多汗症の詳しい症状と4つの改善策

多汗症の詳しい症状と4つの改善策
多汗症の悩みってなかなかなくなりませんよね。「手汗で書類が濡れる」「車の運転中にハンドルが滑る」「フローリングの床が汗でベトベトになる」「サンダルを履く時に足の裏が滑る」「汗がシャツにしみて、見た目が気になる」などなど挙げればきりがありません。

病気であれば病院に行って治療してもらえばよくなりますが、多汗症は殆どの場合、原因が不明です。特別、暑いとか運動をしたとか肉体労働をしたというわけでもないのに、汗をたくさんかいてしまうのはなぜだろう、と原因がわからないのはつらいものです。

もちろん、病気が原因で多汗症になっている場合もありますので、この記事を参考に思い当たる節があれば病院で見てもらってください。では、多汗症の詳しい症状と改善策をお伝えします。



 

多汗症の詳しい症状と
4つの改善策

 

多汗症の症状


多汗症は、単なる汗かきとは違って、体温調節が必要のない時に多量の汗が出る病気です。多汗症は、大きく2つに分けられて、1つは全身性多汗症で、もう1つは局所性多汗症になります。

全身性多汗症は、文字通り、全身に多量の汗が出るのが特徴的で、発症する原因は、結核や婦人病、更年期障害、急性リウマチ、ホルモンバランスの乱れなどとされています。

局所性多汗症は、さらに、細かく分類されて、手掌多汗症、足蹠多汗症、腋窩多汗症、頭部多汗症、顔面多汗症など、汗が出る場所によって病名も異なるので、病院での治療のときのために覚えておくと都合がよいでしょう。

局所性多汗症のそれぞれを確認していくと、手掌多汗症は手のひらに、足蹠多汗症は足の裏に、腋窩多汗症は脇の下に、頭部多汗症は頭に、顔面多汗症は顔に、多汗症の症状が出ます。

少し汗ばむくらいだったり、汗が滴り落ちるほどだったりするので、自分では多汗症かどうか判断はつきにくいので注意してください。

 

ストレス性の多汗症の改善


多汗症の原因の1つは、ストレスによる自律神経の乱れであると考えられます。たとえば、人前に出ると緊張して、異状に汗をかいてしまう人がいますよね。ストレス性の多汗症には、赤面症などの対人恐怖症が原因であるケースも少なくありません。

人間の身体は、ストレスを受け続けると、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまうようになります。ストレス性の多汗症の改善するには、発汗を促す交感神経が活発になって、発汗しやすくなるというところに注目しなければなりません。

精神面が原因の多汗症の人の場合は、多汗症の治療以外にも、ストレスとなる要因となるものを解消すること、また、心理的な治療としてメンタルクリニックに行くことが有効的です。

 

他の病気が原因になる多汗症


他の病気が原因になって、多汗症になることも多く、代謝異常や内分泌異常、循環器や中枢神経の疾患などの病気を抱えている場合が当てはまります。その場合、局所性多汗症よりも全身性多汗症にかかることが多いので、病気との関連の目安の一つにしてください。

次のように、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫糖尿病、末端肥大症、急性リウマチ、生殖器障害、糖尿病、結核などの病気になっている場合は、その病気が原因となって、多汗症を発症していることが考えられます。まずは、おおもとの病気の治療に専念することが必要となるでしょう。

 

月経や妊娠、更年期が原因となる多汗症


ホルモンバランスが乱れると交感神経のバランスも乱れるので、多汗症を発症することが多いです。特に女性がホルモンバランスに影響を受けやすいのは、月経や妊娠、更年期などでしょう。

その中でも、更年期障害の代表的な症状の1つとして、「ホットフラッシュ」と呼ばれるものがあり、「のぼせ」や「ほてり」などが感じられ、気温に関係なく、多量に汗が出ます。症状が重い場合は、医師に相談することが必要でしょう。

 

多汗症の治療方法


直接的に、多汗症で行われる治療法には、外用薬治療、水道水イオントフォレーシス、ボツリヌス毒素皮内注射、交感神経遮断治療などがあります。必要に応じて、1つ1つの内容を参考にしてください。

外用薬は、塩化アルミニウム液、塩化ベンザルコニウム液などが使われます。水道水イオントフォレーシスは、多汗症が発症しているところを水道水に浸して、直流電流を流す治療なのですが、治療を止めてしまうと多汗症が再発するのが短所と言えるでしょう。

ボツリヌス毒素皮内注射は、効果は3~4カ月続くもので、注射した場所は汗が出なくなります。胸部交感神経節遮断術は、胸腔鏡を使った手術で、欠点としては、多くの人に代償性多汗が見られることでしょう。

 

以上、多汗症の症状と改善策についてお伝えしました。多汗症の原因となっている病気が明確になっている場合は、その病気を治すことが先決です。そして多汗症の原因となっている病気がない場合は、発汗自体を抑える治療を受けましょう。

多汗症の治療は皮膚科で行われていますが、多汗症の専門外来を設ける病院も増えてきています。ただし、せっかく皮膚科に行ったのに多汗症の治療はやってないと言われ、受けられなかった等ということがないように、行く前に確認することを忘れないでください。

またストレスが原因となる多汗症の対策では、ストレスを生み出す対象、日常の生活の中にある問題を解決することも必要です。できるだけ、リラックスできる環境を整えて、自律神経のバランスを安定させる対策を取りましょう。

 

まとめ

多汗症の症状と改善策は

●体温調節が必要のない時に多量の汗が出る。
●ストレス性なら、メンタルケアが必要になる。
●他の病気が原因の場合は、その病気を治療をする。
●更年期障害の症状が重いなら、医師に相談する。
●ボツリヌス毒素皮内注射などの治療を受ける。