世に中には『人との会話が苦手!』という悩みを持っている方は少なくないですよね。人との会話は緊張してしまうとか、スムーズに言葉が出ないという方もいらっしゃるでしょう。
一見、誰から見てもコミュニケーション力がありそうな方でも、事前に相手の好みや趣味をリサーチしたり綿密に話す内容や表情に気を遣うから疲れる…一人になると一気に心労でクタクタなんていう方だっているのです。
だから楽しそうに見えても人との会話って本当は苦手という方も含めれば、元々人との会話が大好き!という方はむしろ一握りかも知れませんね。
そこで今回は、会話が苦手な方のために誰とでも気軽に話すための5つのコツについてお伝えします
人との会話が苦手!
誰とでも気軽に話すための5つのコツ
お相手の人柄・趣味・思考を引き出す!
世の中にいる初対面の人との会話が得意な人と苦手な人とはどんな違いがあるのか…一度しっかり観察してみましょう。
多くの場合、コミュニケーションの達人は一見会話の主役になっているようで、実はお相手の話しやすい環境を作り話題を引き出しているものです。
初対面でも楽しい雑談ができる人は、お相手の人柄・趣味・思考・ルーツなどを見事に引きだしています。
つまり、特別なことではなく、ただそこにあるのはお相手のことを知ろうとする気持ちだけ。実はそれがコツなのです。
人との会話が苦手な方は、お相手に根掘り葉掘り聞くのは失礼にあたるのではないか…困らせてしまうのではないかと思いがちです。
確かにその気持ちも大事ですが、お相手の反応をしっかり見ていればおそらくそれは察知できます。そう思ったらテーマを変えれば良いだけです。
逆にお相手が食いつけば、とことん掘り下げて聞き役に徹すれば良いのです。それならば、もし自分には全く縁がない話題でも問題ないですよね。
例えば趣味の話なら単にその話を聞くだけではなく、何故それが好きなのか…きっかけや歴史、直近の様子など会話は果てしなく広がるでしょう。
『挨拶+α』と『オウム返し』を取り入れる!
『挨拶+α』で掴んで、『オウム返し』で盛り上げる。これはいわゆる会話術のテクニックです。
人との会話は多くの場合、ファーストタッチが重要です。挨拶の後に付け加える一言が絶大な効果を発揮します。天気でもお相手への質問でも良いでしょう。
会話中はお相手の言葉のオウム返しをすることで会話も盛り上がります。オウム返しは意見に同調してくれているという印象を与えます。
伝わりやすい構成のトレーニングをする!
人との会話を楽しみたい時、いきなり本題というのもおかしなものですよね。だからといっていつまでもダラダラ世間話も魅力的ではありません。
プレゼンのような重要な場面でなくても、話の構成がしっかりしていることは大事なことです。聞く人がいる以上、言いたいことが伝わらなくては意味がありません。
人との会話で耳を傾けてほしいなら、話の中で最も重要なポイントに一番長い時間を割り当てる『構成』を身につけましょう。きっかけや導入に余計な時間を費やすといったい何が言いたいのか分からなくなってしまいます。
重要なポイントについては、体験談やエピソードも織り交ぜて話を膨らませていきます。その結果必然的に時間も長くなり、相手も重要だと認識してくれます。
具体的な構成としては、まずきっかけは全体の10%ほどで世間を賑わせているニュースや気候などのごく軽めな話題をチョイスします。
次に全体の20%ほどで本題の導入となる話をします。いよいよメインメッセージは全体の半分以上の60%でエピソードや体験談を含めた一番伝えたい内容の話をします。
最後、残りの10%ほどで全体をまとめる内容を心掛ければ聞く側はとても理解しやすいものになります。
これは一朝一夕に出来ることではありませんので、常にトレーニングして自然にできるようにし、自信をつけておきましょう。
事前準備をし、会話を繋げる!
初対面の相手に対し自分を主張し続けるのは不快に感じる場合も多いものです。聞き上手になるのが一番無難ですが、お相手が積極的に会話を楽しむ方でない場合はどうでしょう。
お相手の言葉を引きだすために事前に質問を決めておくのも対策になります。人との会話で一番危険なのは、咄嗟に思い付きで話題を振ること。もし、その内容がお相手に適していない場合、思いきって質問を振ってみたものの重い沈黙なんて最悪の状況にもなりかねません。
そこで、無難な質問を事前に用意しておけば困ることもありません。そのコツは『た・ち・つ・て・と』です。『た』は食べ物、『ち』は地域、『つ』は通勤、『て』は天気、『と』は富。
「今日、朝何食べました?」「この辺りのオススメ観光スポットありますか?」など一般的な話題の質問を用意しておけば会話が途切れるのも怖くありません。
『伝えたい』気持ちが大事!
お相手に気持ちや言葉を「伝えたい!」という意識を持つことはとても大事です。話し方や態度、言葉、構成がどんなにしっかりしていても形だけでは伝えることができません。
つまり、気持ちが入っていなければ伝わらないというわけです。逆にその気持ちさえあれば人との会話が苦手でたどたどしくても情熱を持って本気で伝えれば意外と伝わるものなのです。
いかがですか、以上が人との会話が苦手な人必見!誰とでも気軽に話すための5つのコツです。簡単なコツさえつかめば、誰でもコミュニケーション上手になれます!
人見知りで人との会話に自信がない…初対面での会話は緊張する…何を話したらいいか分からない…。
その悩みは、興味のない会話で退屈させたくないとか、失礼なことを口走ってしまい不快な思いをさせたくないなど、お相手ファーストの優しいお人柄ゆえ。
確かにそれは大事ですが、何事も過ぎたるは何とやら…です。無言よりは会話を楽しむ方が快適です。言葉で伝えなければ何もわかりません。
お相手のお気持ちを先読みせず、むしろ反応を見極める力を身につけ対応することが大切と言えるでしょう。
まとめ
人との会話が得意になるコツとは
・お相手の人柄・趣味・思考を引き出しましょう。
・『挨拶+α』と『オウム返し』を取り入れましょう。
・伝わりやすい構成のトレーニングをしましょう。
・事前に質問準備をしましょう。
・『伝えたい』という気持ちが重要です。