猫背になる原因って?知っておきたい4つのこと

猫背になる原因って?知っておきたい4つのこと
子供の頃に猫背の原因になるから頬杖をついちゃダメって言われたことがありますよね。みんなで撮ったスナップショットで自分だけが背中を丸めて首を前に突き出した格好悪い姿勢で写っているのを見てビックリした経験がある人も多いのではないでしょうか。

猫背になってしまうと姿勢が格好悪いだけではなく、首の痛みや肩こり、腰痛の原因になるばかりか、内臓の働きにも悪影響が出てしまいます。頬杖をしたり、パソコンやゲームを覗き込んむような前かがみの姿勢。こういう姿勢をしていると猫背の悪循環に陥ってしまいますよ。

すらっとしたきれいな姿勢を維持したいと誰でも思っているはず。猫背の原因を知れば、有効な対策も自ずと見つかってくるものです。そこで今回は猫背になってしまう知っておきたい4つの原因をお伝えします。



 

猫背になる原因って?

知っておきたい4つのこと

 

原因のわからない肩こりは猫背のせい


猫背というと背骨が丸まった状態をイメージしますが、人間の体は首から骨盤にかけてS字を描くように曲がっているのが正常な状態で、それ形が歪んでしまった状態を猫背なんです。

人間の頭はかなり重くて、その重さは体重の10%くらいあります。首から骨盤にかけてS字を描くことで、頭の重さを首から骨盤にかけての体全体に分散させているんです。猫背になると本来分散されるべき頭の重さが首や背骨のどこかに集中してしまいます。

たとえば首の付け根から頭にかけて反り返った状態にあるべき首の骨が直線の状態になってしまうストレートネックという症状も猫背のひとつです。

首の骨が反り返っていないと首全体にかかるはずの頭の重さが首と背骨の境目の関節に集中してしまい、周りの筋肉が常に緊張した状態になってしまいます。そして緊張した筋肉に連動する筋肉も連鎖的に緊張状態が続くことで首が痛くなったり、肩こりしてしまうのです。病院を回って調べたけど原因がわからない肩こり。本当の原因は猫背かもしれません。

S字状であるべき首から骨盤にかけての骨の並びを崩してしまう原因には以下の4つがあります。

・筋力の低下
・筋肉の柔軟性の低下
・背骨の可動域の減少
・背骨に良くない生活習慣

 

筋力の低下


猫背の原因が筋力の低下と聞くと背筋が弱っていると考えがちですが、背筋だけが猫背の原因ではありません。人間の姿勢の中心である頚椎から脊椎、骨盤は背筋以外にも腹筋や胸・肩の筋肉、足腰の筋肉が協業して支えています。

背筋さえ鍛えれば猫背が治るわけではないのです。体全体の筋肉がバランスをとっているので、どこか1箇所を鍛えればいいというわけではありません。

よく体幹を鍛えると良いと言われます。体幹というのはインナーマッスルと呼ばれる体の内側の筋肉でこれを鍛えるためには全身のバランスを考えたトレーニングが必要です。猫背を治すための筋力トレーニングをするならインナーマッスルのトレーニングが良いでしょう。

 

筋肉の柔軟性の低下


筋肉は伸びたり縮んだりできる柔軟な組織ですが、ずっと縮んだままや伸びたままになるとその状態で固まってしまい、柔軟性を失ってしまいます。猫背の原因となるのは主に体の前側の筋肉の柔軟性の低下です。背中を丸めた姿勢を取ると肩が前に出て胸の筋肉は縮んだ状態になり、肩甲骨が開き、背中の筋肉は伸びた状態になります。

胸の一番大きな筋肉は大胸筋です。ずっと背中を丸めた姿勢をしているとこの大胸筋がずっと縮んだ状態で固まってしまって伸びなくなるため、背中を伸ばした姿勢が取りにくくなってしまい、猫背の原因になります。大胸筋を柔軟にするためにはストレッチが有効です。腕を肩より上に上げて胸を開くストレッチが有効です。

 

背骨の可動域の減少


振り向いてみてください。どのあたりまで首が回りますか?腕を後ろに振り上げてみてください。腕は後ろにどれくらい回せますか?

首や腕に繋がる肩の動かせる範囲が背骨の可動域です。背骨の可動域が狭まると取れる姿勢が固定化してしまい猫背の原因になります。人体模型や人体の透視図を見てみると、背骨から首や肩にかけて大きな筋肉以外にたくさんの小さな筋肉と靭帯が張り巡らされています。

筋肉の柔軟性の低下と同様に同じ姿勢が続くと本来自由に動くはずの筋肉や靭帯の柔軟性が失われてしまうのです。靭帯の柔軟性が失われると背骨や首、肩が十分に動かせなくなり、前かがみの姿勢を戻すことが難しくなってしまいます。

大胸筋などと違って靭帯の柔軟性を取り戻すにはコツがいります。靭帯はそれ以外の筋肉との連動が多いため、体のどこを緩めれば緊張が解けるかは個人個人でバラバラだからです。根気よくストレッチを続けていれば緩める勘所が見つかりますが、整体などで指導を受けるのも有効な方法と言えます。

 

背骨に良くない生活習慣


筋肉が弱ったり、筋肉・靭帯が固まってしまう原因は悪い姿勢ばかりを続けてしまうことです。そして筋力の低下や筋肉・靭帯が固まってしまうと悪い姿勢を正すことが難しくなり、悪い姿勢を続けてしまう悪循環に陥ってしまい、猫背の大きな原因になります。

悪い姿勢を意識的に正すようにすることが猫背を治し予防する一番の方法と言えます。毎日の生活を思い返してみてください。1日じゅうデスクでパソコンを覗き込んでいませんか?椅子に座る時に腰を前に出して背もたれに寄りかかった姿勢をしていませんか?

デスクワークの仕事をしている人に猫背の人が多いのは背中を丸めて肩を前に出し胸を閉じた姿勢をずっとしているためです。意識的に立ち上がる。遠くを見る。胸を開き、肩甲骨を閉じるストレッチをすることで猫背の原因である悪い姿勢を解消できます。

また通勤中や余暇の時にスマートフォンを覗き込んでいることが多くありませんか?スマートフォンを覗き込んでいる姿勢は首を前に落として前かがみになっています。意識的に腕を肩より上に上げるようにして、目線が上がって背筋が伸びた姿勢を取りましょう。

不安やストレスも姿勢に悪影響を与えます。ネガティブな気持ちの時はうつむき、背中が丸まりがちです。心配事を早く解消してポジティブな気分で生活しましょう。

 

いかがでしたか。猫背の原因となる悪い姿勢が続くと筋力や筋肉の柔軟性が低下し、背骨から首や肩の可動域も減少してしまいます。さらに筋力や筋肉の柔軟性の低下と背骨から首や肩の可動域の減少によって姿勢が矯正できなくなり、猫背の原因の悪循環に陥るのです。

猫背というのは首から骨盤にかけてS字状になっている骨の並びが崩れてしまった状態。猫背になってしまうと本来首から骨盤までの全体で支えていた重い頭の荷重が首や背骨のどこかに集中してしまい、首の痛みや肩こりを引き起こします。

体全体を考えて筋力向上筋肉や靭帯を柔軟にすることで姿勢を正し、猫背を解消しましょう。また姿勢は生活習慣で良くも悪くもなります。首から骨盤を意識した生活を心がけることで猫背の原因となる悪い姿勢を取らないようにしましょう。

 

まとめ

猫背の原因になる悪い姿勢を解消するには

・体幹トレーニングで背骨を支える筋肉を鍛えよう
・大胸筋のストレッチで胸を開いて肩甲骨を閉じた姿勢になろう
・固まった靭帯を伸ばして背骨の可動域を広げよう
・生活習慣を見なおして正しい姿勢で生活しよう