正しい歯石の取り方を知って、綺麗な歯を保つ為の術

正しい歯石の取り方を知って、綺麗な歯を保つ為の術
歯と歯茎の境目などにいつの間にか溜まっている『歯石』、他の人にも見える場所だと「不潔!」と思われそうで気になりますよね。そんな歯石の取り方は、どのようにして行うのかご存知でしょうか

溜まると歯周病の原因にもなる歯石の取り方を自分で実践できれば、歯医者さんに行く時間やお金を節約できます。でも、歯石は、結論から言うと、取り方を素人が覚えても、セルフで完全に除去することはまず不可能だと考えた方が良いようです。

しかし、知識の一つとして、歯石の取り方を覚えておくことは無駄なことではありません。なぜ自分で歯石を取ることが推奨されていないのか、歯医者さんではどんな取り方で、どんな道具を使うのかを知れば、歯医者さんに行く勇気も湧いてくるでしょう。

今回は、正しい歯石の取り方や、歯石を作らないために気を付けたいことについてお伝えします



 

正しい歯石の取り方を知って、
綺麗な歯を保つ為の術

 

歯石除去を行う前に、フロスを使って歯をきれいにしよう


歯石除去を歯医者さんにお願いする前に、自分で事前にするべきケアがあります。それは、毎日、できれば毎食後に、デンタルフロスで歯間の掃除を徹底的に行うこと

普段からフロスを使っている人は、この工程は飛ばしても構いませんが、いつもは歯ブラシだけという人なら、必ず歯石除去の2週間ほど前からフロスで歯をきれいにするようにして下さい。フロスで歯間の歯垢をきれいに取る習慣を付ければ、歯茎の腫れが引き、深いところにある歯石も取りやすくなります

このフロッシングは、歯医者さんでは必ず推奨されるオーラルケアの一つです。今まで習慣が無かった人は、この機会に行うようにすることをおすすめします。

 

歯石除去には「スケーラー」という道具を使う


歯医者さんでの歯石除去は、「スケーラー」という、先が鉤状になった道具を使います。基本的な歯石の取り方としては、先端で歯石を削り落とす作業になりますが、頑固に固まったものの場合は、超音波を発するスケーラーで衝撃を与えながら落とします。

歯を一本一本肉眼で見ながら行う作業なので、歯石の付き具合にもよりますが、とても時間がかかります。場合によっては、数回に分けて行うこともあります。

ちなみに、超音波を発しないアナログなスケーラーはネット通販でも手に入ります。そのため独学で歯石の取り方を学んでチャレンジする人もいるようですが、これだけの道具で、プロでも時間がかかる作業を素人が完璧に行うのは、まず不可能なのだそうです。

 

歯石は、自分では見えにくい場所に溜まりやすい


自分で歯石が取りにくい一番の理由は、歯石が溜まりやすい部位が自分では見にくい位置に集中しているということが挙げられます。歯石は唾液の成分と歯垢が結合して石灰化したもののため、唾液腺の近くにできやすいです。

そのため、歯の裏側や歯茎と歯の間などに溜まりやすく、自分では手が届かなかったり、特殊な鏡を使わなければ目も届かないということがほとんどです。歯医者さんでは、歯石の取り方だけではなく、どんな位置に歯石ができやすいかも熟知しているため、溜まりやすい場所を集中的に確認して、取り残しができないように努めてくれます。

歯石ができやすい場所は、歯磨きしにくい場所でもあるため、普段の歯磨きでは前歯の裏や奥歯の隙間などを徹底的に磨くようにすると、歯石予防になります

 

歯茎の奥の歯石は、外科手術を行う


歯石除去を歯医者さんで行うべき最大の理由は、歯周ポケットが深くなりすぎて歯茎の奥に歯石ができている場合は、素人には完全に手出しができないからです。歯茎の奥の歯石の取り方は、「フラップ手術」と呼ばれる外科手術を行い、歯茎を切り開く方法になります。さすがに、これは個人が自宅で行うのは無理ですよね。

歯茎の奥にまで歯石ができてしまうと、重篤な歯周病の原因となります。手術を行ってでも除去しなければいけないくらい、歯石は歯や歯茎にとって良くないものだということですね。

 

どうしても自分で歯石除去したい場合は、歯茎を傷付けないようにしよう


これまで、歯医者さんで行う歯石の取り方についてご説明してきましたが、それでも、どうしても自分でチャレンジしてみたい!という人は、まずは、前にご説明したスケールを用意しましょう。そして、それをきれいに洗って煮沸消毒しておいて下さい

このスケールを用いて、鏡に向かって、自分の目の届く範囲の歯石だけ、除去してみて下さい。歯茎を傷付けないように行うのが難しく、そして思ったよりも歯石が取れにくいことに驚くはずです。

自分の目に見える範囲だけなら、慎重に行えば歯茎を傷付けずに歯石を取ることができますが、それ以上の歯石除去はやめておいた方が無難です。歯茎を傷付けてしまうと、細菌感染を引き起こし、歯石が溜まる以上の悪影響が出てしまうからです。

 

いかがでしたか。一般的に歯医者さんで行われている歯石の取り方を中心にお伝えしました。このように改めて歯石の除去方法を見てみると、手動、もしくは超音波などで、物理的に歯石を落とすしか方法が無いということがわかりますよね。医療が進歩した現代なら、薬などでサッと溶かして洗い流したりできそうなものですが、残念ながら歯石に関しては、今のところそのような方法はありません。

歯医者さんですら時間をかけて丁寧に行うしか方法が無いのですから、自分で完璧な歯石除去を行うのは、諦めた方が良いでしょう。もちろん、見える範囲だけを安全に行う分には、問題は生じにくいですが、やはり歯医者さんにお願いするのが確実です。

きれいな歯を保つために自分でできることは、歯石の原料となる歯垢を溜めないこと。そして、定期的に歯医者さんに歯石チェックをしてもらうのが一番ですね。

 

まとめ

正しい歯石の取り方と綺麗な歯を保つためには

・歯石除去を行う前に、毎日フロスを使って歯をきれいにしよう
・歯石除去には「スケーラー」という道具を使う
・歯石は、自分では見えにくい場所に溜まりやすいため、歯医者でないと完全除去できない
・歯茎の奥の歯石は、歯茎を切り開く外科手術を行う
・どうしても自分で歯石除去したい場合は、歯茎を傷付けないようにしよう