目を見て話すことが苦手な人に試して欲しい3つの改善策

目を見て話すことが苦手な人に試して欲しい3つの改善策
「人間関係がうまくいかないな…」と思っている方の多くは、人の目を見て話す事が苦手だったりしますよね

目を見て話す事が苦手な事を「生まれつき」や「性格のせい」と思っている方が多いかもしれませんが、これは『正視恐怖症』といわれる症状で、思い込みが主な原因とされ、対人恐怖症の中に分類されます

「怖い」「恥ずかしい」といった気持ちや「自分に自信がない」「相手が自分の視線を不快に感じているのではないか」という思い込みが「目を見て話す事が苦手」という形として表れているのですが、そのせいで社会生活で損をする場面は非常に多くある為、「どうにかしたい!」と思っている方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、目を見て話すことが苦手な人に試して欲しい3つの改善策についてお伝えします。

 

目を見て話すことが苦手な人に
試して欲しい3つの改善策

 

目を見られないなら、見なければいい!

目を見て話す事が苦手な人が状況を改善しようと努力する際、「目を見なければ…!」と考えすぎて、どんどん目を見て話す事にプレッシャーを感じ、苦手になっていくという悪循環が発生します。

そこで発想の転換です。「目を見る事」が苦手なのですから、「目ではない場所」を見れば良いのです。それは「鼻」でも「眉間」でも「頬」でも構いません。なんだかひっかけ問題のようですが、これは実に効果的な方法です。

会話の最中ずっと下を向いたままの人と会話するのには不快感を感じますが、顔が自分の方を向いていれば、そこまで違和感は感じませんよね。つまり、顔のどこかを見てさえいれば、相手は「自分の話を聞いてくれている」と感じるものなのです。

ただしこの時注意するべきなのが、「相手のコンプレックスであろう部分を避ける」という事です。薄毛の人のおでこや頭頂部に注目したり、シミやニキビのある部分ばかり見るなどすると、コンプレックスを刺激して不快感を与えますので避けましょう。

『目を見て話す事が苦手』ならば「鼻」を見る。これを実践するだけで、赤面、震え、冷や汗などの症状は確実に減っていきます。「こんなに簡単な事だったのか!」と気付く事ができるでしょう。

 

話し上手じゃなくていい!

目を見て話す事が苦手な人は「自分に自信がない」という場合が多いです。自信を失ってしまった原因の一つに「会話が苦手」という部分があるのではないでしょうか。人との会話が続かず、「自分と話してもつまらないんだ」と思い込み、自信を失ってしまう…

しかしそれはただ単に口下手なだけです。みんながみんなおしゃべりになる必要はありません。目を見て話す事が苦手な人も「聴く」事を極めれば、自分発信でなくとも会話のキャッチボールを長く続けることは可能ですし、「聞き上手」な人はどんな人からも好感をもたれやすいです。

聞き上手になる為に最も大切なのが「質問」です。ただ聞き流すだけでは会話になりませんが、話したことに対して「質問」する事で、また相手がそれに答える…というキャッチボールが生まれます。

そして質問をする事で、相手に「興味を持っている」という事が伝わる為、相手は嬉しくなって、もっとたくさんの話をしてくれます。そして更に気になった部分を質問する…というのが聞き上手の流れです。

つまり、話上手じゃないのなら、質問のスキルを磨きましょう。目を見て話すのが苦手でも、鼻を見ながら、相手が喜ぶ質問をしてあげれば、気分が乗った相手はどんどん話を進めてくれるでしょう。

 

考え方を変える努力を

目を見て話す事が苦手な『正視恐怖症』を含む対人恐怖症は、特に日本人が陥りやすい傾向にあります。周りの目を気にし、恥を嫌うという日本人特有の気質が影響していると言われています。

目を見て話す事を苦手と感じるのは、様々な失敗経験によって嫌な思いや恥ずかしい思いをして、自信を失い、「また失敗したらどうしよう」という不安が常につきまとっているような状態です。

しかし、ここで少し視野を広げて考えてみてもらいたいのですが、自分が道で滑って転んだ時って、死ぬほど恥ずかしい思いをしますよね。しかし、他人が滑って転ぶ姿を見た時はどうでしょうか。数時間後にはそんな事忘れてしまうでしょう。

意外と人間は他人の事なんて見ていないものなのです。そう思うと少し気持ちが軽くなりませんか。思い切って自分を変える勇気を出してみましょう!そうすればネガティブな思い込みによって、目を見て話す事が苦手になっている現状が少しずつ変わり始める事でしょう。

 

いかがでしたか。「目を見られないなら鼻を見る」という対処法がありましたが、中には「人の顔を見るのにすら抵抗を感じる」という方もいるでしょう。そういう方は、まず「相手に興味を持つ事」から始める事をおすすめします。

「この人は何を伝えようとしているんだろう」「この人はどんな事に興味をもっているんだろう」という点に集中してみると、余計な自意識から相手への興味に意識が移り、恥ずかしさや恐怖心も少し軽くなるでしょう。

人の目を見て話す事が苦手なままで、対人関係にずっと不安を持ちながら生きていくのは非常にもったいなく、寂しいものです。相手に興味を向けて、「失敗しても大丈夫」と思い切って行動する事を積み重ねていけば、少しずつ自分への自信を取り戻し、相手の目を見て自分の気持ちを伝えられる素敵な人になれるでしょう。

まとめ

目を見て話すことが苦手な人に試して欲しい改善策は…

・目を見て話す事が苦手なら、顔のどこかを見ていればいい!
・ただしコンプレックス部分に注目するのは避ける
・話上手になろうと思うと自信を失う。聞き役を極めれば話し上手よりも好感を持たれる
・他人は意外と自分を見ていない。変わりたいなら思い切って行動してみましょう
・「顔も見られない!」という方は、まずは相手に興味を持つ事から


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