子供に自信をつけるために親が出来る声掛けとは

子供に自信をつけるために親が出来る声掛けとは
大事な我が子に自信をつけることは親の重要な役目の一つ。でも、そのためにはどんなことをしてあげれば良いか、どんな言葉をかけるべきなのかはちょっとわからない……という人も少なくありませんよね。特に、お母さんと息子という性別が違う間柄や、自分の幼少期とは兄弟構成が違うなどという人の場合は、自分の子供時代を顧みてもあまり参考にならないような気がするでしょう。

でも、子供に自信をつけることは、それほど難しく考える必要は無いのです。誠意をもって、適切なタイミングで素敵な言葉をかけてあげられれば、性別や家族構成にこだわらなくてもちゃんと子供の心に響くはず

そこで今回は、子供が自分に自信をつけるために親がかけてあげたい言葉についてお伝えします。

 

子供に自信をつけるために
親が出来る声掛けとは

 

バラエティに富んだ褒め言葉をかけよう

子供にゆるぎない自信をつけるためには、何といっても褒めることが大切です。子供に限らず、人間は誰だってけなされてばかりでは自信喪失してしまいます。

褒め言葉というものは、子供の精神に大きな影響を与える魔法の言葉と言っても過言ではありません。それを親から、愛情を込めて伝えることで、成長して外の世界に出てからどんな苦難にのまれても自分を見失わない強い人間に育つのです。

ただ、褒める、「すごいね」「いいね」などの具体性の無い言葉を連呼するのはあまりよくありません。「○○くんのこんなところが良いね」「この行動が素晴らしかったね」と、具体性を持たせつつバラエティに富んだ褒め言葉をかけるようにしましょう

また、褒め言葉は叱る時にも重要になります。子育てをしているとどうしても叱ったり注意する場面に出くわしますが、そんな場面でも褒め言葉を少し混ぜるようにするだけで、子供が必要以上に自信を失うことが避けられます。ひとつ叱ったら、「ここは悪いけどここは良かった」というように、褒め言葉もひとつかけてあげるようにしましょう。

 

子供の個性を認める声掛けをしよう

子供が自信を失いがちな場面として、周囲と同じようにできないとか、違いが見えてしまったときがあります。例えば幼稚園や学校で一人だけ作業が遅いとか、会話が上手ではないなど。こんな悩みを相談された日には、親もきっと困り果ててしまうことでしょう。

でも、そんな時こそ子供に自信を付けるチャンスだと思って下さい。劣っていることも優れていることも、人との違いは「個性」なのです。その個性は一見能力の低さに見えるかもしれませんが、じっくり観察すると、その子にしか無い良いところだったりします。

例えば、作業が遅い分丁寧な作業をしているかもしれないし、衝動的にならずに工程をじっくり思い返しながら行っているかもしれません。口下手に見えても、相手の心を時間をかけて伺いながら言葉を選んでいる子もいます。

ですから、子供が何かに苦手意識を持ちそうになったら、それはなぜか、その性格の良いところはどんなところかをじっくりと言い聞かせて、人と違うことにもしっかり自信をつけるようにしてあげましょう

 

自分の子供時代や兄弟、友人と比較して叱るのはやめよう

子供に自信をつけるためにかけるべき言葉というよりも、かけてはいけない言葉になりますが、教育の失敗例としてありがちなのは、「お母さんがあなたくらいの頃はこれくらいできた」「どうしてお姉ちゃんのようにできないの」「隣の○○君は成績が良いのに」などと、具体的かつ身近な人物を例えに出して子供を叱ることです。これは、子供に劣等感を与えてコントロールしやすくするためには絶大な効果を発揮しますが、自信をつけるという目的で考えると真逆の影響を与える言葉に他なりません

確かに、個人の性格によっては人と比較された方が発奮して頑張れる子もいますが、それは元々自分にゆるぎない自信がある子の場合です。そもそも自信に欠けている子は、親に周囲の人間よりも劣っていると言われればその言葉を鵜呑みにし、ますます心が縮こまってしまうばかりです。

「人よりできても、人よりできなくても良い」という価値観を持たせなければ、細かなところを他人と比べて一喜一憂するような、劣等感の塊のような人間に育ちます。ですから、親のやりやすさだけを考えて安易に周囲と比較する教育法は避けましょう。

 

いかがでしたでしょうか。子供に自信をつけるためにしてあげたい声掛け、避けたいことについてお伝えしました。

子供に自信をつけることに重点を置く親は、自分があまり自信を持たずに育ったという人が多いと言われています。でも、自信を失う教育しか受けてこなかったため、我が子にも同じように接してしまうという悪循環に嵌りがちになってしまいます。その悪循環を断ち切るためにも、自分の感情や記憶に負けないようにして、子供に自信をつける方法を一つ一つ実践していくと良いでしょう。

子供の心は大人が思うより繊細にできているため、思わぬことで自信を無くしてしまいます。そうならないためにも、ここでお話しした言葉を子供にかけてあげるようにしましょう。

まとめ

子供に自信をつけるために必要な声掛けは

・バラエティに富んだ褒め言葉でなるべく褒めるようにして、ひとつ叱ったらひとつ褒めるようにしよう
・苦手意識を持たせないために、子供の個性を認める声掛けをしよう
・自分の子供時代や兄弟・友達と比較せずに叱ろう


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