お客様からのセクハラ!上司への報告で気を付けたい5つの事

お客様からのセクハラ!上司への報告で気を付けたい5つの事
接客業に就いていると、お客様からのセクハラを上司に報告する羽目になることも珍しくありません。でも、どう報告するべきか……と悩んでしまう人も少なくありませんよね。

セクハラを受ける立場に置かれるのは、男性よりも女性の方が圧倒的に多いはず。しかし、職種にもよりますが、そのセクハラを報告すべき上司は男性ということもよくあります。

女性が不快に思うお客様の行動を、男性が理解してくれるだろうか……という心配もありますし、どこからどこまでがセクハラかについての上司の認識も、受けた本人と一致しない可能性もあります。

しかし、だからと言ってセクハラを放置するのはもってのほか。そこで今回は、セクハラを上司に報告する際、気を付けたいことやうまい伝え方についてお伝えします。

セクハラを受けたらすぐに報告しよう

セクハラを上司に相談する際には、長期間溜め込まず、発生した直後に相談するように心がけましょう。

時間が経つとセクハラをしたお客様を特定しにくくなることと、あとで苦情を申し立てても証人がいない状態になり、泣き寝入りになる可能性があるからです。

また、そのお客様がセクハラ常習犯の場合、セクハラ被害を早めに周知しておくことで自分以外の従業員を守ることにも繋がります。「この人は要注意人物だ」と警戒して接客に当たるだけで、セクハラしにくい空気を作り出すこともできます。

そして、報告が遅いとセクハラを受けた本人もその不快な記憶が悪い方へと変形していき、あとで上司に報告する際にされたことを正しく伝えられなくなる恐れもあります。

 

できれば女性の上司に相談しよう

もし、自分の直属の上司、それ以外でも近しい位置に女性の管理職がいるなら、まずはそちらの方に相談した方が良いでしょう。女性同士ならセクハラをされる不快感をよくわかってもらえますし、男性に伝えるのは憚られる行為をされた時も話しやすいです。

男性上司の場合はセクハラへの理解が乏しいこともありますし、対処を面倒臭がることも考えられます。女性上司がいるなら、迷わずそちらに相談しましょう。

その女性上司にセクハラを対処する権力が無くても、さらに上の立場の人にうまく伝えてくれることが期待できます。大きな組織だと、現場の声が上長に届きにくいものなので、なるべく話しやすく近くにいる人に伝えた方が改善に繋がりやすいはずです。

 

感情的にならずに、されたことを事務的に伝える努力をしよう

セクハラを上司に報告するとなると、どうしても「嫌だった」「不快だった」という感情が先に立ち、感情的に話してしまいがちになります。ですが、これはNGです。

セクハラ報告とはいえ業務上の報告ですから、お客様に何をされたか、言われたかを事務的に伝えることを最優先しましょう。そして、それに加えて、その時自分がどう感じ、それによってどのように業務に支障が出ていて、今後どうして欲しいのかを順を追って伝えるようにして下さい。

セクハラ対処は上司の大事な仕事ですが、ただ愚痴を聞かせたり、怒りをぶつけるだけでは改善に繋がりません。上司にどう動いてほしいのかをしっかり伝達できるようになりましょう。

 

上司からのさらなるセクハラに注意しよう

職場に女性上司がおらず、男性上司に相談する場合の注意点です。悲しいことに、お客様だけではなく「セクハラ上司」というものも存在します。本人はコミュニケーションのつもりで部下に不快な言動行動をする人は、意外と少なくありません。

そんな人にセクハラ相談をしようものなら、「君も意外と(セクハラ行為に)ノリノリだったんじゃないの」「そう言われそうな雰囲気してるもんね、自業自得だよ」などと言われることになりかねません。これでは傷口に塩を塗るようなものですから、そんな上司に相談するのは絶対に避けましょう。

セクハラ報告する際は、セクハラする側ではなく、される側に理解を示してくれそうな人を探すようにしましょう。

 

法テラスやセクハラ相談窓口利用の意思をちらつかせよう

職場環境に恵まれていない場合、上司は男性のみ、しかもセクハラする側に近い思考回路を持った人ばかりということもあり得ます。そんな時はセクハラ被害を諦めず、「ここで対処してくれないなら法テラスや公共のセクハラ相談窓口を利用します」という意志をちらつかせてみましょう。

セクハラを軽視する=女性を軽視する上司は、権力や対外的な評価に弱い人が多いです。そのため、社内の不始末を外に漏らされることを恐れるはずです。そんな上司は、公共機関を利用されるくらいならセクハラ対処をした方がマシ、と考えることでしょう。

また、それでも動こうとしない上司なら、本当に公共機関を利用することも考えましょう。一番はセクハラに怯えずあなたが働くことですから、そのためにできることは全てするべきです。

 

以上、セクハラの対処法についてお伝えしました。今の社会は女性の人権を守ることを優先するべきという風潮があるため、セクハラへの上司の対処はどの会社でも義務化されてきています。ですが、年配男性など、女性を軽視する時代を生きてきた世代には、まだまだセクハラへの理解が乏しい人も多く存在します。

そんな上司でもうまく動かし、自分にとってより働きやすい職場にするにはただ感情的に「セクハラされたので何とかして下さい」というだけでは不十分です。セクハラが起こらない工夫や、特定のお客様に対する対処法など、具体的な提案をもって相談すると良いでしょう。

セクハラを上司に報告するのはとても勇気がいるものです。ですが、勇気がないからと泣き寝入りするのでは、ずっとお客様のセクハラに怯える毎日を送ることになります。ですから、勇気を出して、セクハラ解決に繋がるように上手に上司に伝えられるようになりましょう。


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