人前であがらないためには、自分に自信を持つことが大事!というのは誰もが思うことですよね。それはわかっていても、そう簡単に自分に自信が持てるなんてことは無理というものです。
そもそも、そんな自己暗示が出来るのなら人前に出た途端震えあがってしまうなんてことはありえないですし、どんなに自分に自信がある人だって、絶対に失敗してはいけない大事な時は多少の緊張はするものです。
様々な人がいる中で生まれつき「人前に出るのが好き!」「目立ってなんぼ!」という気質の方もいますし、その逆で、どれほど少ない人数が相手でも発言するのは気が引けるという方もいます。
その違いはどこにあるのか…原因や気持ちのメカニズムを知ることはとても大事と言えるでしょう。そこで今回はもう人前であがらない!自分に自信を持つための心得についてお伝えします。
もう人前であがらない!
自分に自信を持つための心得とは
比較対象を作らない
人にはそれぞれ得意不得意があるのが当然のことですよね。自分は自分、人は人。上には上があるものです。
こんな人になりたい、自分もああなりたいと思う目標をもつことは良いでしょう。しかし、それが「なぜ自分にはできないのか」となってしまうのは決して良い結果を生みません。
人前であがらない性格になりたいと思うなら、まず自分に自信を持つこと。そもそもスタート地点もゴール地点も、キャパも違う他人と自分を比較するのは意味のないことです。
何らかの形で今現在の自分の評価を確かめたいと考え、比較が欲しいのなら、過去の自分自身と比較してみることをオススメします。つまり、現在の自分は過去の自分からどれほど成長することができているか…それを確認することには大いに意味があります。実際に自他ともに認める自信家に共通して言えることは、決して自分と他人を比較しないということだと聞きます。
自分に満足していない、自分に自信が持てないということが、人前で自己アピールできない大きな理由になります。人前であがらないために一番大事なのは、自分に自信を持つことに他なりません。
笑顔でゆっくり話す
人前であがらないで堂々としていられる人は尊敬に値する、と感じる人は多いでしょう。しかし、一見緊張していない様に見えても、実は心の中ではドキドキしている方だって案外多いものです。
さて、ではそのような人達は何故、そう見えないのか…。そこにはちょっとしたコツがあります。
そもそも人は緊張するとどうしても早口になりがちです。また、その早口が更に緊張感を掻き立ててしまうこともあるのです。一度話すスピードが速くなると、どんなに意識してもスローダウンすることは至難の業です。その焦りが更に緊張を増幅させてしまうこともあります。
人前であがらないコツは、とにかくゆっくり話すことを意識することです。これは事前に話すスピードを意識して何度も練習すると解決できます。
ゆっくり話すと、ゆっくりした動作にもなります。その逆でゆっくりした動作を心掛ければゆっくりした口調になります。ワンクッション小さな呼吸を挟むのも効果的です。動作が速まると口調も連動してしまいますので、充分注意して下さい。
また、視線も同様で、空間の奥から手前へZ型にゆっくり視線を動かしながら話すと、周囲には余裕があるように伝わります。
更に大事なのは『笑顔』です。笑顔も口調や視線と同様に、周囲の人に緊張している様子を見せずに済むテクニックです。張りつめた緊張感は伝染するものです。笑顔で場を和ませれば全体の雰囲気も良くなり、自分にも余裕が持てるようになります。
人前であがらない一番のコツは自然な笑顔を心掛けることにあります。
適度な緊張をバネにする
緊張は決して悪いことばかりではありません。極度の緊張で自分本来のパフォーマンスが出来なかったケースもありますが、適度な緊張であればそれが吉と出ることも少なくはないのです。
声が震えてうまく話せない、手の震えが止まらない、練習通りにいかない…そんな自分に更に焦りがプラスされて手の施しようもなくなってしまった。
誰でも大一番を前にすると、そんな悪夢にうなされることもあるものです。
しかし、適度な緊張感はパフォーマンス向上のためには必要なのです。ほとんどの場合、大きな失敗をするのは心に余裕があってちょっとした気持ちのスキが出来た時です。小さなミスは緊張感の中から生まれ、致命的なミスは緊張感を忘れた時に生まれるということですね。
つまり『緊張』に対する意識を変えてみてはいかがでしょうか。
絶対に人前であがらないようにしたいとか、緊張することを必要以上にネガティブに考えず、緊張が実力以上のパフォーマンスをさせてくれる可能性もあると考えてみるのです。人前であがらない!そればかりに捉われるよりは準備を念入りにすることに意識を注いで下さい。
準備さえしっかり出来ていれば、また努力を怠らずに練習を十分に積めば、その現実に対しては自信を持って本番に臨めます。多くの人の前に出る適度な緊張が身も心も引き締めてくれて、ベストパフォーマンスにつながるのです。
いかがですか。以上がもう人前であがらない!自分に自信を持つための心得です。自信をもつためには自分自身が納得いく充分な『準備』が出来ていることと『成功』のビジョンがしっかり見えていることに尽きるわけです。
どんなに自分に自信があっても絶対に失敗しない!と言い切れる人はいません。ですから自分に自信を持つのと同時に成功の判定基準…いわゆるハードルを事前に少し下げておく必要があるのです。
完璧を求めるから失敗が怖くなるのです。失敗を恐れるあまりに人前で必要以上に緊張してしまいあがってしまうのです。
それを『ちっちゃな失敗位なんてことない、ここまで出来ればOK!』そう思うだけで心が楽になり、肩の力も抜けて、人前であがらないで実力以上のことが出来たりすることもあるものですよ。
まとめ
人前であがらないための心得とは
・比較対象を作らないようにしましょう
・笑顔でゆっくり話しましょう
・適度な緊張をバネにしましょう