子供の注意力が散漫な原因はコレ!見直すべき生活習慣

子供の注意力が散漫な原因はコレ!見直すべき生活習慣
何でうちの子はこんなに注意力が散漫なのかしら……と、子供の将来を心配している親御さんはきっと少なくないですよね。子供は大人よりも注意力が未熟なため、大人の目から見ると「これくらいのことでミスするなんて!」と思うこともきっと多いはずです。

注意力が散漫だということは、成長するにつれて解消されていくものですが、それにしてもひどい……と思う親御さんは、子供自身ではなく、それを取り巻く環境を見直してみることをおすすめします。なぜなら生活習慣や環境によっては、子供が注意したくてもできない状況を作り出してしまうこともあるからです。

生活習慣のせいで注意力が散漫になっているのなら、成長と共に注意力を培うことも難しくなってしまいます。そこで今回は、注意力が散漫な子供を作る、見直すべき生活習慣についてお伝えします。

 

子供の注意力が散漫な原因はコレ!
見直すべき生活習慣

 

家全体が散らかっている

散らかっている乱雑とした環境では、大人も注意力が散漫になってしまいますよね。子供は目に入るものに気を取られやすいため、するべきことがあっても余計なものが目に入りやすい環境にいると、集中する、注意するという経験を積むことができなくなってしまいます。

まずは、家の中、子供の部屋がきちんと片付いているか確認して下さい。そして、すっきりと整頓された空間を作れるまで片付けをしましょう。子供の部屋だけが散らかっているという人は、それを叱り飛ばすのではなく片付け方を教えてあげて下さい。子供は未熟ゆえ部屋の片付け方を知らないだけなのに、大人が一方的に叱っては逆効果です。

 

騒音が激しい

目に入るものだけではなく、耳に入る騒音も注意力が散漫になる原因の一つです。子供に集中して欲しいと言いながら、大音量でTVを見ていたり、ラジオをかけていたりしませんか?騒音は人の耳に強制的に入ってくるので、「気にするな」と言っても難しいものがあります。

子供は小さなことで注意力が散漫になるのが当たり前ですから、まずは静かな環境を作ってあげて、注意力を培ってあげるのが先決です。注意力とは何かを理解し、身に付けることができたら、自ずと騒音がある環境でも散漫にならなくなるはずです。

ただ、住環境によっては、大人の配慮だけでは騒音を解消するのは難しいこともあります。そんな時は、本人が慣れるまで注意力不足を大目に見てあげて下さい。

 

充分な睡眠を取っていない

睡眠不足だと誰でも眠気のせいで注意力が低下しますよね。子供の場合も同じで、充分な睡眠が取れていなければ、よく眠った時よりも注意力が散漫になって当然です。

今は昔と比べて、夜更かしを招く楽しいことに溢れていますが、そのせいで睡眠不足になると、子供の成長全般に悪影響を与えます子供の睡眠時間は小学生で10時間がベストだと言われていますので、起床時間を逆算し、これくらい眠れるように親御さんが配慮してあげましょう。

夜更かしの原因となり、就寝後も睡眠の質を低下させるスマホやゲーム機は、ベッドに入る前に親が預かるようにするという手もあります。

 

栄養に偏りがある

栄養に偏りがある食生活を送っていると、注意力が散漫になりやすいということをご存知でしょうか。例えばカルシウムが不足すると脳内の興奮が抑えられず、イライラしたり集中力が低下します。

また、今では小学生でも珍しくないような過度なダイエットによって低血糖に陥ると、脳に必要なエネルギーが行き渡らず機能が低下します。そして、あまり知られていませんが、ビタミンB群が不足すると神経の機能障害を招き、結果的に注意力が散漫になりやすいのです

成長期は、注意力以前に健康な身体を作るために必要な栄養を摂取するべき大切な時期です。お菓子やファーストフードで満腹にさせたり過度なダイエットに走らせることのないよう、しっかり栄養管理してあげて下さい。

 

子供にストレスを与えてしまっている

子供も大人と同じくストレスを感じます。そして、ストレスが溜まると心身の機能に異常が出やすくなります。子供のストレス源は、勉強や学校での人間関係もありますが、それよりも親からの圧力が原因となることが多いです。

もしかしたら、本当は注意力には問題が無いのに、親が過干渉だったり厳しすぎるせいでストレスを溜め、そのせいで注意力が散漫になっている可能性があります。ストレスのせいで起こりやすい原因不明の体調不良や異常行動などが無いか観察して、疑わしいようなら子供との接し方を変えてみましょう

 

いかがでしたでしょうか。子供の注意力が散漫になる原因について、生活習慣や環境の中で考えられるものを5つお伝えしました。

ここでは、ADHDなどの先天性の発達障害が疑われる子供ではなく、外的な要因によって注意力が散漫になっている可能性がある子供についてお話ししています。もし、生活習慣や環境、体調などの問題を解消しても注意力に欠けているようなら、それを無理やり治そうとするよりも、専門家に相談してみて下さい。

もし、大きな問題は見られないけれど、ふとした時に注意力が散漫になるということなら、ここでお話しした生活習慣を改善してみて下さい。きっと、親が口だけできつく注意したり嘆いたりするよりも、大きな改善が見られるようになるはずです。

まとめ

子供の注意力が散漫になる生活習慣は

・家全体が散らかっている
・騒音が激しく気が散る
・充分な睡眠を取っていない
・栄養に偏りがあり、神経に影響が出ている
・親が子供に強度のストレスを与えてしまいがちになっている


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