の病気


口臭の原因と考えられる病気には、呼吸器官系の病気という場合もあります。気管支炎、肺炎、肺結核、肺癌、肺気腫、鼻炎、扁桃炎、胸膜炎、咽頭炎、喉頭炎などです。

呼吸器官系の病気の場合は、炎症している部分が化膿していると、膿の臭いが口臭となることがあります。また、ドライマウスのような症状になりやすいのも特徴の一つです。

 

糖尿病


口臭の原因と考えられる病気で、糖尿病の場合は、甘酸っぱい臭いがします。口臭だけではなく尿からも、臭いがするようになります。糖尿病になると、糖をエネルギーに変えられない分、脂肪を分解してエネルギーにするのですが、その分解に、ケトン体という物質が必要になって、甘酸っぱい臭いがするようになるのです。

 

がんの臭い


口臭の原因と考えられる病気として、「がん」にも特有の臭いがあることも分かっています。がん細胞が死んで、その臭いが血液に溶け込んで口臭となります。がん探知犬の実験では、がんの種類の臭いをかぎ分けることに成功したという結果があります。

また、口臭治療のガイドラインでは、胃がんの場合は、「卵の腐った臭い」がするとされています。

 

以上、口臭は病気からくるのかも?本当の原因と7つの疾患についてお伝えしました。歯周病と虫歯の場合は、正しい歯磨きと歯科医に行くことで解決できます。ドライマウスは、アメやガムで唾液を出すようにすることで対処できます。

胃腸、肝臓、呼吸器系が心配される場合は、深刻度が増します。特に、肝機能が低下の場合はわかりやすく口臭が変わります。アンモニア臭、あるいは、カビた雑巾のような臭いがする場合は、早めに病院に行きましょう。

問題なのは、がんの場合です。口臭で判断するというよりは、健康診断や人間ドッグなどで早期発見することが賢明です。言えることは、口臭が酷い時は、重い病気が原因であることも考えれるので注意が必要だということです。

 

まとめ

口臭の原因と疾患

●歯周病などの口内の病気。
●膿が副鼻腔の中に溜まる蓄膿症。
●胃腸が弱っている場合。
●肝臓が弱っている場合。
●気管支炎などの呼吸器官系の病気。
●糖尿病による臭い。
●がんの臭い。