友達がいない孤独とは、常に身近に友達がいる人にはわからない、深い闇のようなものだと思われがちです。家族以外に親しくする人もいない、一緒に遊ぶ相手もいないなどの、とても寂しいものだという印象がありますよね。
その中には、巡り合わせの悪さなどで、不本意に友達がいない孤独な時間を過ごすことになったという人もいるでしょうし、友達が欲しくても作る方法がわからないという人もいるでしょう。でも、友達がいない孤独な人の中には、自らそんな孤独を選択したという人も少なくないのです。
そんな孤独を愛する人は、どのようにして人生を楽しんでいるのでしょうか。これから先、友達がいない孤独な人生を送ることを覚悟した人なら、その楽しみ方を知りたいですよね。
そこで今回は、友達がいなくても人生を楽しむ方法や考え方についてお伝えします。
友達がいない孤独な人こそ知ってほしい!
人生楽しむ方法
友達がいなくても家族がいれば寂しくない
友達がいない孤独なあなたも、親、兄弟、そしてご縁に恵まれた人なら恋人、もしくは配偶者や子供がいるはずです。それらの人々は、あなたのことを思いやり、心配してくれますよね。
そんな家族がいれば、友達なんて必要ないという考え方があります。もしもの時に頼るべき人や、ちょっとした用事に付き合ってくれる人は必ずしも友達でなければいけないわけではありません。
一般の人は、友達よりも家族や恋人の方が優先順位が上です。ですから、友達がいなくても寂しい人生を送ることにはならないのだと安心して下さい。
友達がいないことは恥ずかしいことではない
友達がいないことを気にする人は、友達がいない寂しさよりも「友達がいないなんて人間性を疑われる」など、周囲にどう思われるかを気にしている傾向があります。でも、友達がいないことは恥ずかしいことではないのです。
人間性に難があるから友達ができないという人は確かにいますが、友達がいない人全てが人間性に問題ありというわけではありません。少なくとも、友達付き合い以外の人間関係をちゃんとこなせていれば、周囲に後ろ指をさされるようなことはありません。
ですから、自分に友達がいないということを割り切って考え、一人でも楽しく過ごせる方法を模索する方にシフトしましょう。
「付き合い」が生じないストレスフリーな人生になる
友達が多い人が必ず悩まされるのが、「付き合い」というもの。定期的に集まる暗黙の了解があったり、お祝いごとに何かを贈らなければいけないルールがあったり。本心から集まりたいと思う人や、お祝いごとには必ず嬉しい気持ちを共有したいという人なら別ですが、ほとんどの人は、「時には付き合いは面倒なもの」と思っているものです。
また、付き合うべき相手がいないということは、都合を合わせる必要も無いし、誘いを断る労力も必要ありません。そして、複数の友達の間で板挟みになることも無いのです。
友達がいない孤独な人は、付き合いによる煩わしさが最初から存在しないと考えるとどうでしょうか。これはかなり大きなメリットですよね。
一人でなければ楽しめないものがたくさんある
友達がいない孤独を抱えていても、「正直言って一人は気楽だな」と思うこともあるのではないでしょうか。例えば、自分の趣味に没頭したり、相手の都合を考えずにふらりと旅行に行ったりなどは、誰かと一緒にいる時間が多い人には難しいことです。
また、友達と出かけると、自分が楽しければ相手がつまらないのではと気になりますし、相手が楽しんでいても自分が乗り気になれなければ腹が立つものです。ご飯を食べに行こうとしても、相手の好みを考える必要があります。
その点一人だと、行きたいところに好きなだけ行けば良いし、食べたいものを食べれば良いのですから楽なものです。
ビジネスライクな「友達」を作ろう
「友達を作ろう」というと、今までのお話とは矛盾しているように見えますが、ここで作るべきは親友などではなく、「ママ友」「墓友」などの、自分の人生を円滑に進めるための存在です。
子供同士が友達のママ友や、独身者がこの世を去った時に野ざらしにならないための同盟のような墓友には、友情は存在しないこともありますよね。このように、友情が介在しない便利な関係を築いておけば、本当の意味での友達なんて必要ないのです。
このような、会社の同僚のような感覚で付き合えるビジネスライクな友達を作っておけば、もしもの時に大変有利です。
さて、友達がいない孤独な人も、これを読めば楽しく一人で生きられるような気になれるのではないでしょうか。
世間では、友達が多い人は恵まれた人で、友達がいない孤独な人はかわいそうな人と見てしまう風潮がありますが、実際にかわいそうかどうかを考えると、そんなことはありません。家族がいれば友達なんていなくても問題ありませんし、家族もいない人でも、一人だけで楽しめるものはたくさんあります。
友達がいない孤独な時間は、自分自身を見つめ直すことができ、余計なことを考えずに集中して物事に取り組める時間でもあります。自分の人生は、友達ありきのものでは決してありません。
友達がいなくても、自分の心掛けや努力次第で誰よりも充実したものにすることは難しくないのです。ですから、孤独に負けそうでも開き直り、楽しむことだけを考えて人生謳歌しましょう。
まとめ
友達がいない孤独な人が人生を楽しむためには
・友達がいなくても家族がいれば寂しくないことを自覚しよう
・友達がいないことは恥ずかしいことだと思わないようにしよう
・「付き合い」が生じないストレスフリーな人生を送ろう
・一人でなければ楽しめないものを楽しもう
・ママ友や墓友などビジネスライクな「友達」を作ろう