話が続かないと悩んでいる人は多いですよね。合コンや飲み会で仲良くなりたいなと思う相手に勇気をだして話しかけてみても、会話が弾まずに親しくなることができなかったとか、仕事で人脈を広げてチャンスをつかみたく手も会話力が伴わずに中々交友関係を広げられないというのは大きな悩みになります。
しかし、話が続かないのは生まれ持った性格のせいだと思い込むのは間違いです。もともとコミュニケーション力が高くて人とすぐに親しくなれる人もいますが、意識的に会話が続くように努力している人もたくさんいるのです。
話が続かないことが悩みな人にとっては、会話力を鍛えることは難しそうだと思われるかもしれませんが、実はちょっとした心掛けをするだけでも大きく変わるのです。そこで、今回は話が続かない人におすすめの心掛けについてお伝えします。
話が続かない人必見!
会話力を鍛える5つの心掛け
相手を褒める
自分と何も共通点がない人との会話をすることは難しいですよね。しかし、仕事をしていると名前と顔は知っているけれどもその人の趣味や関心事などを一切知らない相手と、客先に商談をしにいかなければならなくなったり、エレベーターで一緒になったりと二人っきりになることがあります。
このような相手に効果的なのが外見の変化を褒めることです。「髪型変えましたよね、スッキリしてとっても素敵です」とか「素敵なスカートですね、かわいい!」などと相手のポジティブな変化を褒めるのです。
普段褒め慣れていない人は、なんだかわざとらしくて嫌だと思うかもしれませんが、褒められた側は素直に嬉しいものです。男女問わず、相手を褒めることは、話が続かない人がまず身につけるべきことです。
情報収集する
人と話が続かない理由はシンプルです。ずばり、相手に話しかけるネタがないためです。いくら会話術を身につけたとしても相手に話しかけるネタがないと会話を成立させることはできません。世間話をするなどある程度会話をすることができても、表面的な会話では相手も楽しくないと感じてしまいます。
そこで実践すべきなのが日頃から周囲の人の関心事を知っておくことです。小さなことでも構いません。例えば「テニスがお好きなんですよね。好きな選手はいるんですか?」などと相手の趣味をきっかけにすれば、会話をすることができます。
例え、周りに関心がなくても、職場にいる人の関心事や趣味についてある程度頭に入れておくことは、会話術を極める上で欠かせないのです。
自分の話を我慢する
会話をしている時に話をすべて自分の方に持っていく人っていますよね。例えば、相手が「猫が好きなんです」と話したら「そうなんですか、私は犬派なんです。小さい頃に柴犬を飼ってて~」などと、せっかく相手が猫の話をしかけたのに自分の話に持って行ってしまうパターンです。
このような人は、自分の話がひとしきり終わると、会話が続かない状態に陥りがちです。要するに、自分の話をすることにしか興味がないのです。それでは相手は楽しいと思えません。
会話を続かせるためには自分の話をしたくても我慢して相手の話を掘り下げることに意識をおくことが大切です。「猫飼ってるんですか?」とか「種類は何が好きなんですか?」など、相手が回答するように会話を持っていけば、キャッチボールが続きます。
疑問形の会話術にはコツがある
話が続かない人が意識した方がよいのは、会話では相手に疑問形で投げかけるということです。恋愛テクニックなどでも、疑問形で話すと会話が途切れずに盛り上がるとよく言われます。しかし、ここでさらに意識したいポイントが、Yes/Noで回答できない疑問形にすることです。
「お正月は実家に帰りましたか?」という疑問形だと「はい」「いいえ」で会話が終わってしまいます。しかし、「実家はどちらなんですか?」とか「年末年始はどこかに行かれるんですか?」などのYes/Noで終わらない疑問形にすることで「大阪ですか、やっぱりご実家にはタコ焼き機あるんですか?」などと会話を広げることができます。
相手に何かを回答させるような質問をして、その解答に対してどんどん掘り下げるということが話を続けさせるコツなのです。
軽めの小ネタ集め
人には、得意な相手と苦手な相手がいるものです。苦手な人との会話では話が続かないことが多いですよね。しかし、ニュースや本などで雑談のネタを集めておくと、どんな人とでも話を続かせることができます。
パーソナルな会話では話が続かなくても、芸能人のゴシップネタやドラマや映画などのネタでは共感できる部分があるかもしれません。「また不倫ですよね、女性が妊娠している時に最低ですよね~」と言うような一般的に共感が得られやすい会話であればどんな人とでも盛り上がれますし、意見が対立して険悪になる可能性も低いです。
政治やスポーツ、宗教のネタだと、相手が強い信条を持っていることもあり、逆に険悪になってしまうこともありますから、軽めの小ネタを普段から集めておくと役立ちます。
如何でしたでしょうか。話が続かないことは、気にしすぎることではありません。そもそも、生まれも育ちも考え方も異なる人間がいるのは当然のことですから、話が続かない相手がいる方が自然です。しかし、合わない相手を避け続けることは困難です。
時には相手との会話を弾ませた方が良い状況もありますから、話が続かないと悩んでいる人は努力して会話力を身に着けなくてはいけないのです。会話力というとセミナーなどに通って勉強をし、練習をしなくてはいけないと思われがちですが、今回お伝えしたような誰でもできる心掛けを意識するだけでも大きく改善できます。
時には自分が興味がない情報でも収集しなくてはいけなかったり、相手の趣味や関心事を知っておく必要もありますが、そのような日頃の小さな積み重ねとちょっとした心がけで話が続かないという課題は解決することが十分可能なのです。
まとめ
話が続かない人が会話上手になる心掛けとは
・男女問わずにポジティブな外見の変化は褒める
・日頃から周囲の人の関心事を知っておき雑談に使う
・自分の話よりも相手の話の掘り下げを中心に
・相手への質問はYes/Noで終わらない聞き方をする
・ニュースや本で会話に使える小ネタを集めておく