自分に自信を持つというのにはコツがいります。自信を持てない、自分を信じられないというのは辛いことですよね。自分の意見を主張できない、つい周りに流されてしまう、オドオドしてしまう・・・。日本人はもともと謙虚な国民柄ではありますが、謙虚であるということと、自身が持てず内向的であるということはニュアンスが違うものです。
「自分が好き」「自分には強みが、長所がある」「自分を信頼できる」「自分に満足している」このように感じて日々を過ごせたら、どれほどよいでしょうか。しかし、内閣府の調査結果を見てみても、このように自分に自信を持つ人が、海外の人たちに比べてとっても少ないのが日本人の特徴になってしまっているのです。
自分に自身を持つためには、心のクセを変えて、意識して見方や意味付けを変えていく必要があります。「心のトレーニング」をすることで、自信を持てるようになるのです。そこで今回は、自分に自信を持てるようになる名言5選をお伝えします!
今すぐ自分に自信をもつ方法!
勇気がでる名言5選
「自信がないからやめよう」じゃなくて、「自信を付けるためにやろう」吉岡秀人
吉岡秀人氏は、発展途上国ミャンマーで無償で医師として活動を続けている小児外科医です。
財産や地位や名誉を求めず、自分の全財産を注いでまで貧しい国で医療活動を黙々と続けているのは、医療活動を通じて「必要とされている、求められている」という感覚が、「人として最も高次な欲を満たすのではないか」と感じているからだとおっしゃっています。
そんな吉岡秀人氏の名言の一つが、“「自信がないからやめよう」じゃなくて、「自信を付けるためにやろう」。”
自信がないからやらない、これではいつまで経っても成長のないままですよね。やっているうちに失敗も重ねながらだんだんコツを得てくるのですし、根気強くやっている自分をスゴイな、エライなと思えてくる。自分が好きになってきて、自信が付いてくる、自分に自信を持つことができるようになるという経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
大人になるにつれ、人の目を気にするようになり、失敗は恥ずかしいものだ、みっともないものだと強く思うようになります。失敗を恐れなければ、どんどんチャレンジする意欲的な行動ができます。失敗から学び成長していくことができれば、自分に自信を持つことができるのです。
「小さいことを重ねるのがとんでもないところに行くただひとつの道だ。」イチロー
プロ野球選手として歴史に名を刻んでいるイチロー選手は、小学校3年生の頃から放課後に父親と野球の練習をし、さらに学年が上がると近くのバッティングセンターにほぼ毎日通いつめて練習していたといわれています。
何事も積み重ねとはいいますが、一朝一夕に何かを成し遂げた人などいませんよね。結果を出している人たちは、とにかく人よりも並外れた作業量、行動力があるというのが分かります。とにかく作業をする、行動するという小さな積み重ねが積もり積もって大きな成果を上げているのです。そして、その結果自分に自信を持つことができるようになるのです。
もちろん、ただ闇雲に行動するだけでなく、行動しながらも分析力を働かせて、工夫・改善していくからこそ大きな成果を上げられるのでしょう。イチローは猛練習なイメージがありますが、それは間違いで、不安や焦りから練習に打ち込むことはしないといわれています。「何のための練習か」を常に意識し、シーズン中はフォームの確認や微調整をするのみであとは体調管理に勤しむとのこと。
しかし、一方でシーズン前の練習ではバッティングの進化を目指してフォームを固めたりするため猛練習します。その日設定する目標が達成できるまでは、何時間でも何球でも打込み続けます。目的を明確にした練習を、タイミングよく適切に行うのです。
このように、あらかじめ適切で効率よい努力の仕方を考えて、あとはとことん行動を積み重ねることで結果が出てくるのです。行動するうちに、さらなる効率の良さや技術力、分析力が磨かれていきます。そうすることで、自然とスキルアップして自分に自信を持つことができるようになっていくのです。塵も積もれば山となる、と言えるでしょう。
「まずはあなたがあなたらしく、魅力的にならなければ始まらない。」須藤元気
須藤元気さんは、元総合格闘家です。自分という個性を愛せずに、生まれつきの自分らしさというものをいつの間にか見失い、周りの人間や世間から求められる自己像に合わせてしまうと、つまらない自分になってしまう。自分自身がつまらなければ、友達も仕事もつまらないに決まっている、という風におっしゃっています。
人が本来持って生まれ出てきた「個性」という宝物を大切にして、自分らしく魅力的に生きることが人生を面白くするのだということですね。自分に自信を持つことができるようになるには、自分を受け入れることから始めましょう。
「あなたが生まれながらに持つ才能、能力は練習の積み重ねでしか開花しない」ウサイン・ボルト
ウサイン・ボルト氏は、陸上競技短距離選手で人類史上最速の選手です。どんなに天から授かった才能でも、練習を積み重ねなければ開花することはないということをおっしゃっています。「簡単は選べない。サボらない。決して辞めない、恐れない。」とも言っています。
ついつい簡単さを選びたくなるのは人間のサガと言えるでしょう。楽な方に流されサボってしまう。恐れから行動に踏み切れなかったり、行動を続けられないということもありがちなのではないでしょうか。しかし、それを意思の力を持って制することで才能は開かれていくのでしょう。その強い意志の在り方に、自分に自信を持つことができるのです。
「先のことは心配せずに、ひとつひとつレースを戦っていこう。最終的に勝てれば言うことないし、負けたとしてもこの世のオワリが来るわけじゃない。」セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテルは、F1ワールドチャンピオンにも輝いたレーシングドライバーです。先のことを考えると、心配や不安を感じてしまうということはありませんか。脳は、暇になると不安やネガティブなことを考えようとする性質があるといわれています。これは生存本能に基づいたものなのでしょう。
しかし、心配や不安は、行動に制限をかけてしまう厄介なもの。先のことは心配せずに、ただ今やるべきことを黙々とこなしていれば充実感や達成感を味わうことができ、自分に自信を持つことにも繋がっていきます。不安に思うことの中には、別に上手く行かなくてもこの世のオワリが来るわけじゃないことも実は多いものです。そういうふうにデーンと構えれば、失敗への不安も薄れ、安心して自信を持って行動していけるでしょう。
いかがでしたか。自信を持って生きているように見える人でも、その自信は努力と行動の積み重ねや心の持ち方の積み重ねで築かれてきたものであるのかもしれません。自信のある人は、忙しく動き回っていて生産性が高いという傾向があります。起業家などはその代表ですね。
そして、自分に自信を持つことができている人というのは、自分の弱点を認識して受け入れている人だということです。ある研究で、自分を受け入れることが幸せに生きる最大のコツであるというのが分かっています。経験的にも、自分を受け入れている時というのは心が平穏であるというこをが自分でも分かっていますよね。他人に否定される個性でも、自分でも不完全だと感じる個性でも、自分自身が受け入れていれば自信に繋がります。今回、自信に繋がる名言を5つご紹介しましたが、あなたも実践に移していけば自分に自信をもつことができるようになっていくはずです。
まとめ
今すぐ自分に自信をもてる名言とは
・「自信がないからやめよう」じゃなくて、「自信を付けるためにやろう」吉岡秀人
・「小さいことを重ねるのがとんでもないところに行くただひとつの道だ。」イチロー
・「まずはあなたがあなたらしく、魅力的にならなければ始まらない。」須藤元気
・「あなたが生まれながらに持つ才能、能力は練習の積み重ねでしか開花しない」ウサイン・ボルト
・「先のことは心配せずに、ひとつひとつレースを戦っていこう。最終的に勝てれば言うことないし、負けたとしてもこの世のオワリが来るわけじゃない。」セバスチャン・ベッテル