自分が飽きっぽい性格だと解っているのなら、飽きないように工夫することで、簡単に続けられるようになるはずですよね。人には、「慣れる」という能力が備わっています。引っ越してすぐの頃は、街並み全てが新鮮に思えたのに、しばらく経つとなんとも思わなくなってしまう、といったような経験がある方もいるでしょう。この「慣れる」能力が、人を飽きさせるのです。
飽きっぽい性格のせいで、せっかく始めても長続きしないと悩んでいるのなら、始めたことに慣れないように、ちょっとだけ工夫してみましょう。工夫と言っても大したことではありません。興味を持ち続けられるようにイベントを作ったり、定期的に違った見え方ができるようにするだけのことなのです。それだけで飽きっぽい人でも長く続けられるようになります。そこで今回は、飽きっぽい人でも続けられるようになる工夫についてお伝えします。
何事も飽きっぽい私が
これだけは続けられた5つの理由
効果が見えるようにする
飽きっぽい人の特徴は、思い付きで始めたものの、思っていた結果が見えないので止めてしまうことです。いろいろな事に興味を持つのは若さを保つうえでも大事なことと言えますが、よく調べもしないで始めてしまうと、自分にとっては難しい事だったりします。続けているうちに全く結果が見えないと、興味を失ってしまい、やらなくなってしまうのです。
例えば、ダイエットで運動を始めても、やみくもに体を動かすだけでは、なかなか体重は減りません。長い目で見れば体重は減っているのですが、すぐに効果が出ないので飽きてしまいます。そんな方は、運動中の消費カロリーを計算してくれるアプリを使って、今日どれだけがんばったか記録に付けてみましょう。飽きっぽい人でも、やったことの効果が見えるようになれば興味を持続できます。
習慣とセットでやる
飽きっぽい人でも、朝晩には歯磨きをするし、出勤には毎朝同じ経路を通っているのではないでしょうか。人には習慣というものがあり、飽きずに同じことを繰り返しやっています。どんなに飽きっぽい人でも、繰り返しやる必要があることなら、やり続けることが出来るのです。
何かを始めてそれを長く続けたいと思ったら、ぜひ習慣とセットで行うことをおすすめします。とは言っても、習慣になっていることは考えなくても出来てしまいますが、新しく始めることは、意識しないとできません。習慣としてやるのなら、始めたことが目に付くようにする工夫が必要です。工夫と言っても難しいことではなく、歯磨きと一緒にやるなら、その隣りに使う物を置くとか、いつも通る通勤の経路上にある目立つ施設に通う、と言ったことで十分です。
途中まで出来た自分をほめる
飽きっぽい人でなくても、辛いことを長く続けることはできませんよね。しかし、始めたばかりのころは下手で、辛い時期もありますが、何か1つ良いことがあれば、興味を持続することができます。
例えば、ゴルフやテニスといったスポーツは、練習だけでは継続できません。本番の興奮があればこそ、単調な練習もできるのです。さらに、本番で自分の実力が解ると、上を目指してもっと頑張ろう、とも思えてきます。
辛いことをうまく継続するコツは、本番でうまくいってもいかなくても、そこまでできた自分をほめてあげること。それが自信となって、また興味が湧きます。飽きっぽい人に大事にしてほしいのは、続けていることへの興味を失わないように、工夫することです。無理にでもイベントを作って、そのイベントを楽しんでしまいましょう。
志は低めに設定する
自分が飽きっぽいと感じている人の中には、完璧主義の人もいるかもしれません。完璧主義の人は、興味を持ったことは何でも完璧にこなせないといけないと思ってしまいます。そのため、いざ、始めてみたらうまくいかず、急に興味が無くなってしまうのです。
何でも完璧にできる人はいません。どんなに上手い人でも、初心者のころは下手なのは当たり前。始めたばかりでは、上手い人と同じレベルを目指してもできる訳がありません。せっかく興味を持ったのなら、すぐには手が届かない上手い人を目指さずに、ちょっと努力すれば届くくらいのレベルを目指しましょう。ちょっと努力してそのレベルに届いたら、さらに上を目指せばよいのです。そうすれば、飽きっぽい人でも長く続けられるようになります。
変化を持たせてみる
飽きっぽい人に限らず、人は誰でも「慣れる」という性質を持っています。最初のうちは興味を持って続けられても、それに慣れてしまうと興味を失ってしまうものです。
慣れたと感じたら、イベントに参加したり、新しい道具を買ったりして、変化を持たせるようにしましょう。最初のころのワクワク感や緊張が無くなったと感じたら、それは変化を持たせる時期です。この時に何もしないと、あんなに楽しかったことも、いつもの三日坊主で終わってしまいます。
また、イベントや道具など、関連する物に興味を持つというのも良いでしょう。そして、仲間を持つのも良いことです。一緒にやっていると仲間意識が生まれ、愛着も湧いてきます。やっていることに愛着が湧くと、飽きっぽい性格でも続けられるようになります。
いかがでしたか。飽きっぽい人でも続けられるようになる工夫についてお伝えしました。
人は、同じことをやっていると慣れてしまい、興味を維持できないのものです。すぐに飽きてしまうのは、あなただけではないのです。しかし、世の中には、普通の人にとっては続けるのが難しいと感じることでも、長く続けられる人もいます。そういった人は、困難なことを長く続ける工夫ができる人なのです。その工夫には、誰でも始められる簡単なことがあります。決して難しいことではありません。
慣れてしまって興味を失った脳をだまして、興味を持たせてみましょう。興奮したりワクワクする感じは、興味を継続させるのに欠かせません。また、習慣と組み合わせてやったり、物への愛着を利用するもの賢いやり方です。ぜひ、あなたに合ったやり方で、飽きっぽい三日坊主な自分から脱却しましょう。
まとめ
飽きっぽい人でも続けられるようになるには
・効果が見えるような工夫をしてみよう
・習慣にしていることとセットでやってみよう
・途中でも、ここまでやれた自分をほめてみよう
・初めは目標を低めに設定してみよう
・慣れてきたら変化を持たせてみよう