なぜ?すぐに自己否定してしまう人の5つの心理とは?

なぜ?すぐに自己否定してしまう人の5つの心理とは?
どんな場面であっても自己否定してしまう人っていますよね。低姿勢で控えめなくらいなら良いのですが、そんなに自分を卑下しなくても…そう思うレベルの方もいるものです。

あまり自信満々な人も対応には困ることもありますが、極度に自己否定する人に対してはどんな言葉をかけてあげたら良いのか、本当に迷いますよね。

「そんなことないよ!」と励ましてあげるべきなのか、「そうかな~、確かに辛いよね…」と受け止めて聞いてあげるべきなのか。

それは、ひょっとすると自己否定する人の『真意』というものがつかめないからかもしれません。相手はこちらのどんな反応を期待しているのだろうと考えてしまうともうダメです。

そこで、今回はなぜ?すぐに自己否定してしまう人の5つの心理についてお伝えします。

 

なぜ?すぐに自己否定してしまう人の
5つの心理とは?

 

本当に自分に自信が無い

周囲の人達は何でも簡単にやってのけてしまうのに、なぜ自分には出来ないのだろう、ダメな人間なんだ…。

そう心から思ってしまっている人もいます。生真面目な人に多いタイプで自分に自信が無く、常に謙虚な人は自分を表現する場面で自己否定をしてしまいがちです。

自虐ネタなどとは違い、自分という人間に対する評価が本当にそうだからそんな言葉になるのです。

誰にでも苦手なことはあるものですが、そんな苦手意識が強過ぎるとネガティブ思考になり、全てのことにおいてポジティブ思考を持てなくなってしまっている状態です。

たったひとつのことが苦手だと気付いただけなのに、それがひどくショックで「なんでこんな事が出来ないんだ!」「どうせ何をやってもだめなんだ!」そんな気持ちになるのです。

そして、そんな自己否定は癖になるのです。自分の苦手なことに出会い強烈な劣等感を感じ、打ちのめされた経験をした後、そんな心理になることがあります。

その辛い経験が自信喪失につながり、自己否定に走る原因になるケースです。自信が持てる何かに出逢えると大きく変わる場合もよくあります。

 

理想が高く完璧主義

一見何でも卒なくこなしている優秀な人の中にも自己否定してしまいがちになる心理もあるのです。

学業も仕事もいつもトップクラスで周囲から人望もあり常に高評価を受け続けている人であっても自己否定してしまう心理です。

端から見れば『完璧』な人ほど、辛いものだというのは見過ごしがちですよね。いつしか出来て当たり前、出来ないわけがないと自他共に思ってしまうものです。

それが本人を精神的に追い詰めてしまうことも少なくないのです。完璧ゆえにクリアするレベルのハードルも際限なく上がって行きますし、簡単なミスも許されません。

周囲の期待を意識すればするほど自分自身の精神的負担に潰されそうになり、ストレスを抱えてしまうのです。

『失敗』『諦め』『甘え』の許されない世界におかれてしまうことで高い理想を完璧にこなせない自分には価値がない…と感じて自己否定をしてしまうのです。

自分にも出来ないことや苦手なこともある、ご愛嬌…と開きなおれる気持ちの切り替えが必要です。

 

周囲からの否定への防衛策

周囲から否定される前に自己否定してしまえ!という心理もあります。他人からの否定の言葉に傷つくのが怖いと思っているタイプです。

人は誰も周囲からの評価は気になるものです。周囲が自分に対してどう思っていようが全く関係ないと言い切れる人はほんのわずかでしょう。

そして、相手からの否定や厳しい言葉は、どの様な内容であっても精神的にショックであることは間違いありません

そんな心の傷を受ける位なら自分から言ってしまえ!と自虐的な言葉を発する自己防衛心理もあります。

自己否定することで『自覚しているよ!』というアピールと『わかっているのだけど仕方ないよね』という予防線…これらを相手に伝える意味があります。

こうすれば、自分に対する否定を避けることが出来て無駄に傷つかずに済みます。人は誰しも傷つくのは怖いものです。それで立ち直れなくなるのは避けたい。

そんな自己防衛の手段のひとつとして自己否定という方法をあえて使うという心理もあるのです。

 

構って欲しい作戦

周囲の人達の気持ちを引くための自己アピールの手段として『自己否定』という方法を選ぶ人もいます。

特に素直に真面目に自分をさらけ出すのはカッコ悪い!と思っているタイプの人は最初から自らのハードルを下げておいて、周囲からいじられながら自分の居場所を作ったりするものです。

確かに、少し抜けた位の方が親しみは湧くという心理は誰にでもありますから、短所を武器にするというのも一理ありますよね。

ただ、それが上手く利用出来れば良いのですが、裏目に出てしまうと取り返しのつかないことになり兼ねないので、気を付けなければいけないテクニックです。

 

褒め言葉に素直になれない

ある意味『へそ曲がり』や素直でない人にありがちなタイプです。本気で褒めているのに、他人の言葉を素直に受け止められない人や照れ隠しで返す、っていう人いますよね。言われたことに対して「そんなの本心じゃないでしょ?」「バカにしてるの?」なんてつい言ってしまう人です。

照れ隠しで自己否定してしまうのなら可愛いのですが…。素直になれない気難しい人には深追いしないのが一番です。

 

いかがですか。以上が自己否定してしまう人の5つの心理です。同じ自己否定する方の中でも様々なタイプがあると思いますので十把一絡げでいうことはできません。

多くの場合、自信の無さというものは過去の記憶や経験が大きく影響しているものです。そして、ほとんどがあまり良い記憶ではないものです。つまり、心の傷を抱えていることも忘れてはいけませんので、あまり無神経な対応はしない方が良いでしょう。

しかし、その一握りではありますが、中には「そんなことないよ!○○さんは凄いじゃない」と否定して欲しい、高評価を聞きたいという心理が働いている場合もあります。

その見極めの難しさはありますが、いずれにしても周囲の自分への評価が気になる人であるというのは間違いないでしょう。

まとめ

自己否定する人の心理とは?

・本当に自分に自信が無い
・理想が高く完璧主義
・周囲からの否定への防衛策
・気を引くための構って欲しい作戦
・褒め言葉に素直になれない


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