あがり症克服!身に付けたい3つの話し方

あがり症克服!身に付けたい3つの話し方
「あがり症」のせいで話し方が下手で困るという悩みを抱えている人は、意外とたくさんいますよね。人がたくさんいる場面で緊張して声が裏返ってしまうとか、異性と話すとあがってしまって赤面を隠せないという人は、どこにでも一人はいるものです。

こんな人たちは、現場の雰囲気によってはとても微笑ましく見えることも少なくないですが、あがり症でどう話してよいのかわからないと頭を抱える人にとっては、深刻な問題でしかありません。特に、社会人になり、ビジネスの現場に飛び込めば、あがり症とか話し方が下手だとかで許されることは少なくなってきます。

そんなあがり症は慣れによって解決できるとは言いますが、今すぐにどうにかしたいという人の方が多いことでしょう。そこで今回は、あがり症のための話し方のコツについてお伝えします

 

あがり症克服!
身に付けたい3つの話し方

 

「緊弛緩法」で緊張をほぐそう

あがり症のための話し方を実践する前に、あらゆる緊張をほぐすことができる「筋弛緩法」を覚えておくと便利です。これは、緊張しやすい場面だけではなく、ストレスが溜まって眠れないときやリラックスできないときにも応用できる方法です。

方法は至って簡単で、まず、全身の筋肉にぐーっと力を込め、10秒間キープします。全力ではなく7割くらいのを込めるのがポイントです。そして一気に身体の力を抜き、そのまま10秒間「だらーん」とした状態を保ちます

たったこれだけのことですが、これを行うと身体の筋肉が急激にリラックス状態になり、副交感神経が優位になるため、それに伴い精神もリラックスしやすくなるのです。また、声を出す筋肉である声帯も緩むため、声が裏返ったりする心配も無くなります

あがり症なら話し方だけではなく、行動や作業でも緊張から来るトラブルが多いことでしょう。この筋弛緩法は即効性があり、緊張しやすいどんな場面でも時間をかけずに実行できるので、是非使ってみて下さいね。

 

話したいことを事前にまとめておこう

あがり症の人が話し方を上達させるためには、入念な準備が欠かせません。本当はどんな場面でも臨機応変に話すことができるようになるのがベストですが、それはかなりの経験と訓練が必要です。ですからまずは、事前に話す内容が決まっている現場でできることをするようにしましょう

あがらず、できるだけスムーズに話すためには、話す内容を事前にまとめ、紙などにニュース原稿のように書き記しておくことが大切です。あがり症の人の話し方でありがちなのが、頭で言うことを考えながら話そうとして、脳が混乱して適切な言葉が浮かばなくなることです。それを避けるためには、事前に話す内容を用意しておくほかありません。

また、紙に書いたものをただ読み上げるだけにすれば、脳が行う作業は目に入った文字を声にするだけになりますから、余計なことを考えて緊張する隙が少なくなります。緊張しがちな人は、「こんなことを言ったらダメかな」「自分は何を言っているんだろう」と、話しながら余計なことが頭をよぎるせいで会話のペースが乱れるのです。

その点、考えをまとめてから話すという習慣を付ければ、そのうち人前で話すこと自体の苦手意識が薄れ、原稿なしでも上手に話せるようになっていきます。

 

自分の意志を伝えるのではなく、他人の言葉を伝言する気持ちになろう

事前に内容をまとめ、原稿を読むようにしても、やはりあがってしまう人はいますよね。そんな人は、自分の言葉や気持ち、情報を人に伝えることに対して何らかの恐怖心があることが考えられます。自己紹介が苦手な人はこのケースに当てはまることが多く、他人のことなら上手に話せるのに、自分のこととなると言葉に詰まるという悩みを抱えてしまうものです。

それを解消するためには、例え自分で用意した話題を話すのだとしても、「他人から聞いたことを伝言する」ような気持ちになり切って話すのがおすすめです。あがり症のための話し方としては少々高度なテクニックになりますが、自己暗示をかけ、自分以外の誰かの話をするような気持ちに持って行ってみて下さい

これは、異性と話すときに緊張するタイプや「自分の話によって相手にどう思われるか」を意識してしまう人におすすめの方法です。あがらずに話せる人を相手に、自己暗示をかける練習をすることから始めてみましょう。

 

いかがでしたでしょうか。あがり症のための話し方として、誰でも始めやすいものから3つお伝えしました。

人前であがってしまうという人のほとんどに当てはまるのが、自分が相手にどう思われているか気にしてしまう性格を持ち、その不安が身体に表れやすいということです。その性格のせいで一度失敗するとそれについてくよくよ悩み、次回にその失敗を思い起こして更なる失敗を生むという悪循環に陥ってしまうのです。

そんな人に必要なのは、「成功した」という実績です。一度の失敗で悩む人は、一度の成功で自信を持つことができ、身体も少しずつコントロールできるようになるはずです。

その成功の実績を得るためにも、手始めにここでお話しした方法を実践してみて下さい。そして、あがり症でも話し方を身に付けられるという自信を持てるようにしましょう。

まとめ

あがり症克服のための話し方や緊張のほぐし方は

・話す前に「緊弛緩法」で心身の緊張をほぐそう
・話したいことを事前にまとめ、紙などに記しておこう
・自分の意志を伝えるのではなく、他人の言葉を伝言する気持ちになろう


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