人前で話すのが下手だった私がスピーチ上手になった理由

人前で話すのが下手だった私がスピーチ上手になった理由
どんな時でもスピーチ上手な人が、「私も昔は話すのが下手だったのよ」なんて言っていたとしても、すぐには信じられませんよね。今でも話すのが下手な自分を励ますためのウソなのでは、と思ってしまう人もいるでしょう。

でも、どんな口下手でも、訓練や経験を重ねるごとに話上手になるのはよくあることです。むしろ、生まれつき話上手な人の方が少ないはずです。

では、話すのが下手な人が話上手になるためには、どんな道を歩まなければいけないのでしょうか。また、何かのきっかけがあるならそれも知りたいところです。

これらがわかれば、現在話下手で悩んでいる人にも光が見えてくるはず。そこで今回は、話すのが下手な人が話上手になるまでの道や、心理的な変化などについてお伝えします。

一にも二にも経験を積もう

話すのが下手だと思い詰めると、人前で話す機会から自ら遠ざかるようになります。ですが、これが一番ダメなパターンと言っても過言ではありません。

話上手になるためには、一にも二にも経験を積むことです。失敗してもよいから、とにかく誰かの前で話す機会を手に入れる。そうすることで慣れが生じ、緊張しにくくなります

人前で話す場数を踏めば話術はもちろん向上しますし、緊張しにくくなること、そして相手の反応の予測が付きやすくなるなどのメリットも得られます。経験を積むということは、本を読んだり話術のセミナーを受講したりするよりも何倍も話上手に近づけるのです。

 

話上手な人を観察し、良いところを取り入れよう

自分が話す機会を多く得るだけでは、独りよがりなトークしかできない人間になってしまうリスクもあります。そうならないためには、話上手な人を見つけ、その人の話し方や態度などを観察して盗むのがおすすめです。

話すとき、どんなふうに「間」を入れていくのか、聞く者の心をどうやって掴むのかなどは、自分が聞く側に回らなければなかなか理解しにくいものです。それを学ぶため、話上手な人と会話する機会や、スピーチを聴く機会を獲得しましょう

そして、自分が苦手とする話し方を話上手な人はどうやってクリアしているのかをピンポイントで観察し、それに倣うようにすると良いです。

 

他人への恐怖心を捨てよう

人前で話すのが下手と自認する人は、聞く人を始めとする他人全般に恐怖心を抱いていることが少なくありません。それは、失敗したり、内容が甘かったりしたらどう思われるかわからないという恐怖です。

でも、聞く側の人は、話す側が思うほど粗探しをしたり、多少のミスを気にしたりしません。それを気にする人がいたとしても、それはその人の性格が極端に悪いというだけのことです。

話上手になりたいなら、聞き役を信頼し、胸を借りるつもりで思いのままに話してみましょう自分が思うよりずっと好意的に見てくれていることがわかり、恐怖心も薄れていくはずです。

 

話したい内容について突き詰めて考えよう

また、人前で話すのが下手な人は、自分が話す内容に自信が持てず、しどろもどろになる傾向もあります。これを解消するために必要なのは、やはり事前準備。

他愛ない雑談ではなく、スピーチやプレゼンなど話す内容が決まっている場合は、何を相手に伝えたいのか、そしてどんな順序で話すのが効果的かなどを前もって考えておくようにしましょう。全て紙に書いて、台本にしてしまっても良いでしょう。

このように、自分で話したいことをはっきりさせておくと、本番でスムーズに話せるようになります。

 

完璧主義をやめよう

自分を人前で話すのが下手だ思っている人ほど、周囲から見るとそれほど下手ではないものです。では、なぜ自分を下手だと思い込むかというと、それは完璧主義な性格のせいなのです。

完璧主義者は、一つの間違いも許せず、聞いている人全員が納得しなければ成功とは言えないなどの厳しいハードルを設けるせいで、8割がた成功しているとしても失敗とみなしてしまいます。そんな失敗経験を積み重ねていくうちに、人前で話すことに過剰な緊張を感じるようになる……という人は少なくないでしょう。

話上手になりたければ、まずは完璧主義をやめ、失敗しても気にしないくらいの心構えで行きましょう。それだけでも気が楽になり、いつもよりスムーズに話せるようになるはずです。

 

以上、人前で話すのが下手だと悩む人に教えたい、話上手への近道についてお伝えしました。

話すのが下手な人は経験不足な若者に多いですが、歳を重ねるごとに克服して話上手になった人が多くなっていきます。つまり、誰でも社会で揉まれるうちに話すスキルが身に付き、いつでも上手に話せるようになっていくということです。

特別に対策しなくても徐々に話すスキルは身に付いていくのですから、今すぐ、急いで話上手になろうとする必要は無いとも言えます。ですが、だからと言って、人前で話す必要が無いように逃げ回っていては何の成長も望めません

経験が自分を成長させてくれると信じて、地道に人前で話す機会を持つようにしましょう。

まとめ

人前で話すのが下手な人がスピーチ上手になるためには

・一にも二にも人前で話す経験を積もう
・話上手な人を観察し、良いところを取り入れよう
・他人への恐怖心を捨てよう
・話したい内容について突き詰めて考えよう
・完璧主義をやめよう


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