背を伸ばすのをあきらめないで!子供の成長に必須な栄養素

背を伸ばすのをあきらめないで!子供の成長に必須な栄養素
うちの子はもうこれ以上身長が伸びないかもしれない、と悩んでいる保護者の方も多いですよね。背を伸ばす方法というと昔から牛乳を毎日飲むと良いと言われていますが、「身長はやっぱり遺伝、パパもママも背が低いから背を伸ばすのは無理なのかも」と諦めてしまっているのではないでしょうか。

でも、決してそんなことはありません。それに背を伸ばすにはカルシウムが必要と言われていましたが、実はそうではなく、背を伸ばすために一番重要なのは成長ホルモンだったんです。子供が成長していくためにとても重要な成長ホルモンがよく分泌されるようになれば、お子さんの背を伸ばすことが可能になりますよ。

そこで今回は、子供の成長に欠かせない、成長ホルモンを分泌させるためと骨を作るために必要な栄養素についてお伝えします。



 

背を伸ばすのをあきらめないで!
子供の成長に必須な栄養素

 

背を伸ばすトリガーは成長ホルモン


骨の材料になるのは主にタンパク質やカルシウム。それにマグネシウムと亜鉛が必要です。これらの栄養素が骨を成長させ、背を伸ばすと言ってもたくさん摂ったからといって背は伸びてくれません。これらを材料にして骨を成長させるように促しているのは成長ホルモンです。

成長ホルモンは背を伸ばすためだけのものではありません。子供が体を発育していくために必要不可欠なものです。体が大きくなるためには骨だけではなく、筋肉も増えなければなりません。成長ホルモンは代謝を活発にして、脂肪の分解も促します。また古い皮膚を排出して新しい皮膚を作ったり、髪の毛を伸ばすのも成長ホルモンの役割です。

子供の時にはこの成長ホルモンがどんどん分泌されます。分泌が多ければ成長が促されて、体も大きくなり、背も伸びていきます。

有名なサッカー選手であるメッシ選手は非常に小柄です。メッシ選手は11歳の時に成長ホルモン分泌不全低身長症のために背が伸びませんでしたが、治療の末に身長が169センチまで背を伸ばすことができたそうです。この治療は低下した成長ホルモンの分泌を増やすものでした。

背を伸ばすために骨の成長を促してくれる成長ホルモンはどうやったら多く分泌できるのでしょうか。成長ホルモンの分泌には十分な睡眠と適度な運動、そしてバランスの良い食事が必要と言われています。成長ホルモンは主に睡眠中に分泌されるため、夜更かしなどで睡眠不足になるとホルモンの分泌が減ってしまいます。

また適度な運動は骨に刺激を与えるため、これによって骨の成長を促す成長ホルモンの分泌も活発になります。そして最後の食事で摂るべき栄養素としてアルギニンがあります。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す効果があると言われています。医療では成長ホルモン促進剤の成分となっています。

ただしアルギニンを大量に摂取したら背が伸びるわけではありません。10歳の子供の場合のアルギニンの摂取量は4g以下です。アルギニンは大豆などの豆類や鰹節やエビといった魚介類に多く含まれています。これらを食事の中にバランスよく入れることで十分に摂取が可能です。

 

骨の主材料はタンパク質とカルシウム


カルシウムが骨の材料で背を伸ばすにはカルシウムをたくさん取ればいいと言われたのは昔のこと。今では骨の成長に必要なのはタンパク質やそれ以外の栄養素が必要であることがわかっています。

骨の材料はタンパク質・カルシウム・マグネシウム・亜鉛の5つの栄養素。そのなかでもタンパク質は骨を成長させるための主材料です。伸びた骨の密度を濃くして硬い丈夫な骨にするのはカルシウムです。

タンパク質は多くの食品に含まれますが、特に魚介類には多く含まれています。魚介類には子供の成長に有益とされるその他の栄養素も多く含まれているため、食事の中に積極的に取り入れましょう。カルシウムを多く含む食品といえば、やはり牛乳ですが、大豆や大豆製品にも非常に多く含まれています。

 

マグネシウムは大豆で取る


マグネシウムといってもあまりピンとこない人が多いのではないでしょうか。マグネシウムはミネラルの1つで体の中にあるマグネシウムの60%は骨の中にあります。体に必要な酵素の働きを助けるとともに骨を含めた健康の維持に必須の栄養素です。

骨の健康維持という意味でマグネシウムは非常に重要な働きをしています。マグネシウムは骨の弾力を維持し、カルシウムを骨の内部に浸透させる役割をもっています。マグネシウムは大豆などの豆類やあおさなどの海藻類に多く含まれています。

10歳の子供の必要摂取量は200ミリグラム程度です。大豆の場合、100グラムあたり110ミリグラムのマグネシウムを含んでいます。大豆の場合、調理してもマグネシウムは多く摂取できるので、お勧めです。

 

亜鉛はバランスの良い食事で摂る


亜鉛もマグネシウム同様にミネラルの1つです。亜鉛の主な働きはタンパク質の合成です。骨の成長の主成分であるタンパク質を作るために必要な亜鉛は背を伸ばす栄養素と言ってもいいでしょう。

それ以外にも亜鉛は多くの酵素の活性化にも必要不可欠な栄養素であると同時に成長ホルモンの分泌にも大きな働きがあります。必要摂取量は8mgですが、摂取のしすぎは鉄や銅などの栄養素の吸収を阻害したり、コレステロールや糖の代謝に悪影響を与えてしまうこともあります。

亜鉛は牡蠣や牛肉に多く含まれています。また大豆などの豆類からも摂取が可能です。それ以外の多くの食品に亜鉛は含まれているので、バランスの良い食事で広く浅く摂取することが可能です。

 

いかがでしたか。このようにお子さんの背を伸ばすために必要なのは成長ホルモンと骨の材料となる栄養素です。成長ホルモンはアルギニンや亜鉛を摂取することで分泌が促されます。このアルギニンは大豆や鰹節、エビに含まれていますので積極的に食べさせてあげてください。

また、骨が大きくなる成分はタンパク質で、丈夫にするのはカルシウムです。これらの栄養素は意識しなくても多くの食品に含まれているため、十分に摂れていますよね。

それから、マグネシウムは骨の内部にカルシウムを浸透させ、骨に弾力を持たせる働きがあり、亜鉛はタンパク質の合成と成長ホルモンの分泌のために必要な栄養素です。マグネシウムも亜鉛も大豆に多く含まれていますよ。

背を伸ばすために最近ではサプリメントなども売られていますが、子供にサプリメントでこれらの栄養素を補給させるよりも食事のほうが安心ですし、親の気持ちも込められています。バランスの良い食事を作って食べさせてあげましょう。

 

まとめ

子供の背を伸ばすには

・十分な睡眠と適度な運動とバランスの良い食事で成長ホルモンの分泌を促そう
・骨の主成分であるタンパク質とカルシウムを魚介類と大豆で摂ろう
・骨を丈夫にするマグネシウムは大豆で摂ろう
・背を伸ばす栄養素の亜鉛は摂りすぎに注意して、バランスの良い食事で摂ろう