あがり症なのにスピーチを頼まれて心臓が飛び出すほどの緊張をする方も多いことでしょう。社会人になれば人前でスピーチやプレゼンテーションをする機会もたくさんありますよね。仲間同士なら普通に話せるのに、いざ大勢の前でとなると頭が真っ白になり、しどろもどろになって落ち込むこともあります。
緊張しやすい人は上手くスピーチしなければ人に迷惑をかけてしまう、悪い印象を与えるのではという不安が強い場合が多いものです。冷や汗をかくほどあがっても一生懸命に取り組む姿は誠実な態度として映るものですが、出来ることなら少しでもあがり症を克服できると気持ちもラクになることでしょう。
そこで今回は、あがり症の人がスピーチを成功させるためのヒントをお伝えします。
準備をしっかり整えて臨む
あがり症でもスピーチしなければならない機会はやってきて辛いものがあります。仕事ならば断わるわけにもいかず、自分との戦いにもなるわけですが、コツをつかむとふっと力が抜けることがあります。
まずスピーチの内容に自信を持って臨むことが出来るようしっかりと準備をするとよいです。準備不足は余計な心配になりさらにあがりの原因となってしまうものです。
あがり症でもスピーチ前の準備をしっかりすることで成功へとつながることでしょう。
失敗を予想しない
あがり症だから私のスピーチはきっと失敗するだろう・・・なんて思ってはいませんか?先のことを不安に予想するとなおさら動揺して集中できない事が多いものです。
確かに自信がなくて「失敗」「無理」「だめ」とネガティブに考えがちですが、ここは「言霊」を信じましょう。「大丈夫」「頑張ってる」「落ち着いてる」など声に出して臨むと不思議とうまくいくことがあるのです。
呼吸を整える
あがり症にも関わらずスピーチをしなければならないのはかなり苦痛でもありますよね。気持も落ち着かずソワソワして些細なことが気になって仕方ない。そんな自分の様子を自覚すると余計にドキドキして足まで震えてしまうことでしょう。緊張してあがっている状態というのは息が浅くなっていることが多く、浅い呼吸は声が出にくくうわずることもあります。
深い呼吸でリラックスした状態でスピーチに臨むときっとうまくいくことでしょう。
視線は一番後ろに
あがり症の人がスピーチやプレゼンテーションをするときに苦手とすることに「視線」が挙げられます。また自分の目線をどこに持っていけばよいのか迷い、結果、視線が定まらず挙動不審な態度に自信喪失ということもあるでしょう。人の目を見て話すことも大切ですが、大勢の前では中々ハードルが高いものです。
あがり症でもスピーチをうまく進めるコツとしては人の目をじーっと見るのではなく会場の一番後ろの壁を見ましょう。
慣れてくれば内容に沿って人の目を見ながら話すことが出来るようになります。
場数を増やす
あがり症でもスピーチを任され引き受けた以上は無事に終えたいものですよね。しかし、人の前に出るとあがって声が出ない、赤面する、頭が真っ白になるなどの症状に悩む方もいることでしょう。ところが、周りには何の支障もなく堂々とスピーチしている人がいます。
しかし、その人達も実は最初から滑らかに話せたわけではないのです。社会人になり、年齢も重ねていくと、人前でスピーチする経験も多くなってきます。この経験の数こそがあがり症の克服へとつながるのです。
以上、あがり症の人に試して欲しいスピーチ成功への秘訣についてお伝えしました。あがり症でも経験を積むと緊張の解き方が身についてきます。尻込みせずにチャレンジするとよいでしょう。呼吸を整えることはとても大切です。日頃から呼吸法を取り入れて心身のくつろぎを体感しておくと、いざという時に役に立ちます。あがり症なのにスピーチをすることは悩みの種ではありますが、誠実さを伝えることを念頭において準備しましょう。
あがり症の人がスピーチで逃げ腰にならずに、一生懸命頑張っている姿は人を引き付けます。たどたどしい話し方でもよいのです。完璧でなくてもよいのです。真面目に取り組み終わった後に拍手がもらえたら大成功です。
まとめ
あがり症の人がスピーチを成功させるためのヒントとは
・スピーチ内容をしっかり準備しておく
・失敗を予想せずにうまくいくと自分を信じる
・呼吸を整え特に息を吐く時をゆっくり
・視線は一番後ろにすると落ち着いて見える
・スピーチを尻込みせずに経験値を増やす