目を見て話すことが苦手な人でも楽しく成り立つ会話術

目を見て話すことが苦手な人でも楽しく成り立つ会話術
電話やメールは平気だけど、目を見て話すのが苦手で……という照れ屋な人は、少なくありませんよね。でも、面接の席や大事な話し合いの場でずっとうつむいているのは印象が良くありません。そんな場では、「目を見て話すのが苦手なので」という言い訳は通用しないものです。

また、恋人が欲しくて勇気を出して参加した合コンで、いざ素敵な人と話せるチャンスが訪れても、目を見て話すのが苦手なせいでうまく会話できずにご縁を掴み切れなかった……という残念な経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。しかも、自分より会話上手な人に人気を持って行かれた、なんてことになると、かなり落ち込んでしまうことでしょう。

でも、安心して下さい。目を見て話すことが苦手でも、相手にしっかり意思を伝えたり、楽しませたりすることは実は難しくないのです。そこで今回は、目を見て話すのが苦手な人でもすぐに身に付けられる会話術についてお伝えします。

目ではなく、唇からネクタイの結び目あたりを見て話そう

目を見て話すのが苦手なら、目を見なくても良いのです。意外に、ビジネスシーンでは正面を向き合ってはいても、目は合っていないことが多いです。

でも、そっぽを向いたり、うつむいたりして話すのは印象が良くないので、あなたの目線は目よりも下、相手の唇から首のあたり(男性ならネクタイの結び目あたり)を見るようにして話すと印象が良いです。面接でも、面接官の目を見るのは不躾だと言われているので、首のあたりを見るのが適切ですね。

ただ、相手が女性の場合は目線を落としすぎると「胸ばかりチラチラ見る」と誤解されてしまうので、気を付けましょう。

 

書類や小道具で目線を誘導しよう

仕事の打ち合わせや合コンは、目を見て話すことが苦手な人にとっては試練の場ですよね。そんな席では、書類や小物を用意して、そちらに相手の目を奪わせるようにしましょう。この方法なら相手が自分の方を向いていないのであなたが目を無理に合わせる必要がなく、緊張せずに話せるはずです。

仕事では書類や仕事道具を使うことができますが、合コンでは難しいですよね。そんな時は、スマホの面白画像とか手品などのネタを用意していくことをおすすめします。そうすれば、目を見て話せない人でも、相手と打ち解けたいという意志が伝わります。

 

身振り手振りを大きくし、相手の目線を手元に持って行こう

では、小道具を用意できない場ではどうすれば良いのでしょうか。そんな時は、身振り手振りを大きくして話し、相手の目線をあなたの目ではなくオーバーに動く手に持って行くようにしましょう

あなたがオーバーリアクションな人と会話するとき、目線はどこにあるかを思い出してみて下さい。恐らく、相手の顔よりも動き続ける手などにありますよね。

人はよほど意識して集中しない限り、どうしても動くものに目を奪われる性質があります。それを逆手に取れば、相手と向き合いながらも目を合わせずに楽しく話すことができます。

 

一対一の時は、横並びで座ろう

恋人や片思いの相手と一対一でいる時はどうしても相手の目を見ざるを得ない、しかも相手は思いを寄せる人……となると、緊張は頂点に達してしまいますよね。でも、そこで目を逸らしてしまっては、相手を嫌な気持ちにさせてしまうかもしれません。

目を見て話すことが苦手な人でも、相手と親密さを保ちつつ話すためには、向かい合うのではなく横並びに座りましょう。そして、なるべく近づいて、身体の側面と側面が触れるくらいの距離にいれば、自然と目は合わせにくくなりますし、親密な感じも生まれます。

これなら、距離が近いために相手の話をしっかり聞くことができますし、あなたの話も相手の耳に届きやすいはずです。

 

常に笑顔で、楽しいムードを作ろう

どうしても向かい合って話さなければならないということなら、よほどシリアスなムードでない限りは、満面の笑顔で会話に臨みましょう目が潰れてしまうほどの満面の笑顔なら当然相手と目が合うこともありませんし、自ら笑顔を作ることで緊張しにくくなるというメリットもあります。目を見て話すのが苦手でも、作り笑顔は練習次第でできるようになりますよね。

人は、無理にでも笑顔を作ると感情も楽しい方に引っ張られるようにできているので、自然にリラックスして楽しく会話することができるようになります。また、笑顔の人は相手に与える印象も良いので、一石二鳥です。

 

以上、目を見て話すことが苦手な人におすすめしたい、会話時のテクニックやコツについてお伝えしました。

ここでご紹介したのは、「目を見て話せるようになる方法」ではなく、「目を見なくても相手に違和感を与えない方法」です。この世の中には「目を見て話すべきだ」という主義を抱いている人もある程度いますが、ほとんどは「挙動不審でなければどこを見ていても気にならない」と思っている傾向があります。

ですから、楽しく、緊張せずに会話するためには、目を見るよりも相手に違和感を与えず、自分自身がスムーズに話せる方法を実践した方が建設的です。目を見て話すだけが話上手というわけではありませんから、やりやすい方法で楽しく会話する技術を身につけましょう。

まとめ

目を見て話すことが苦手な人でも成り立つ会話のコツは

・目ではなく、唇からネクタイの結び目あたりを見て話そう
・書類や小道具で目線を誘導しよう
・身振り手振りを大きくし、相手の目線を手元に持って行こう
・一対一の時は、横並びで座ろう
・目が合わせにくい笑顔で、楽しいムードを作ろう


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