震えずに人前に立ちたい!あがり症でも緊張しない話し方

震えずに人前に立ちたい!あがり症でも緊張しない話し方
極端なあがり症だと、話し方も忘れてしまうほど緊張してしまうこともありますよね。そうなると震えは止まらず、話す内容もめちゃくちゃになり、失敗してしまうのが目に見えるようです。

こんなあがり症から早く卒業したいという人は少なくないはず。あがり症は話し方や呼吸法、メンタルトレーニングなどによって克服できると言われていますが、実際はそう簡単にも行かないものです。

あがり症を根本からしっかり克服するのは時間がかかります。しかし、応急処置のような方法ですが、その場だけでも緊張せずに話せるようになる方法ならすぐに効果が実感できるはずです。そこで今回は、あがり症でも話し方次第で緊張せずにやり過ごす方法についてお伝えします。

話す前に身体をたくさん動かし、疲れさせるようにしよう

これは、あがり症のための話し方というよりも前準備になります。あがり症は身体のコントロールがうまく行かずに起こるものですから、まずは身体をコントロールできるようになるのが克服のための近道です。

緊張してうまく話せなくなるのは、精神の緊張が身体の緊張を引き起こすため。逆に考えると、筋肉が緩めば精神も緊張しにくくなるということです。

筋肉を緩ませるためには、走ったり、跳ねたりして身体を動かし、疲れさせるのが手っ取り早いです。自分の出番の前に少し時間が取れそうなら、軽く走ったり筋トレしたりしてから臨んでみて下さい。

 

ご飯を食べる、お手洗いに行く、軽く眠るなどしよう

運動するのが難しければ、ご飯またはおやつなどを食べたり、お手洗いで排泄するなどしてもあがりにくくなります。ちょっと何かをつまむくらい、またはトイレの時間を取るくらいなら難しくないですよね。

食べ物の消化や排泄を司る自律神経は、身体と心をリラックスさせる働きも担っています。このリラックスモードの自律神経を優位にすれば、自然と身体も心も緊張しにくくなります。そうすればあがり症でも話し方を忘れるようなことなく話せるようになるでしょう。

また、もし、可能であれば、出番の少し前に10分程度でも仮眠ができれば、取った方が良いでしょう。たった10分でも眠ることができれば、身体の急激な緊張がより抑えられるようになります。

 

誰かのモノマネを意識して話そう

では、いよいよあがり症のための話し方です。まず一つは「モノマネ」です。モノマネと言っても芸能人を真似して面白おかしく話すのではなく、自分が「この人の話し方、上手だな」と思う人の話し方を真似るということです。

誰かの真似をすると、見ている人に厳しい顔をされても、笑われても、自分の本質を評価されている気持ちにならずに済みます。あくまで誰かの真似をしているだけですから、笑われているのは真似されている人の方だという錯覚に陥ることができるのです。

また、モノマネを真剣にやると、話す内容や周囲の評価に意識が行きにくくなり、思いのほかスムーズに話せるというメリットもあります

 

テンポ良くリズムに乗って話そう

あがり症向けの話し方としては、テンポとリズムを意識するという方法もあります。なるべく五・七・五調で話すようにするとか、ラップのようにリズム良く話すようにするなどが挙げられます。もちろん、ラップミュージシャンのような話し方をしろというわけではなく、聞く人が聞きやすい言い回しやテンポを保つという意味です。

これもモノマネと同じく、周囲の反応や話す内容から意識を逸らすことが目的ですが、それ以外にも、リズムを意識することで言葉の収まりを良くするという利点もあります。内容がグダグダになりがちなあがり症でも話し方だけはしっかりさせたいという人には最適です。

 

持ち時間と話すスピードを意識しよう

どんな場面であがってしまうかにもよりますが、大半はプレゼンや何かの発表で、持ち時間が与えられているような状態でしょう。持ち時間があるなら、どんなスピードで話せば自分の話すべき内容が話し切れるのかを事前に確認しておくべきです。

あがり症で話し方が下手な人は、緊張のあまりボソボソと余計なことを話したり、逆に必要なことをすっ飛ばして話を終わらせてしまったりしがちです。それを避けるためには、持ち時間と話すスピード、話す内容を理解し、何度話しても同じ時間に終わらせられるようにしておきましょう

台本にも「ここまでで〇分」とか、「残り〇分」などと書いておき、まめに時計を見ながら話すようにすれば、あがり症でも話し方ペースを安定させられるようになります。

 

以上、あがり症でも話し方の工夫で緊張を避ける方法や、事前にできる準備などについてお伝えしました。

ここでは「緊張しない」とタイトルに付けていますが、誰でも本番の前や最中には多少は緊張するものです。あがり症の人が抱える問題は、その緊張が身体に伝わりやすく、声や動作に出やすいという部分にあります。

その問題を解消するためには、心の緊張が少しでも身体に伝わりにくくすること、そして意識を緊張する理由(観衆や内容への不安など)から気を逸らし、話し方に意識を集中させることが適切です。

あがり症のせいでいつも緊張して変な話し方になってしまうという人は、ここでお伝えしたような方法で、普段よりリラックスしたトークができるようになりましょう。

まとめ

あがり症でも緊張しにくい話し方や準備は

・話す前に身体をたくさん動かし、疲れさせるようにしよう
・本番前にご飯を食べる、お手洗いに行く、軽く眠るなどしよう
・話上手な誰かのモノマネを意識して話そう
・テンポ良くリズムに乗って話そう
・持ち時間と話すスピードを意識しよう


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