コミュ二ケーションが苦手!特に、相手と話が続かないことにとても敏感になっている方、少なくありませんよね。人は、話が続かない=自分の話がつまらないのだろうか、或いは、自分に対して好印象をもってくれていないのではないだろうか、などとお相手の気持ちを勝手に推察してしまうものです。
一旦そう思ってしまうと、その場の空気がとても重たく感じてしまい、一刻も早く何とかして今の雰囲気を変えたい、と焦ってしまう経験は少なからずあることでしょう。会話は流暢に運ばなければ楽しくない!と思いこんでしまったら、話が続かないことが気になって仕方なくなってしまいます。
そこで今回は、話が続かないと思った時に、ついやってしまいがちな失敗についてお伝えします。
無理に会話を続ける
話が続かない時、その沈黙はある意味かなりの「恐怖」と感じる方は多いものです。何とかその最悪の状況を打破しようと、無理に会話を続けようするのは絶対NG!です。
話が続かないことや沈黙が極端に苦手な人は、つまらないと思われることを過剰に意識する、元々コミュニケーションが苦手な人やシャイな人にはありがちなケースです。
上手く話せなくても、相手の気持ちを先読みしたりせず、沈黙を恐れることなく、落ち着いて素直な気持ちで会話するようにしましょう。
漠然とした不安や恐怖で失敗することを意識しすぎると普通の会話までぎこちなくなってしまいます。
自分の話ばかりする
話が続かないと、今すぐ何かを話さなくては…と焦るものですが、咄嗟に共通の話題が見つからないなんてこと多いですよね。
その苦し紛れに浮かぶのが「自分のこと」。それも仕方がないのですが、それは、次の会話が見つかるまでの間つなぎ程度にしておきましょう。自分の話だけを一方的にされても、お相手は決して楽しいと思ってくれるとは限りません。ほとんどの場合、退屈させてしまうことの方が多いでしょう。
コミュニケーションの基本のひとつに自分のことを話す自己開示があり『自己開示+質問』は、流暢な会話術の鉄板パターンとはいわれます。しかし、それは糸口を見つけるテクニックに過ぎない位に考えておきましょう。
相手の気持ちを先読みし過ぎ
話が続かない原因の1つに「失敗を恐れて尻込みしてしまう」ということもあります。沈黙やつまらなそうなお相手の様子を見るのを恐れるあまり、つい何でもお相手に合わせてしまい、自分の意見が言えないということはあるでしょう。
話が続かないことだけに焦点をあてるのではなく、どうでもよい話しやくだらない話でも、会話を楽しめることはあるものです。
良い内容の話やためになる話をしなければいけないなどと気負わないで、むしろ雑談が出来る雰囲気作りも大事にしてみてはいかがでしょうか。
熱くなり過ぎてしまう
そもそも話が続かない時は、独りよがりな会話になっている危険性も少なからずあるでしょう。話を続けるために、好きな事や自分が持っている情報を話題にするのも一つの手ではありますが、それにも充分注意が必要です。
もちろん、お相手の方が全く興味のない話をするのは元々論外ですが、多少なりとも食いついてくれたからと言って熱く語り出してしまうのはNG!です。
沈黙が解消出来たからと言って熱くなり過ぎてはいけません。常に冷静さは必要です。
リアクションが薄い
会話が続かないことに焦り始めると、考えがそちらにばかり集中してしまい、心に余裕がなく、お相手への配慮もできなくなることもありますが、それは、要注意です。せっかくお相手が何か話してくれていても自分のことで精いっぱいでリアクションが薄くなってしまうケースも時折見受けます。
相手の話にはリアクションを取り、会話を楽しんでいるアピールは絶対に必要です。自分から発信しなくても、お相手が積極的に話してくれるようになれば会話は成立です。
以上が話が続かない時、焦ってやってしまいがちなNG行為です。会話が少ない状態と感じても、自分が思うほどお相手は気にしていないことも案外多いものです。
しかし、その焦りの気持ちや無理やり会話している様子は、相手にも伝わってしまうもの。そんな状態はお互いに居心地が悪いことでしょう。良かれと思ってしていることが、自分にはストレスになり、お相手には変な気遣いは要らないのに、などと思わせてしまうこともあるのです。
まずは、会話が続かない状態も、決して手持ち無沙汰などと思わないことが大切です。静かな時間も時には心地よいと思うくらいの心の余裕も必要です。
話が続かないからと言ってアタフタするのはNGであるということだけは覚えておきましょう。
まとめ
話が続かない時にやってしまいがちな失敗とは
・無理に会話を続けてしまう
・自分の話ばかりしてしまう
・相手の気持ちを先読みし過ぎてしまう
・熱くなり過ぎてしまう
・リアクションが薄くなってしまう