舌苔の除去はやりすぎると逆効果、その正しい5つの対処法

舌苔の除去はやりすぎると逆効果、その正しい5つの対処法

舌苔除去に悩んでいませんか?あの子の舌は、きれいなピンク、それに比べて私は舌が白い。きれいなピンクの舌になりたいなぁ。色々見てみると、舌の白さは、舌苔(ぜったい)というものである事が判明。

最初は、歯ブラシで歯磨きの時に一緒に舌苔を除去しようと、ゴシゴシとこすってみたら意外とすぐきれいになった。だけど、それを繰り返すうちに、なんだか食べ物が美味しくなくなって、料理を作っても、味が濃いと言われるようになった。

なんかおかしい・・・。どうやら、舌苔を除去しすぎたのが原因のよう。舌苔専用のブラシも販売されているようで、今度はそっちを試してみようと思うのだけれど、またそうなるのがちょっと怖い。

舌苔の除去はやりすぎると逆効果。それでは、どうすればよいか、舌苔除去の正しい5つの対処法をお伝えします。



 

舌苔の除去はやりすぎると逆効果、
その正しい5つの対処法

 

味覚がなくなるので、強い刺激を控えよう


舌の1番大きな役割として、味覚を感じる事がありますよね。舌にはでこぼことした舌乳頭という突起が多く存在します。そこに味覚を受容する味細胞の集まりである味蕾(みらい)の大半が存在します。

味蕾は味細胞とそれを支える支持細胞が交互に支え合うつくりになっています。その味細胞の先端にある微絨毛が食べ物の味を受け取りますが、その上に舌苔が付着しているので、舌苔を除去しぎると、その微絨毛の先端も削り取ってしまい、味覚を感じにくくなってしまうのです。

味覚は、以前は味覚を感じる場所が舌の場所でそれぞれ異なると言われてきました。しかし今では、個々の微絨毛で全ての味覚を感じ取っている事が判明したようです。

よって、酸味、甘味、苦味、塩味のどれかの感覚がなくなるのではなく、全ての味覚に鈍感になる恐れがあります。ですので、舌苔除去は、微絨毛を削らないように、表面の舌苔のみ除去する必要があります。

 

舌苔が再発しやすくなるので、細胞を傷付けすぎないようにしよう


舌苔を除去しすぎると、微絨毛が削れてしまう事をお伝えしました。また舌苔除去をしすぎると、舌の表面の上皮細胞を無理矢理剥がしてしまい、舌の表面に凹凸が出来たり、傷が出来たりするようになります。

そうすると、食べかすが残り、細菌も繁殖しやすい環境になり、再び舌苔が出来るようになるでしょう。これに気付かず舌苔除去を繰り返していたら、本当のいたちごっこになります。上皮細胞を傷付けないようにしましょう。

 

唾液が出にくくなるので、長時間口を開けっ放しにしないようにしよう


舌苔の除去に夢中で、口の中を開ける時間が長くなると、口の中の唾液がどんどん乾燥してきます。そうすると、ドライマウスになり、唾液が殺菌してくれていた細菌が増殖し、虫歯や口臭の原因にもなります。

また、口を長時間口を開けている事で、口呼吸にもなります。そして、かみ合わせる事によってあった、顎や舌の下にある唾液腺への刺激もなくなるので、唾液が出にくくなります。ですので舌苔除去する際は、長時間口を開けたままにしない方が良いと言えます。

 

逆流しやすくなるので、奥までブラシを突っ込まないようにしよう


舌苔が出来る場所は、舌先から奥までです。奥の方の舌苔を取ろうとブラシを奥まで突っ込んで舌苔除去すると、喉につっかえやすく、うぇっ、と逆流しそうになるでしょう。

舌苔は、逆流性食道炎などの胃の病気から来ている人もありますので、それをする事によって、病状が悪化する場合があります。逆流が酷くなると、口臭も酷くなるので、あまり舌の奥まで磨こうとしない事が賢明でしょう。

 

低位舌で呼吸、嚥下、発音がしにくくなるので、巻き舌を練習しよう


舌苔を奥の方まで除去しようとすると、舌をずっとのばしているようになりますよね。そうすると、舌の筋肉がずっと下にだらんとした状態が普通になり、低位舌を起こします。低位舌は、咽頭をふさぐようにもなり、呼吸しづらくなる事を引き起こします。

これによって、睡眠時無呼吸症候群になったりもします。さらに低位舌になると、口を閉じると、本来上顎に付いていた舌が、上顎から離れた状態が普通になり、食べ物が飲み込みにくくなります。

食べ物が飲み込みづらくなると、食べかすが口の中に留まるようになり、口臭の原因にもなります。また、舌の筋肉が衰えると、舌が上顎につく事によってはっきりと発音されていた音が、あいまいになり、滑舌も悪くなってしまいます。

ですので、これを防ぐには、舌を伸ばしたら、その分、巻き舌を練習しましょう。舌先が奥に向かって、腹筋しているというイメージです。

 

いかがでしたか。

舌苔の除去はやりすぎたら、舌の本来の機能である味覚機能や嚥下機能、発音機能に影響を及ぼす恐れがあります。また、無呼吸や胃逆流など他の病気を引き起こす原因の1つにもなりかねないのです。

ですので、細胞を傷付けるような強い刺激は避け、舌の筋肉を鍛え、唾液で本来の抗菌作用を発揮し、舌苔を防いでいきましょう。

そして舌苔除去は、ブラシを使うのは最小限に抑えて、舌苔のジェルやタブレットを活用したり、食後は水分で食べ物を全て流し込むなどするのも良いですね。

舌苔の除去は、やりすぎると味がわからなかったり、発音しづらかったりして、相手とのコミュニケーションにも支障をきたしてきます。ご紹介した方法で正しい対処方法を実践して正しい舌苔除去をしていきましょう。

 

まとめ

舌苔の除去はやりすぎると逆効果、その正しい5つの対処法

・ 味覚がなくなるので、強い刺激を控えよう
・ 舌苔が再発しやすくなるので、細胞を傷付けすぎないようにしよう
・ 唾液が出にくくなるので、長時間口を開けっ放しにしないようにしよう
・ 逆流しやすくなるので、奥までブラシを突っ込まないようにしよう
・ 低位舌で呼吸、嚥下、発音がしにくくなるので、巻き舌を練習しよう