今度こそ、この極度のあがり症を治す!と意気込んではみたものの、どこから始めれば良いかわからない……とお悩み中の人もいますよね。せっかく湧いたその勇気が消えないうちに、何とかして克服できるようにしていきましょう。
経験値を積むことであがり症を治すことができることはよく知られています。その経験値を一気に稼ぐことで、スピーディな克服が期待できるのです。
あがり症で悩みながらも克服の勇気が持てない人には逆効果にもなり得ますが、あなたのように頑張る意気込みをお持ちの方なら、多少の荒療治によって大きな成果を得られることは間違いありません。
そこで今回は、少々強引な方法を取ってでもあがり症を治すつもりの人に向けたチャレンジをお伝えします。
あがってしまうシチュエーションを再現しよう
あなたはどんなシチュエーションであがってしまうのでしょうか。何かの舞台に立った時、もしくは偉い人を目の前にした時……と、人それぞれでしょう。
強制的にあがり症を治すためには、そのあがってしまうシチュエーションを再現して、どんどんそこに飛び込んでいく必要があります。例えば注目が集まる役割を自ら引き受けるとか、苦手な人との接点を多く作るなどが挙げられます。
このように、いつもなら避けて通りがちな状況を自分で作っていけば、必然的に数をこなすことになり、身体も心も慣れてきていずれあがらなくなるはずです。
あがってしまう相手に毎日アタックしよう
好きな人、または逆に苦手な人が相手だとあがってしまうという人。そんなタイプのあがり症を治すのは簡単です。その対象にどんどんぶつかって行けばよいだけですから、難しくないはずです。
毎日一回は対象に話しかける、交流を持つなど自分にノルマを課し、それを毎日繰り返していきましょう。最初はあがってしまってうまく話せなくても、いずれお互い打ち解けて自然に接することができるようになります。
そして、緊張する相手、苦手な相手を克服したという自信が積み重ねられるので、それ以降に初めて会う人に対してもあがりにくくなります。
大きな仕事を引き受けよう
あがり症は自信の無さによって生じるもの。自信が無い人は、つい責任ある仕事や目立つ仕事を避けて通りがちになります。
今回は勇気を出してあがり症を治すというテーマですから、それらの苦手な仕事もどんどん引き受けていく方向で行きましょう。それも、頼まれたら引き受ける、ではなく、自分からどんどん立候補していく形が良いでしょう。
いつもは腰が引ける大きな仕事ですから、失敗することもあるかもしれません。でも、それでよいのです。成功すれば自信が持ててあがりにくくなりますし、失敗に慣れることもあがり症を治す材料になるからです。
人前で何かを発表する場を作ろう
大きな仕事と同じく、人前で何かを発表する役割もどんどん自分から引き受けていくようにして下さい。誰かの前で何かを話すことに緊張するという人なら、より即効性が高くなります。
人前に立つ場数を踏んでいくと慣れが生じてあがりにくくなりますし、回数を重ねるごとに思考が冷静になり、「こんな状況ならあがらない、こんな状況ではあがってしまう」という自己分析ができるようになります。
また、万が一失敗して恥をかいたとしても、その恥に慣れることであがり症克服がより近付きます。
あがり症を逆手に取った自己紹介ができるようになろう
あがり症で自己紹介もできない、という人は、それを逆手に取った自己紹介をマスターしましょう。あがらないように、スムーズに自己紹介しなければと思い詰めるほどにあがってしまうものですから、「あがってもいい!」と開き直ることが大切です。
「私はあがり症なので、うまく話せないんですが……」と冒頭に添えたり、「苦手なことは自己紹介です」と自己紹介したりする方法や、漫談のように「みんなが素敵なので緊張してしまっています」と笑いを取ったりできればより良いです。
こんな自己紹介を繰り返すうち、周囲から「全然あがってないじゃない」と言われる日が来ます。その時にはもう、あがり症は治すことができているということになります。
以上、荒療治ではありますが、即効性のあるあがり症を治す方法を5つお伝えしました。
今まさにあがり症で苦しんでいる人は、「そんなこと絶対できない!」と思ったはずです。でも、実際にあがり症を克服できた人の中には。最初は怖かったけれど、勇気を出して人前に立ってみると意外と平気だったという意見が多いです。
タレントや俳優がTVで「あがり症を治すために芸能の道に入った」と言っているのを見たことがありますよね。このように、あがり症で悩む人も人前に立つ機会を多く設けることで克服し、成功することができるのです。
もしも、あなたが極度のあがり症であっても、治すことは難しくはありません。勇気を出して克服のための取り組みをしていきましょう。
まとめ
あがり症を強制的に治す方法は
・あがってしまうシチュエーションを再現しよう
・あがってしまう相手に毎日アタックしよう
・大きな仕事を引き受け、成功や失敗の経験を積んでいこう
・人前で何かを発表する場を作ろう
・あがり症を逆手に取った自己紹介ができるようになろう