社会人になれば、就職して仕事をしていくわけですが、中にはすぐに辞めてしまい、別の仕事に就くものの、またすぐに辞めるを繰り返すという、いわゆる「仕事が続かない人」もいますよね。仕事が続かない理由が、自分の志に近づくためならよいですが、単に気力が続かない、やる気が出ないということで仕事を辞めている人は要注意です。
今では、転職も普通のことになりましたが、それでも短期間で職を転々としていては、印象が悪くなるのは当たり前。自分の目標や明確な理由が曖昧なままで仕事を辞めたのでは、いつしか再就職が難しくなります。
はっきりとした理由がなく、気力がなくて仕事が続かないのであれば、辞めてしまう前に気力を途切れさせない努力をしてみましょう。
そこで今回は、仕事を続けるため気力を途切れさせないための秘訣をお伝えします。
仕事が続かないのは何故?
気力を途切れさせない5つの秘訣
原因を考える
仕事が続かないのは気力が途切れるからというのは、他人から見れば甘いと思われますが、本人にとっては大きな問題です。普通であれば短時間で気力が復活することがほとんどですが、その状態が長く続くと気力を復活させるのは難しくなります。
なので、一度気力が途切れそうになれば、その原因がどこにあるかを考えるようにしましょう。例えば「会社の人と上手くいっていないな」と感じれば人間関係が原因ですし、疲れが酷ければ労働時間に問題があるかもしれません。
気力がなくなる原因が分かれば、それを改善するようにしましょう。こつこつと改善を積み重ねていけば、気力が途切れる原因は解消されるはずです。完全に気力がなくなる前に、原因を考えることでピンポイントで効果的な対策が打てるのです。
話しを聞いてもらう
気力が途切れるのは、仕事での悩みや鬱憤、愚痴を溜め込み我慢をしているうちに、いつしか限界がきて爆発してしまうことで引き起こされます。そして、心身ともに疲れ切ってしまうこで、仕事が続かないようになってしまうのです。
日頃の仕事で感じる鬱憤や愚痴は溜め込まずに、吐き出してしまうことが大切で、同僚や友人など気心に知れた人に話を聞いてもらうのが効果的です。また、悩みを聞いてもらえば、自分では気づかなかったことを指摘してくれたり、アドバイスをもらえることもあります。
たとえ、有効な解決策や答えが出なくても、人は誰かにそういうことを聞いてもらうだけで、スッキリして次の活力に繋がります。どんなことでも気兼ねなく話せる関係は、仕事が続かない状態から脱け出すのにとても大切なのです。
低い目標を設定する
「目標は高ければ高いほど良い」と言われますが、これは仕事が続かない危険もある両刃の剣です。高い目標を達成すれば、自信がつき達成感もひとしおですが、達成するのは簡単ではなく時間もかかってしまいます。そして、いつまでも達成できないと自分は無能だと感じてしまい、気力が途切れてしまいます。
さらに、無能な自分は会社に必要ないという自己嫌悪に陥るため、仕事が続かないのです。なので、目標は「少し頑張れば達成できる」くらいのレベルで設定しておきましょう。そうすれば、達成まで時間はかかりませんが、努力はしているので達成感が得られますし、モチベーションは上がります。
そして、目標を達成すれば、次は少しレベルを上げた目標を立て、達成すればまたレベルを少し上げるを繰り返していきます。これだと、目標を達成していくので気力は途切れませんし、自分のレベルアップにもなりますので、気力が途切れることはありません。
気持ちのリフレッシュをする
ほとんどの仕事は同じようなことを毎日こなしていき、職種によっては景色も変わらないということもあるでしょう。仕事が続かないのはこの今の状況に飽きているからかもしれません。この状態だと、ただ淡々と仕事をしているだけですので、気力も湧いてくるはずがありません。
まずは気持ちを一新させるためにもリフレッシュをしましょう。一人旅をするもよし、スポーツで汗を流したり趣味に没頭したりと、どんなことをしてもよいので気持ちをリフレッシュして下さい。そうすれば、気持ちも新たになり、仕事への活力もわいてきます。
定期的にリフレッシュする日を設定すれば、それがモチベーションにもなり、仕事を続けられるようになります。
転職を考える
気力が途切れないように考え得る対策をしてみても、すぐに気がなえてしまったり、いまいち気力が湧かない場合は、やはり転職を検討してみるのが良いかもしれません。どんな対策をしても効果が出ないのは、仕事そのものが自分に合っていない可能性があります。
そんな状態で無理に勤めていても、いつかは気持ちが破綻し、仕事が続かないのは目に見えています。仕事を続けるには気力が大切ですが、気力を維持させるには、ある程度自分に合った仕事をすることが必要です。
それが、仕事内容なのか人間関係なのか、はたまた給料なのかは人それぞれですが、世の中には色んな仕事がありますので、ぜひ自分に合った仕事を探しましょう。
いかがでしたか。気力を常に溢れている状態にしておくことは不可能で、どこかで気力が途切れかけたり、なくなってしまうことはよくあるものです。そんな時、ただ時間に任せて何も対策をせずにいると、気力が戻らないまま仕事に対するやる気も出なくなり、仕事が続かないという事態になりかねません。
大切なのは、気力が途切れかけた時に、いかに対策ができるかです。気力がなくなりかけている原因を探ったり、人に話を聞いてもらったりといろいろな方法がありますが、最終的に共通していることは、自分の気持ちがスッキリするかどうかです。
スッキリすれば気持ちもリフレッシュされ再び気力が戻ってきます。そうすれば、仕事に対するやる気も出てきます。こうなれば、仕事が続かないという状態には絶対にならないはずですよ。
まとめ
気力を途切れさせないためには
・気力が途切れそうになれば原因を考え対策をしていく
・鬱憤や愚痴を溜めず人に話を聞いてもらう
・低い目標を設定し達成感を味わう
・リフレッシュして気持ちを新たにする
・対策の効果が見えなければ転職を考える