人とのコミュニケーションが苦手と思っている方にとって、誰とでも流暢な会話を楽しむ方法というものがあるのなら、是非身につけたいスキルのひとつですよね。苦手な会話力向上が努力次第で何とかなるモノであれば、これほど多くの方が悩んだりはしないものです。
考えれば考える程、意識すればするほどギクシャクしてしまって言葉が出なくなってしまうというのがコミュニケーション下手の方の特徴。しかし、そんな方もほんの少しモノの見方を変えて、ちょっとしたコツを知ることで意外と簡単にコミュニケーションの苦手意識は克服出来てしまうものですよ。
そこで、今回は脱コミュニケーション下手!「会話が苦手」を克服する方法についてお伝えします。
脱コミュニケーション下手!
「会話が苦手」を克服する方法
質問上手になりましょう
コミュニケーションが苦手な人が、人と会う、或いは話す場面に出くわすと、とにかくストレスを感じてしまうという意見を良く耳にします。
それは会話が苦手なのではなく、会話の主導権を握って積極的に自分で話さなければいけない状況が苦手ということですよね。しかし、そもそも会話というものは語る人とそれを聞く人、その両者がいなくては成立しないのだということを忘れてはいないでしょうか。
1対1でも集団の中でもとにかく積極的に発言をしなければいけないと思っていると確かにハードルは高くなります。しかし、自分のアピールが強い人とじっくり人の話を聞いてくれる人、さて、そんな2つのタイプではどちらが多くの人から信頼されるかというと、ほとんどの場合後者の方が一緒にいて居心地が良いと感じられることが多いものなのです。
もし、自分の意見と違っていても最後まで黙ってじっくり相手の話を聞くことが出来て、そして全て聞き終えてから自分の意見もやんわりと伝えることが出来るのが理想です。
決して途中でその話を遮って持論を展開などしてはいけません。これほどコミュニケーションシーンでのNGはないでしょう。つまり、相手の気持ちを引き出すことが上手に出来なければ、気持ち良い会話を楽しむことは不可能と考えましょう。
それには聞き上手になるのが最大のポイントです。いきなり積極的に会話の主導権を握るのが得意な相手なら別ですが、一般的なケースの場合、お互いを探り合う時間が存在するものです。
そんな時に質問力を持っていると、とてもスムーズです。会話の基本である言葉のキャッチボールが自然に出来て、更には同時に相手のことも理解できるわけですからかなり有効です。
コミュニケーションの苦手意識を克服するには、普段から質問力を身につける訓練をすることは、とても重要なことです。
シーンに合わせた表情ができるようにしましょう
人との会話は、その内容はもちろんですが、実は同じくらい大事なことがあります。それは、人と話をしている時の自分の『表情』。会話することだけに気持ちが集中して、つい意識し忘れてしまうことも少なくないものですが、しかし、これはとても大事で、会話の雰囲気をも左右する重要なポイントになります。
真剣な話をしている時は深刻な表情、楽しい話をする時には笑顔。それが出来ているかどうかは意識しなければなかなか確認できないものです。
相手が話している間、聞く立場の人はとつい無表情になりがちです。話す側にすれば、興味を持って聞いていてくれるのか、それともつまらないと思っているのか不安になりますよね。笑顔や目を合わせて話に聞き入る、或いは共感する表情で話しを聞く、そんな態度がお互いの心理的距離を一気に縮めます。
同時に適度な『あいづち』や『うなづき』も相手の言葉を引き出す行為としてとても効果があります。
なかなか積極的に言葉が出ない、適切な言葉選びが難しいなどコミュニケーションが苦手とお悩みなら、まずはシーンに合わせた表情の練習をしてみてはいかがでしょうか。
様々な人に対してもこの方法は有効で、相手が心を開いてくれたら、それだけでコミュニケーションは円滑にいくものですよ。
緊張感に振り回されない様にしましょう
極度に緊張してしまうから人とのコミュニケーションが苦手!というのが会話に苦手意識を持っているほとんどの方のご意見でしょう。
間違った意見を言ってしまわないだろうか、モノの考え方が違い過ぎて相手に不快感を与えてしまわないだろうか、会話を楽しんでくれるだろうか、などなど。
色々と考え過ぎてしまうと不安や緊張で言葉が出なくなってしまうのは当然のことです。相手に気を遣い過ぎて、相手の気持ちを先回りして考えてしまうと何も出来なくなってしまいます。そんな時は無理に緊張を抑えようとするのではなくて、緊張して当然と開き直るのも大切です。
自分にできることを、そして、伝えるべきことをしっかりやることだけに意識を集中してみましょう。その結果、上手く話せるようになるものです。
実際に緊張を無理に抑えようと意識すればするほど余計に焦りが出ます。そんな緊張と歩み寄ってみれば、意外とスムーズに会話できるようにものですよ。
「すみません。緊張していて失礼なことを言ってしまうかもしれませんが…」と前もって相手にお伝えするのも案外気持ちが楽になるものです。
いかがですか。以上が、脱コミュニケーション下手!「会話が苦手」な悩みを克服する方法です。
コミュニケーションが苦手というお悩みをお持ちの方にとって、知らない人や不特定多数の人達とのコミュニケーションも、なんなく上手にこなしてしまう人って憧れですよね。しかし、このようなちょっとしたことで『苦手』を『得意』に出来るかも知れませんので、是非お試し下さい。
人間関係やコミュ二ケーションは、考え過ぎてしまうと更に難しくなり先に進めなくなってしまうものです。むしろ、シンプルに捉えてみるだけでも全く違ってきます。自分はコミュニケーションが苦手!何を話してよいのかなんてわからない!そんな先入観は捨て去ることです。
まずは目の前にいる人をまっさらな気持ちで、最高の笑顔で見つめてみましょう。
まとめ
「コミュニケーションが苦手」を克服するには
・質問上手になりましょう
・シーンに合わせた表情ができるようにしましょう
・緊張感に振り回されない様にしましょう