年齢を重ねるにつれて、人と話すのが苦手になったという人はたくさんいますよね。子どものころはあんなにおしゃべりだったのに、同じ人とは思えないほど話さない人もいます。
当然、人と話すのが苦手になったのには理由があります。それぞれ辛い気持ちを抱えていることでしょう。しかし、社会ではそんな理由をいちいち説明させてはくれません。苦手だとかどうとか言っていられない状況に見舞われてしまいます。
大人になるとある程度苦手を克服しなければならない時も出てきます。そのためには、やみくもに克服法を試しても辛さが増すばかりです。まずは人と話すのが苦手になった理由を分析し、それに見合った克服法を探りましょう。
そこで今回は、人と話すのが苦手になった理由と、克服へのヒントをお伝えします。
自信がない
自分に自信が持てなくて人と話すのが苦手になった人がいます。例えば、「自分が愚かなことを言ってしまっているのではないか」、「自分の言ったことでだれかに馬鹿にされるのではないか」と考えてしまいます。
そう考えると、人と話さない方が得策だと思えてきます。でも、黙っていると、逆に話させようとする圧力に直面してしまうものです。
意外なもので、相手の話を聞きだすことは、自分にとってスゴイ自信を持たせるものとなります。ですから、質問を考えて会話を楽しみましょう。
内気な性格
あまり会話のない過程で育った人は、内気になり、人と話すのが苦手になったケースがあります。
会話がない上に、親が注意ばかりしてくる人だったりすると、会話すること自体が恐怖になってしまうことがあります。そして自尊心が持てなくなり、沈黙という壁の中に閉じこもってしまうようになるのです。怖いので会話しない方がましだと思って沈黙するのですが、それはかえって自分を傷つけることになってしまいます。
少しずつしゃべるチャンスが生まれ、それに慣れてくることでしょう。
しゃべりすぎてしまう
話をするのが好きでも、人と話すのが苦手になった人がいます。知らないうちに会話の腰を折ってしまったり、会話を独占してしまったりして周りを困惑させてしまうのがトラウマになってしまうのです。
気持ちよく話していたのに、周りが引いていることが分かると辛いですよね。でも、話に夢中になるとついついしゃべり過ぎてしまいます。
最初はなかなかうまくいかないでしょうが、少し意識するだけで、会話の技術は相当アップするはずです。
声が小さい
声が小さいことも人と話すのが苦手になった原因の一つです。一生懸命しゃべっている時に、何度も聞き直されるので、辛くなってしまいます。
声が小さいだけでなく、通りにくい声質の人も同じような悩みを抱えますよね。生まれつきなんだから仕方ない、とも思うのですが、努力できることはあります。
努力することは、自信にもつながります。努力を続けているうちにスムーズな会話ができるようになることでしょう。
口臭が気になる
これも辛いですね。口臭がしているかどうかは自分では分からないものですので、不安で仕方がありません。
そして、日頃から口臭対策を心がけることも忘れないようにしましょう。
このように、人と話すのが苦手になった理由は様々ですし、克服法も様々です。しかも人と話すのが苦手になった理由には、内面の繊細な感情が関係している問題である場合が少なくありません。
克服のカギとなるのは、自分の感情を理解することです。自分の心に耳を傾けましょう。子どもの頃の経験が関係しているかもしれませんし、大人になるにつれて生じる感情なのかもしれません。
いずれにしても、まずは原因を理解し、受け止めることが大切です。自分を否定しないようにしましょう。会話は一人ではできないものです。つまり、人と話すのが苦手になったのは自分だけのせいではないのです。
周りにも協力を求めて、克服に励んでまいりましょう。何も恥ずかしく感じることはありません。
人と話すのが苦手になった理由を分析し、受け止め、少しずつ改善の努力を払っていきましょう。
まとめ
人と話すのが苦手になった理由と克服するためには
・ 自分に自信がない。質問に磨きをかけましょう
・ 内気で話せない。協力者を探しましょう
・ しゃべりすぎ。沸き起こる感情にストップをかけましょう
・ 声が小さい。発声練習しましょう。
・ 口臭が気になる。口臭チェッカーでこまめにチェックしましょう