歯石と口臭の関係を知って 健康なお口まわりをキープする方法

歯石と口臭の関係を知って 健康なお口まわりをキープする方法

毎日きちんと歯みがきをしていても、どうしても完璧とはいえないのがお口まわりです。特に口臭は他人によって不快に感じるものであり、口臭を気にしすぎると「恥ずかしい」「迷惑をかけていないか」などの不安な思いから、人間関係に積極的になれずに支障をきたしてしまうことがあります。

口臭の約8割は口腔内からきているといわれており、その中でも歯みがきでな簡単に除去できない歯石は放っておくと強烈なにおいを発するようになります。息ににおいが気になると気分がどんよりして気分も落ち込みがちになります。

せっかくなら口臭の原因を知って治療をし、爽やかな気分で毎日を過ごしませんか?今日は歯石と口臭の関係についてご紹介しますので、健康なお口まわりをキープするための参考にしてください。



 

歯石と口臭の関係を知って
健康なお口まわりをキープする方法

 

食べるときはよく噛もう


食事中によく噛んで食べると、唾液の分泌が促されます。唾液には歯のまわりのよごれや食べかすを一緒に取り去ってくれる自浄作用がありますので、口臭の原因となる歯石がつきにくくなります。

よく噛まずに食べたり、早食いをすると十分な唾液が分泌されませんので、あっという間に歯石だらけの歯になってしまうでしょう。また唾液だけでなく、口の中で噛み砕かれた食べ物は舌や粘膜の掃除をする役目があり、舌苔を減らしてくれる効果があります。

忙しくてもごはん(固形物)をしっかりと噛んで食べるように心がけてください。おやつはチョコレートやスナック菓子ではなく、煮干や小魚、するめなどよく噛む必要性のあるものを選びましょう。

 

効果的に歯みがきをしよう


歯石や歯垢、虫歯などからくる口臭を防ぐためには、口腔内を清潔に保つことが基本です。そのためには毎日の歯みがきがとても大切となりますが、歯みがきはただすればいいものではなく、そのタイミングもとても重要です。

誤解されやすいのは「食べたらすぐに歯をみがく」という考えですが、食事中~食後は最も唾液が分泌されている状態ですので、このときに歯みがきをしてしまうと細菌を掃除してくれる役割を持つ唾液を全て洗い流してしまうことになりますからかえって逆効果なのです。

理想的な歯みがきのタイミングは食後20~30分後であり、また歯みがき粉は歯垢・歯石の付着を予防するフッ素配合のものを選ぶといいでしょう。

 

舌掃除も忘れずにしよう


舌の上(表面)には白~黄色のコケのようなもの=舌苔がついていますが、これは口腔内の古い粘膜のかすや細菌からできています。いくらしっかり歯みがきをしても舌苔がこびりついているようでは口腔内に細菌が蔓延しますし、やがて歯の表面に歯垢や歯石として付着する原因となってしまいます。

舌の汚れはなかなか気がつかないものですが、舌掃除をしたことがない人が舌掃除をし始めると口臭が激減して全く気にならなくなったという症例もありますし、また細菌を除去することからインフルエンザの発症率も低くなるといわれています。

しかし舌は顔の表面よりもデリケートな部位であり、歯ブラシを使ってゴシゴシこすってしまうと舌表面の舌乳頭を傷つけ唾液を溜めておく機能を破壊していましますから、舌専用のクリーナーを使って軽くなでるように掃除しましょう。

 

歯石がつきにくい食生活を心がけよう


口臭や歯の病気は食べ物で大きく予防・改善することができます。砂糖は歯垢を作りやすい食品として知られており、実際チョコレートやお菓子が好きな人には歯垢や歯石、虫歯が多く見られます。

歯垢がつきにくい食べ物といえば野菜で、特に生で食べると噛みごたえがありますので唾液の分泌を促し、同時に口の中の掃除もしてくれます。果物類は全般的に消臭効果があり、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系は殺菌効果のあるクエン酸を含んでいます。

そして、口の中を殺菌するとともに唾液の分泌も促してくれます。梅干もレモンと同等の効果があり、殺菌作用と唾液分泌作用があるのでお勧めです。昆布は噛みごたえがありますし、口の中に入れておくだけで唾液が分泌されますから、小腹がすいたときには活用してくださいね。

 

定期的に歯医者で健康チェックをしよう


ふと考えてみれば長らく歯医者に行ってない、という人は多いのではないでしょうか。「今は痛みを感じないからいいや」「そんな時間はない」「面倒くさい」などとほったらかしにしていても、虫歯や歯周病は決して自然に治るものではなく、ますます悪化するばかりです。

歯垢や歯石は自覚のないまま溜まっていきますし、虫歯や歯周病も初期段階は何の痛みもしませんのでついつい治療も後回しにしてしまいがちです。しかしこうした歯の病気は着々と口腔内に細菌を増やし、細菌が増えれば増えるほど口臭もそれだけきつくなります。

気づいたときにはくさい口臭+治療に長期間の日数と高額な費用がかかってしまうのです。忙しくて時間が取れない場合でも、時間を見つけて半年に1回は歯医者で健康チェックをしてもらってくださいね。

 

歯医者で歯石を取ってもらおう


歯みがき粉のCMなどでよく聞く「歯垢(プラーク)」とは歯間につまったかすであり、歯垢が蓄積して石灰化し、固まったものが歯石です。歯石は非常に硬く、一度付着してしまうと歯みがきのブラッシングで除去することはまず不可能です。

またいったん歯石がつくと歯垢が溜まりやすくなるという悪循環になります。歯垢は細菌の塊ですので、細菌の温床である歯石の部分を好み、放っておくとどんどん歯石が増えていってしまいます。

歯石は虫歯や歯周病の原因となりますので、理想は3ヶ月に1回程度、最低でも年に1、2回は歯医者に行き歯石除去をしてもらうことで健康なお口まわりをキープすることができるでしょう。

 

歯の病気を積極的に治療しよう


歯石を放っておくとますます歯石が増えるだけでなく、歯がざらついて見た目にも分かるようになります。口腔内の汚れは歯垢、歯石、虫歯、歯周病とそれぞれ名前と症状を変えて進化していきますし、歯周病ともなれば歯肉が腫れて出血し、歯が動いて酷い口臭を発生させます。

これらは全て口の中の細菌が増殖していることが原因ですので、積極的に歯科を受診して早期発見・早期治療をすることが大切です。また歯そのものに問題がなくても、歯肉や歯を支える骨など歯の周りの組織にも気を配り、口臭だけでなく口腔内の病気の予防に努めましょう。

 

いかがでしたか。

口臭や口腔内のケア・治療は、お口まわりだけではなく体全体の健康に深く関係しています。厚生省が行った高齢者の統計分析では、歯の健康が基本生活や身体能力、聴覚機能に大きく作用することが明らかにされています。

口臭のケアをするつもりで行った治療が、実はさまざまなトラブルや病気の予防につながっていることもありますから、まずはできることから少しずつ始めてみるといいでしょう。

お口まわりが健康的で綺麗な人は話す相手にとって好感が持てますし、笑顔も何倍も美しくなります。歯は一生付き合っていく大切なパートナーですから、毎日のセルフケアにプロフェッショナルのケアをプラスして健康なお口まわりをキープし、人生を明るくしてくださいね。

 

まとめ

歯石と口臭の関係を知って健康なお口まわりをキープする方法

・ 食べるときはよく噛もう
・ 効果的に歯みがきをしよう
・ 舌掃除も忘れずにしよう
・ 歯石がつきにくい食生活を心がけよう
・ 定期的に歯医者で健康チェックをしよう
・ 歯医者で歯石を取ってもらおう
・ 歯の病気を積極的に治療しよう