特技がない、なんていうことはないはずなのですが、それで人生が決まるとなると履歴書に迂闊なことは書けないものですよね。そんな時には、自分をかっこよくアピールできる特技があれば良いのに、と思うことでしょう。しかし、履歴書に書いただけで即採用される特技をもっている人なんて滅多にいません。
多くの人は、自信を持ってアピールできる特技を持っていなくても、面接でうまく自分を表現しています。ですから、自分には特技がないから、と悲観する必要は全くないのです。自慢できる特技がなくても、自分をアピールする方法はいくらでもあります。そこで今回は、他人に自慢できる特技がないとしても、しっかり自分をアピールできるコツについてお伝えします。
特技がないと思い込んでいない?
アピールできる5つのこと
趣味を書いてもよい
履歴書に書ける、自分をアピールできる特技がないなら、今関心を持っている趣味を書いてみましょう。もし、履歴書に特技欄と趣味欄が分かれていたら、ある程度技能を必要とする趣味を特技欄に、そうでな趣味を趣味欄に書けばよいのです。履歴書の特技欄に書いてあることは、面接の際に面接官があなたの人柄を知るための質問に使われます。たとえありきたりな趣味でも、自分をアピールできることなら何でも構いません。
ただし、趣味の中には面接官にネガティブなイメージを持たれるものもあります。例えばギャンブルやゲームはたとえ好きで詳しいとしてもNG。また、面接官が質問しにくい、世間にあまり知られていない趣味も避けるか、書き方を工夫するとよいでしょう。
バイトや部活で身に付けたことは特技
特技がないという人でも、学生時代に何か部活動をやっていたのではないでしょうか。また、バイトをやっていた方なら、そのバイトでスキルを身に付けたかもしれません。一緒にやっていた部活仲間やバイト仲間にとっては何でもないスキルでも、それをやったことのない人にとっては立派な特技です。
また、今はやってなくても、以前やっていたスポーツも立派な特技です。部活やバイトの話ならいろいろできることでしょう。そして、バイトで工夫したことや、部活で苦労してやってのけた、なんて話があれば、それは立派な特技です。その特技を身に付けた経緯や、それがいかに役に立ったかがアピールできれば、きっと面接官に良い印象を持ってもらえます。
履歴書に書ける特技がないと思っているのは自分だけで、実はいろいろな特技を持っているかもしれません。自分の経歴を冷静に振り返ってみましょう。
自信がなくても謙遜しない
あなたが特技ではないと思っているだけで、他の人から見れば十分特技で通用する経験を持っているかもしれません。特技が無い、という人でも、他の人にはなかなかできない、優れた点があるものです。
もし、何かで他の人から褒められたことがあれば、それを特技に書いてしまいましょう。自分が経験したことなら、それについては自分の言葉で詳しく話ができます。面接では、この自分の言葉で話すことが重要です。取って付けたような言葉は、面接官には通じません。
また、履歴書に特技として書いたことは、例え自分にとってはたいしたことでないと思っていても、面接官に話す時に謙遜はしないように。変に謙遜すると、面接官はマイナス評価を付けてしまいます。自分には特技がないと思っていても、何かを特技と書いた以上は、それについて自信を持って話しましょう。
特技を作ってしまおう
特技がないとしても、関心を持っていることが一つや二つはありますよね。もしかしたらそれが特技になるかもしれません。そんな関心を持っていることを、履歴書の特技欄に書くのも一つの方法です。関心を持っているくらいだから、それを調べるのを苦に思ったりはしないでしょう。
履歴書に書いた後で、詳しく調べれば良いのです。そして、面接の時に「最近始めたばかりですが、」と言いながらそれになぜ関心を持ったのか、また、それがどれだけ面白いかをアピールします。面接官は、履歴書に書いてあることについて質問し、その応答の仕方で就職希望者をふるいにかけています。例え始めたばかりだとしても、自分の特技について自信を持って説明できれば、面接官は必ず良い印象を持ってくれます。特技がないからと言って、あきらめてはいけません。
ありきたりな趣味でも良い
実は就職の面接で面接官が履歴書に書かれた特技に触れるのは、あなたのコミュニケーション能力を見ています。書かれた特技そのものを評価することは、よっぽどのことが書かれて無い限りありません。そのため、あえて、ありきたりことを書いても全く差支えないのです。
しかし、本番の面接では、十分に下準備して臨むことをおすすめします。自分の特技をうまく面接官にアピールできないようでは、その面接がうまくいくはずありません。ありきたりな特技や趣味だとしても、面接官の印象に残る話ができればよいのです。もし、自分の良い点をアピールできるエピソードを持っているのなら、その話をすることを前提に、特技や趣味として書くのが面接で成功するコツの一つです。特技がないとしても、特技のことを聞かれた際に話すこと用意しておきましょう。
いかがでしたか。自慢できる特技がないとしても自分をアピールできるコツについてお伝えしました。
自慢できる特技がある方がもちろん良いでしょうし、それがあればいくらでも話ができるに違いありません。とはいえ、そんな誰にでも自慢できることなど、そうそうありませんよね。ほとんどの人は、ありきたりなことを特技にして、それで自分をアピールしているのです。
履歴書に書く特技について悩んでいるなら、面接で特技について聞かれた時に話す、何か良い印象に残るエピソードを探してみてください。エピソードが思い付かなかったら、興味を持っていることで何か良い話ができないか、考えてみましょう。特技が何かは問題ではありません。その特技でどれだけ自分をアピールできるかです。例えありきたりな特技でも、自信を持って、前向きに語ってみましょう。
まとめ
特技がない場合でも自分をアピールするには
・特技がないなら趣味を書いてみよう
・バイトや部活で身に付けたことは特技の一つ
・自信がなくても謙遜してはいけない
・特技がないなら、特技を作ってしまおう
・ありきたりな趣味ならアピールできる準備をしよう