メサイアコンプレックスの人が陥る、とても怖い5つの罠

メサイアコンプレックスの人が陥る、とても怖い5つの罠

メサイアコンプレックスという言葉を知っていますか。メサイアコンプレックスとは救世主妄想ともいわれています。メサイアとはメシア(救世主)を意味し、困っている人を見かけると助けずにはいられない人を意味します。この言葉だけでは、他人に対して愛情深く慈悲深い優しい人のように感じるかもしれませんが、メサイアコンプレックスの人はただ優しいだけでそのような行動に出るのではないのです。

メサイアコンプレックスの人は誰かを助けることにより自分の存在意義を見出したり、誰かを救うことで自分を優位に立たせるという、簡単に言えば他人の為と言いながらも自分の為の行動で、その行動により他人に良くない影響を与えてしまうことが問題となっています。

今日はまだちょっと聞きなれないメサイアコンプレックスについて詳しくお伝えします。



 

メサイアコンプレックスの人が陥る、
とても怖い5つの罠

 

1.相手が迷惑がっていても気づかないばかりか、更にしつこく付きまとってしまう傾向があります


メサイアコンプレックスの人は自分がその人を救ってあげなければならないという妄想に縛られている状態ですので、相手が迷惑がっていてもその行為を止めようとしない傾向があります。そればかりか、自分がもっと頑張って救ってあげなければ相手はもっと辛いことになるとばかりに更にしつこく付きまとってしまったりするのです。

 

2.相手に過剰な感謝を期待しがちです


メサイアコンプレックスの人は自分は崇高な考えをもった救世主なのだから、自分がとった行動は感謝されて当然だと考えます。人は誰かから親切にされたら自然と感謝の言葉がでてくるものです。逆に、その親切が自分の求めるものと違った場合(いわゆる親切の押し売りだった場合)には、迷惑と感じることはあっても感謝の言葉は出てこないでしょう。

しかし、メサイアコンプレックスの人は自分は正しいと信じているので感謝されないことに不機嫌になったり、逆に相手を攻撃してしまったりという問題行動を起こしてしまうのです。

 

3.相手を助けるふりをしながら、相手を自己嫌悪に陥らせ優位に立つという怖い状況を作り出します


困っている人を助けることは素晴らしいことです。しかし、助けた後に相手がやっぱり自分はこの人がいないとダメなんだ、、何もできないんだ、、という感情を植え付け、自分という人間の存在価値を上げ優位に立とうとするというのがメサイアコンプレックスの最も恐ろしいところです。

 

4.相手の良いところには目をつむり、悪いところにばかり目を向け攻撃します


メサイアコンプレックスの親が子にしがちな行動に子どもの良いところを褒めようとせず、悪いところばかり見つけ出し責めるというものがあります。

例えば、運動神経は良いけれど勉強は苦手な子供の親が他の人から「お宅のお子さんは運動が得意で良いですね」と褒められたとき「運動ができても、勉強が出来なければ将来なんの役にも立ちません。将来が不安です。」なんていう言葉を子供の前で平気で言ったりするのです。

子供は出来ることは褒めてもらえず、出来ないことばかり過大に責められるので自己肯定感がもてなくなってしまいます。

 

5.他の人にも自分と同じような行動をとるよう要求します


メサイアコンプレックスの人は元々は自分に対して劣等感を抱いている人が多いのです。ですから、誰かを助けることにより自分はこんなに価値のある人間なんだ、人に必要とされる人間なんだと劣等感を克服しているのです。

しかし、メサイアコンプレックスの人の困るところは他人にも自分と同じように誰かを助けるよう要求することです。自分は誰かを助けることによって自分の存在価値を見出しているので、それを否定されると自分の存在自体も否定されているように感じ、殊更相手につきまという傾向があります。

 

以上、メサイアコンプレックスについてまとめてきましたがいかがでしたか。

メサイアコンプレックスとは自分の劣等感を克服するために、誰かを助けることにより自分の存在価値を見出すだけでなく、今度は助けた相手を心理的に追い込むことにより自分を優位に立たせるという、いわゆる共依存関係をつくりあげる恐ろしいものだということがわかりました。

メサイアコンプレックスの克服には誰かを利用することなく自分の劣等感を克服する事、自分自身が自分を誰かと比べることを止めて、自分を肯定してあげることが大事なことだといえるでしょう。

そしてメサイアコンプレックスの人との共依存関係に苦しんでいる人は、すぐにその人から離れましょう。その人はあなたを劣等感でいっぱいにしても幸せにしてくれることはないのですから。

 

まとめ

メサイアコンプレックスの人が陥る、とても怖い5つの罠

・相手が迷惑がっていても気づかないばかりか、更にしつこく付きまとってしまう傾向があります。
・相手に過剰な感謝を求めがちです。
・相手を助けるふりをしながら、相手を自己嫌悪に陥らせ優位に立つという怖い状況を作り出します。
・相手の良いところには目をつむり、悪いところにばかり目を向け攻撃することにより、相手が自己肯定感をもてないような状況に追い込みます。
・他の人にも自分と同じような行動をとるよう要求します。