頭皮の乾燥はなぜ起こる?原因と対処法

頭皮の乾燥はなぜ起こる?原因と対処法
頭皮がカサカサに乾燥してヒリヒリ傷んだり、フケや抜け毛が多いという悩みは意外と多くの人が抱えていますよね。顔や手が乾燥するように頭皮が乾燥することは自然な現象なのですが、ヒリヒリと強く痛んだり、大量のフケが出てしまう場合は要注意です。頭頂部やつむじあたりが乾燥してヒリヒリ痛むのは抜け毛や薄毛の注意信号かもしれません。

頭皮も体の他の部分と同様に皮膚のターンオーバーによって古い角質を落として新しい皮膚に入れ替わっていますが、ターンオーバーのサイクルが乱れると頭皮がベタついたり乾燥してしまうのです。

頭皮が乾燥してヒリヒリ痛んでいる人も頭皮のターンオーバーのサイクルを元に戻せば、乾燥した頭皮も再び潤いのある頭皮に戻すことができます。そこで今回は頭皮を乾燥させてしまう皮膚のターンオーバーの乱れの原因とその対処方法をお伝えします。



 

頭皮の乾燥はなぜ起こる?
原因と対処法

 

ターンオーバーサイクルが早まると頭皮が乾燥する


頭皮はターンオーバーによって古い角質細胞を取り除き、新しい角質細胞に入れ替えることで皮膚をフレッシュで丈夫な状態を維持しています。このターンオーバーはだいたい28日くらいのサイクルで繰り返していますが、このサイクルが乱れると頭皮に様々なトラブルが起きてしまうのです。

ターンオーバーのサイクルが通常より早くなってしまうことで頭皮は乾燥してしまいます。正常なサイクルより早くターンオーバーが行われると新しい表皮の角質細胞が成熟しきる前に古い表皮が剥がれ落ちてしまい、表皮の角質の重要な働きであるバリア機能が十分に発揮できず、潤いが失われてしまうのです。

頭皮のターンオーバーを乱してしまう大きな要因が常在菌であるマラセチア菌の異常繁殖なんです。

 

頭皮を乾燥させるのはマラセチア菌


マラセチア菌は誰の頭皮にも住み着いている常在菌であり、健康な頭皮であれば何の問題も起こさず、むしろ頭皮を弱酸性に保ってくれます。マラセチア菌は皮膚に分泌される皮脂を栄養にして繁殖しますが、健康な頭皮が分泌する皮脂量ではマラセチア菌が異常繁殖するようなことはありません。

頭皮に余計な刺激が加わったり、ストレスなどでホルモンバランスが崩れることで皮脂が過剰に分泌されると、マラセチア菌は異常繁殖してしまうのです。マラセチア菌は皮脂を取り込んでグリセリンと頭皮に刺激を与えてしまう脂肪酸に分解します。

マラセチア菌が異常繁殖したことで大量の脂肪酸が頭皮を刺激してしまい、頭皮は表皮を修復するためにいつもより早いサイクルでターンオーバーしてしまうのです。頭皮の皮脂の分泌量を増やしてしまう原因を取り除くことでマラセチア菌の異常繁殖を抑えることで頭皮を乾燥した状態から潤った健康な状態に戻すことができます。

乾燥した頭皮を治す方法は正しいシャンプーによる頭皮ケア十分な睡眠によるホルモンバランスの正常化の2つです。

 

シャンプーは1日1回


頭皮の痒みやフケを洗い流すために1日に何回もシャンプーしていませんか。しっかりと頭髪と頭皮を洗い流して清潔にすることはとても大事ですが、何回もシャンプーしてしまうことはむしろ逆効果なんです。

シャンプーすると頭髪や頭皮の汚れとともに皮脂も落ちてしまいます。皮脂は頭皮の水分が蒸発することを防いだり、刺激から頭皮を守る働きをしているため、シャンプーで洗い流してしまうと頭皮は足りなくなった分を補うために皮脂を活発に分泌させてしまうのです。

1日に何回もシャンプーするとその頻度が増えて皮脂が出やすい頭皮になってしまうので、シャンプーは1日に1回だけしっかりていねいにが頭皮ケアの原則です。シャンプーは地肌ケア用のものを使ってください。地肌ケア用シャンプーは皮脂とマラセチア菌に働きかけて頭皮を正常な状態にする有効性部が配合されています。

また頭皮に余計な刺激を与えないようにぬるま湯で優しく地肌をマッサージするように洗ってください。頭皮をマッサージすることで毛穴のなかに潜んでいるマラセチア菌にも有効成分を行き渡らせることができます。

洗い終わったら、清潔なタオルで水分をしっかり取ってください。ドライヤーで髪の毛を乾かす際はせっかく潤った頭皮を乾燥状態にしてしまわないようにやりすぎないように注意が必要です。

 

睡眠の乱れはターンオーバーを乱す


ストレスがまったくないという人はなかなかいないでしょう。できるだけストレスを溜めないようにすることは頭皮の乾燥防止だけでなく、心身の健康すべてのために重要と言えます。ストレスを解消する方法は人それぞれですが、十分な睡眠を取ることはストレス解消に有効であると同時にホルモンバランスの正常化にもとても有効です。

皮膚のターンオーバーは主に女性ホルモンの分泌によって促されます。女性ホルモンを含む様々なホルモンの分泌は睡眠中に行われることが多く、またその時間帯は午後10時頃から午前2時頃が一番活発です。毎晩ホルモン分泌が活発な時間帯にしっかり眠っていることで、ターンオーバーは正常化していきます。

さらにこの時間帯には新陳代謝も活発になり、ターンオーバーに必要な新しい角質細胞も活発に育成されるなど良いことづくめなのです。

 

頭皮ケアは乾燥していなくても続けよう


頭皮の乾燥が治まってきたからもう地肌ケアシャンプーはやめてしまうというのは大きな間違いです。地肌のコンディションが良くなってきても、頭皮は地肌ケアシャンプーの有効成分によって一時的に回復しただけで、シャンプーの有効成分が薄まったとたんにマラセチア菌が繁殖して、頭皮が再び乾燥してしまうこともあります。

また頭皮への刺激が一番強い夏と冬は頭皮が乾燥しやすいのですが、1年中頭皮への刺激は続いていて、弱ってしまって刺激に敏感になった頭皮はすぐにまた乾燥してしまうこともあるのです。頭皮ケアは継続的に続けていく必要があります。

 

いかがでしたか。頭皮の乾燥はマラセチア菌の異常繁殖によるターンオーバーの乱れによって引き起こされます。マラセチア菌は誰の皮膚にも住んでいる常在菌ですが、頭皮の皮脂の分泌が多くなってしまうと異常繁殖するのです。

異常繁殖したマラセチア菌は頭皮を刺激する脂肪酸を大量に排出し、頭皮を刺激するためにターンオーバーは正常なサイクルより早く行われてしまい、頭皮は刺激に弱い状態になり、潤いをなくし乾燥してしまいます。

頭皮の乾燥を抑え、再び乾燥させないように予防するためには頭皮のターンオーバーを正常に戻すことが重要であり、正しいシャンプー十分な睡眠が有効です。頭皮の乾燥によってヒリヒリとした強い痛みや大量のフケが出ることは抜け毛や薄毛を引き起こす場合もあります。潤いのある健康な頭皮を維持するためにも頭皮ケアはずっと続けましょう。

 

まとめ

頭皮の乾燥を解消するには

・シャンプーは1日に1回にしよう
・シャンプーは地肌ケア用のものでぬるま湯でやろう
・十分な睡眠でホルモン分泌と新陳代謝を促そう
・頭皮ケアは乾燥が治っても続けよう