会話するのもイヤ…「苦手な人」との上手な付き合い方

会話するのもイヤ…「苦手な人」との上手な付き合い方
あの人と会話するの、苦手だわ……と、つい思ってしまう相手は誰にでもいるはず。そんなに苦手なら関わらないのが一番ですが、社会人になるとそう簡単にはいかないですよね。では、そんな人との付き合い方は一体どうすれば良いのでしょうか。

会話に苦手意識が生まれるほど進行しているなら、これから改めて仲良くなるのは難しいと思った方が良いでしょう。しかし、仕事上の会話は苦手な人ともしなければいけないもの。同僚や取引先の人との円滑なコミュニケーションもお給料に含まれているのですから、苦手を理由に避けて通るのは職務違反です。

けれども、会話しなきゃと苦手な人を相手に意気込み過ぎるのは、却って挙動不審になりますし、本人のストレスになります。そこで今回は、苦手な人とうまく付き合う方法についてお伝えします。

どこが苦手かを分析しよう

「苦手」と言っても、人それぞれ。どんなところが苦手かは、誰でも同じというわけではありません。会話していて苦手だな、と感じるのは、どのような部分でしょうか。

まずは、相手の苦手な点を把握し、なぜ苦手に感じるかを分析しないことにはうまく付き合うことはできません。例えば空気を読まないとか、愛想が無いとか、嫌味を言うとか、思いつくままに苦手ポイントを並べてみましょう。

そして、それを受けると自分がどんな気持ちになるのかを考えてみて下さい。それがわかって初めて、苦手な人の捌き方がわかるようになるのです。

 

苦手な要素への耐性を付けよう

苦手要素がわかってきたら、その部分への耐性を付ける努力をしましょう。会話するのも苦手だからと言って相手を変えることはできませんから、自分が変わるしかないのです。

効果的なのは、「この人はこういう人だから」と割り切ること。嫌味を言われても、「この人のコミュニケーション方法はこれしかないんだ」思うようにして、自分に対してのみ悪態をつくようなら「自分の優れた点を見て、やっかまれているだけだ」と上から見るようにすると良いです。

悪意なく嫌な言動・行動を取る人には「悪意が無いんだから許してあげよう」と思い、悪意を持って接してくる人には「嫌われて上等!お互い様よ」と開き直るようにすると、かなり気が楽になります。

 

嫌な言葉を真に受けないようにしよう

「あの人は、口を開けば嫌味やダメ出しをしてくるから会話するのが苦手」という人は多いはず。そんな人と円滑に付き合うためには、嫌な言葉を聞いても心を乱さずにいられる努力が必要です。

何を言われても真に受けず、平常心で涼しい顔でいられるように心がけましょう。悪意なく嫌なことを言う人に食って掛かっては揉め事になりますし、悪意があるならそれに乗ることで同じ土俵に立ってしまったことになります。

何か嫌なことを言われても、かわいそうな人を見る目でその人を眺めるようにしましょう。悪意を持って嫌味を言う人なら、効果が無いと諦めて攻撃をやめてくれるはずです。

 

心の距離を置こう

苦手な人とは距離を置く、というのは人付き合いの王道ですが、同僚や上司が相手なら、会社を辞めなければ物理的な距離を取ることはできません。

それは非生産的ですから、物理的には隣にいても、「心の距離」を置くようにしてみて下さい。心の距離を置くとは、すなわち「相手を理解しない」ということ。

何をされても言われても、その意味を深く考えないようにする。気を遣わず、相手の心情に向き合う努力をしない。「理解できない」と思うだけで、かなり相手を遠く感じるようになり、ストレスが減ります。

 

周囲への根回しは自分へのダメージが大きいのでやめよう

会話の中で苦手意識が募っていくと、ついついその相手の愚痴を第三者に言いたくなります。でも、できればそれはやめた方が良いでしょう。

なぜなら、万が一その愚痴が本人の耳に入れば、さらにあなたへの攻撃が加速しますし、そうでなくても「人の好き嫌いが激しい」とか「神経質な人」と思われてしまうリスクがあります。

何より、愚痴を言った直後はスッキリしますが、相手の嫌いな点を言葉にすると自己暗示にかかり、苦手意識がさらに強くなってしまいます。これでは、苦手な相手との付き合いがますますつらくなるだけです。

以上、他愛ない会話も苦手に感じるような相手との円滑な付き合い方についてお伝えしました。

誰かを苦手と感じるということは、少なからず自分も相手に対してマイナス感情を抱いているという証拠です。そして、あなたもその感情を隠しきれていないかもしれません。そうだとしたら、あなたが一方的に相手を苦手と感じているのではなく、お互い様である可能性が高いのです。

ですから、会話の中で苦手ポイントを見つけるたびに「あの人、どうにかならないの!」と腹を立てるのではなく、「自分も同じくらい不快感を与えているかもしれない」と思って、大きな心で立ち向かうのが大人の対応です。

心の内では嫌々接しているのだとしても、会話の中には苦手意識を含ませずに、うまくやりすごせるようになりましょう。

まとめ

会話するのも嫌な苦手な人との付き合い方は

・どこが苦手かを分析しよう
・苦手な要素への耐性を付けよう
・嫌な言葉を真に受けないようにしよう
・「心の距離」を置こう
・周囲への根回しは自分へのダメージが大きいのでやめよう


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