脂肪肝の原因を学んで、病気を予防し元気に過ごす健康法

脂肪肝の原因を学んで、病気を予防し元気に過ごす健康法

皆さんは脂肪肝について、どのようなイメージをお持ちでしょうか。中高年の太った男性がなる病気。肝臓がフォアグラ状になる病気。お酒の飲み過ぎでなる病気。どれも間違ってはいませんが、それだけではありません。意外な特徴もあるのです。

例えば、痩せた若い女性でも脂肪肝になる可能性がありますし、お酒を飲まない人でも脂肪肝になる可能性があります。そして、脂肪肝は放置すれば肝硬変や肝細胞がんに発展することもある、怖い病気なのです。

脂肪肝は悪化するまでそれほど自覚症状がありませんが、確実に体を蝕んでいきます。脂肪肝は生活習慣を見直せば、予防できる病気です。では、どんなことに気をつければよいのでしょうか。今回は、脂肪肝の原因を学びつつ、予防して元気に過ごす健康法をご紹介します。



 

脂肪肝の原因を学んで、
病気を予防し元気に過ごす健康法

 

無理なダイエットはやめましょう


冒頭にも書いた通り、脂肪肝は太っていない若い女性でもなる可能性があります。それは、どのような原因でなるのでしょうか。脂肪肝の中には、アルコールを飲まない人でも脂肪肝から肝炎や肝硬変、果ては肝臓がんにまで発展する可能性がある非アルコール性脂肪肝炎(NASH)というものがあります。

この原因は主に食べ過ぎによる肝臓への負担です。また、無理なダイエットによる減量とリバウンドも肝臓への負担が大きく、脂肪肝の原因となります。痩せたままでも、ダイエットで栄養バランスが崩れていると脂肪肝の原因となります。

このため、若い女性でも脂肪肝は無関係な病気ではないのです。くれぐれも、栄養バランスが崩れるような極端な食事制限をするダイエットはやめましょう。

 

糖尿病に気をつけましょう


脂肪肝と糖尿病は切っても切り離せない程密接した関係にあります。この二つの病気は、お互いに悪化させ合います。つまり、糖尿病になると肝機能の低下を招き、脂肪肝を悪化させます。また脂肪肝になると、血糖値が上昇し、糖尿病が悪化していくのです。

例えば、暴飲暴食が続いて血糖値が上がったとします。すると、すい臓からインスリンが分泌されて血糖値が下がります。この時、インスリンの働きによって血中から糖が肝臓に取り込まれます。この糖が脂肪として貯まり、脂肪肝となるのです。脂肪肝になると、今度は肝臓に貯まった余分な糖が血中に放出する働きが強くなります。そのため血糖値が上がりやすくなります。

また、この状態で食事をすると、肝臓はすでにキャパシティオーバーなので、糖が蓄えることができずに血中に流れていくため、より血糖値が高くなっていきます。この結果、すい臓はインスリンを過剰に分泌するようになり、やがて疲弊して機能が低下することでインスリンが不足していくのです。

このように脂肪肝の原因が暴飲暴食の場合、脂肪肝と糖尿病の両方を発症し、同時に悪化させていくことになりかねません。暴飲暴食は控え、脂肪肝だけでなく糖尿病にも気を付けましょう。

 

アルコールを飲み過ぎないようにしましょう


アルコールの飲み過ぎもまた、脂肪肝の原因となります。では、どれくらいアルコールを飲むと脂肪肝になりやすくなるのでしょうか。目安としては、日本酒を3合(ビールでは大瓶3本)程度の量を2〜3年飲み続けると、脂肪肝になりやすいと言われています。

また、この量はあくまでお酒に比較的強い人の場合ですので、お酒に弱い人の場合はこれ以下の量でも脂肪肝のリスクが増大します。脂肪肝の原因がアルコールの場合、アルコール性脂肪肝炎(ASH)と呼ばれる状態に進みます。これは、肝細胞が急激に壊死していったり、繊維化によって肝臓が正常に機能しなくなるもので、肝硬変の前段階と言われています。

アルコールの飲み過ぎが脂肪肝の原因となる場合、重要となるのは飲酒量と飲酒期間です。そして、その第一の治療法は禁酒です。ですが、飲み過ぎるほどお酒が好きな方には、これはとても辛いものでしょう。だからこそ、普段からアルコールの飲み過ぎには注意が必要です。ゆっくり飲む、おつまみをとる、休肝日を作る等の対策をとるようにしましょう。

 

タウリンを摂取しましょう


タウリンという名前は、栄養ドリンクのCMなどで目にされたことのある方も多いと思います。このタウリンには肝臓にも効果があり、最近注目されています。そもそもタウリンとは何でしょうか。タウリンはタンパク質を作るアミノ酸の一種で、心臓や脳、肺、肝臓など生命活動に重要な働きをする臓器に多く含まれています。

タウリンは人体でも生成していますが、これだけでは足りないため、食品などから摂取する必要があります。このタウリンには脂肪肝の原因となる中性脂肪を体外に排出する働きがあるため、脂肪肝の改善が期待できるのです。

また、タウリンには以下のような効果もあります。

・コレステロール値を下げる
タウリンを摂取するとコレステロールの消費が促させるため、コレステロール値の改善が期待できます。

・二日酔い症状の改善
摂取されたアルコールは肝臓によって分解されますが、タウリンはこの働きを助けます。

・肝細胞の再生
肝細胞の再生を促し、肝機能を正常に戻します。

肝臓に対する上記のような働きを期待するには、1日に500mg以上の摂取が理想です。目安としてタウリンの多く含まれているものの中では、牡蠣なら3個、エビやカニなら90g程度です。他にもエビやホタテに多く含まれています。

栄養ドリンクやサプリで摂取するのもよいですが、これらの食材を日頃の食事に取り入れては如何でしょうか。タウリンは脂肪肝の原因に直接働きかける物質です。摂り過ぎても不要な分は尿などと一緒に排出されるので、積極的に摂取しましょう。

 

いかがでしたか。

肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれるように、痛みなどの症状を感じづらい特徴があります。だからこそ、日頃の生活習慣が大切になるのです。脂肪肝の主な原因は暴飲暴食やアルコールなどです。これらは節制をもって生活すれば確実にリスクを軽減できるものです。

日頃のストレスなどで、ついつい食べ過ぎや飲み過ぎをしてしまうことがあるかもしれません。ですが、脂肪肝や糖尿病になれば食事やアルコールに厳しい制限が課せられてしまいます。長く働き、長く遊ぶためには健康でいる必要があるのです。

体を壊してしまえば、仕事も遊びも思うようにできなくなってしまいます。そして健康は、悪化させたものを改善するよりはるかに良い状態を維持する方が負担が少ないことが多いものです。毎日を元気に過ごすためにも、脂肪肝の原因を学び、今回ご紹介した健康法を実践しましょう。

 

まとめ

脂肪肝の原因を学んで、病気を予防し元気に過ごす健康法とは

・ 無理なダイエットはやめましょう
・ 糖尿病に気をつけましょう
・ アルコールを飲み過ぎないようにしましょう
・ タウリンを摂取しましょう