脱☆多汗症!3つの体質改善

脱☆多汗症!3つの体質改善
暑い日や運動した時には誰でも汗をかきますが、多汗症の人にとって汗は生活や仕事に影響が出てしまうくらいに困ってしまうものですよね。別に気温が高いわけでもない、運動したわけでもないのに脇にびっしょりと汗をかいたり、手のひらや足の裏がいつも濡れているように汗が出てしまう多汗症はれっきとした病気なのですが、人より余計に汗が出てしまう体質と勘違いしている人も多いようです。

体質や生活習慣などで人より汗をかいてしまうことと多汗症で汗をかくことはまったく違います。多汗症の治療ではボトックス注射などの薬物治療の他に交感神経を外科的に遮断する手術という選択肢もありますが、適用できる範囲の問題や後遺症、副作用などのリスクがあったり、金銭的負担が大きいなど不安要素が多いため、最後の手段と考えたいものです。

多汗症の改善が自宅で自分でできる方法があるのならそれに越したことはありませんよね。そこで今回は多汗症の原因と自分でできる体質改善方法についてお伝えします。



 

脱☆多汗症!

3つの体質改善

 

多汗症の原因と症状


多汗症ではないがたくさん汗が出てしまうのと多汗症は原因と汗のかき方がまったく違います。多汗症ではない場合では汗は体温調整が必要な時にしか出ませんが、普通の人と違ってちょっとした体温の上昇でも汗が吹き出したり、一度汗が出始めるとなかなか止まらない、体の一部分に集中的に汗が出るためにその部分だけがびしょびしょになるなどの特徴があります。

肥満や食生活の偏り、運動不足やストレスなどで汗が出にくい体質になってしまうことが原因です。一方多汗症は体温調節が必要ない時でも汗が出てしまう病気で、全身にたくさんの汗が出てしまう全身性多汗症と体の一部分にたくさんの汗が出てしまう限局性多汗症に分けられます。

多汗症によって出る汗は自律神経の機能低下が原因。自律神経は交感神経と副交感神経という正反対の働きをする神経が対になっているのですが、汗を出すのは交感神経の役割です。では汗を止めるのは副交感神経なのかというとそうではありません。汗を出す器官である汗腺には副交感神経が無いんです。汗は交感神経が働いている間だけ出てくるようになっています。

体温が上昇すると汗腺の交感神経が活動を始めて汗が出て、体温が下がってくると汗腺の交感神経の活動が弱まり汗が止まるというのが汗による体温調整の仕組みですが、自律神経が失調してしまうと汗腺の交感神経が誤動作して体温が上がっていないのに汗を出してしまいます。自律神経が失調する要因として次のようなものがあると言われています。

・緊張やストレス
・肥満
・加齢などによるホルモンバランスの乱れ
・生活習慣の乱れ
・代謝異常や内分泌異常、循環器・中枢神経の疾患
・遺伝

加齢や疾患が原因の場合、病院で治療する他ありませんが、それ以外は交感神経の機能を高められる体質に改善することで多汗症の症状改善が期待できます。自分で思い当たるものがわからないようであれば、医師に診察してもらうなどして、原因を見つけて体質改善を始めましょう。

 

深呼吸で緊張・ストレスを解消


緊張したり、ストレスを感じることは体に様々な影響を与えます。自律神経の活動もそのひとつ。自律神経のうちで交感神経や体が活動状態にある時に働き、副交感神経は体が休息している時に働くようになっていて、緊張状態が続いたりストレスが溜まってしまうと、体がリラックスできない状態が続き、交感神経の活動が止まらなくなってしまうのです。

緊張状態やストレスをできるだけ早く解消できるようになることが多汗症対策の体質改善になります。緊張した時には体が縮こまり力が抜けなくなって、呼吸も浅くなってしまいます。体の中は酸欠でまったくリラックスできていない状態です。

スポーツの試合中などに緊張した選手に深呼吸しろ!と監督やコーチが言うことがあります。深呼吸は緊張したりストレスを感じている時に脳に酸素を供給し、心身をリラックスさせる効果があります。深呼吸以外にも緊張をほぐして、ストレスを逃がす方法はいろいろあります。運動もそのひとつです。

 

ウォーキングで肥満を解消


太っている人の多くは大量に汗をかきます。体を覆っている大量の脂肪の層は体温調節を妨げ、必要以上に汗がでてしまうことが原因です。汗は肌の表面で蒸発し、その気化熱で肌の温度が下がります。

体の表面の温度が下がれば体内の温度も下がるのですが、脂肪の層が断熱材になって体内の温度がなかなか下がらないため、もっと冷やすために汗がさらに出てしまいます。肥満体質の人は肌の表面が冷たいことが多いのですが、これは体温が低いのではなく、体内の温度が表面に伝わらないためで、体内の温度は逃げにくく高くなりがちになり、ちょっと歩いたり、何か食べるとすぐに汗が吹き出してくるのです。

また肥満体質の人の多くは運動によって汗をかく機会がほとんどない生活を送っています。汗をかかないと汗腺は休眠状態になり、脇や顔などの最後まで汗腺が休眠しない場所にだけ汗をかくようになるのです。肥満を解消するためにウォーキングなどの有酸素運動を始めましょう

有酸素運動はストレス解消にも有効ですので一石二鳥です。有酸素運動を続けると筋肉量が増加して、基礎代謝量が増えると同時に内臓脂肪や皮下脂肪として溜まった脂肪の層を燃焼しやすい体質を作れます。

さらに運動をすることで期待できるのが汗腺の強化です汗をかく機会が増えることで休眠していた汗腺の活動が活発になり、脇や顔だけでなく汗が出る場所が全身に分散されるようになって、脇や顔だけがびしょびしょになる体質を改善できます。

 

食生活の見直しで多汗症体質を改善


汗は出る理由によっていくつかに分類されていて、外気温が高い時に出る温熱性発汗と精神が緊張した時に出る精神性発汗、そして辛いものを食べた時に出る味覚性発汗があります。食事内容によっても交感神経は刺激されてしまい、汗が出てしまうのです。

その代表的なものが辛い食べ物です。辛いものを食べると体温が上がるので汗が出るのですが、香辛料がたくさん使われているとそれだけで交感神経を刺激して汗が出てしまうことがあります

またカフェインや糖分が多い食べ物、濃い味付けの食べ物もやはり交感神経を刺激してしまう食べ物です。食べ物ではないのですが、タバコに含まれるニコチンも刺激物に入ります。交感神経への刺激が多い食べ物ばかり食べることは交感神経の誤動作の原因です。

汗腺に副交感神経はないのですが、副交感神経を活発にさせる食べ物は多汗症体質の改善につながります豆腐や納豆などの大豆製品や食物繊維が豊富な野菜や海藻類、ヨーグルトや味噌などの発酵食品が副交感神経に良い影響のある食品です。

 

いかがでしたか。多汗症の汗は体温調整が必要ない時にでも出てしまうやっかいな汗です多汗症は神経の病気で、自律神経が失調し、汗腺の交感神経が誤動作をしてしまうことで汗が止まらなくなります。病院での治療は効果がありますが、副作用などのリスクと金銭的な負担を考えると自分でできる体質改善で治せるならそれに越したことはありません。

ポイントはいかに自律神経を正常に戻すかです。自律神経の不調は過度のストレスや肥満、食生活の乱れによって起こることが多く、体質を改善して自律神経を正常に戻してあげられれば、多汗症の症状を和らげることができます。

自律神経の失調の原因が他の疾患や加齢によるものである場合は病院での治療が必要になりますが、それ以外であれば自分でも治せる可能性がありますので、まず体質改善にチャレンジしてみて損はありません。

 

まとめ

多汗症を治すには

・深呼吸で緊張・ストレスを解消しよう
・ウォーキングで肥満を解消しよう
・食生活を見直して副交感神経を活発にしよう