会話が苦手だという人は少なくありませんよね。でも、その中には本当はそれほど不得意ではないにも関わらず、自分で勝手に会話に苦手意識を持って、積極的に克服しようとしない人もかなり見られます。
会話の苦手は経験によって克服されます。どんなに不得意なことでも練習すればそれなりにできるようになるのと同じく、会話だって場数をこなせばどんどん上達します。それなのに、会話が苦手だからとそのチャンスを捨てるのは勿体ないことです。
でも、「緊張して言葉が出なくなるので、少なくとも何か言葉が出せるようになりたい」という人もいるはずです。そこで今回は、会話が苦手でもスムーズに言葉を発せられるようになるコツをお伝えします。
会話に苦手意識がある人必見!
スラスラ言葉が出てくる秘訣
緊張を解き、身構えないようにしよう
これを読んでいる方は、会話が苦手だと思い込むあまり身体がガチガチになって極度の緊張状態に陥ることがよくあるのではないでしょうか。会話に限らず苦手「意識」というものは心だけではなく身体も支配してしまう厄介なものです。
でも、これはすぐに改善させる必要があります。せっかく頭に適切な言葉が浮かんでいるのに、それを発する喉がうまく働かなくては意味がありませんし、身体の緊張によって会話が上手く行かずに更なる苦手意識を持つことに繋がるからです。
緊張を解く方法は人それぞれで、事前にリラックスできる音楽を聴く、または少し体を動かす。ふわふわした手触りのものを触る、甘いものを食べるなど、あなたにとって心がほぐれることを会話の前にするようにしましょう。
相手が複数いる場面で会話のトレーニングをしよう
今まで会話が苦手で避け続けてきた人が、明日からすぐにスラスラと話せるようにはなりません。やはり必要なのは訓練、そして経験です。
でも、いきなり一対一で訓練に臨むのはおすすめできません。できれば複数の人間がいる場で雑談するくらいから始めましょう。
場にたくさんの人がいればあなたが言葉に詰まっても他の誰かが沈黙を埋めてくれますし、失言があっても優しい誰かがフォローしてくれます。それだけではなく、自分自身はそれほど流暢に話すことができなかったとしても、他の人の応答を見て学ぶこともできるからです。
話す相手を観察し、話題を探そう
複数で話すことに慣れてきたら、一対一で話す訓練もしたいところ。ですが、会話が苦手だと思い込んでいる人にはいきなりハードルが上がったように感じることでしょう。
そのハードルを飛び越える力を付けるため、話す相手を観察して話題を拾い集めましょう。持ち物や他の人との会話、ファッションの好みや仕事のスタイルなど、あなたが相手に対して何かを感じる部分を集めておくのです。
そして、相手から得た情報を褒め言葉に変換して話題にすれば、誰もが快く聞いてくれるはずです。間違ってもダメ出しするような話し方になってはいけませんので、相手が楽しくなる話題の振り方も同時に研究しておくことをおすすめします。
常に話のネタを仕入れる努力をしよう
しかし、どうせなら具体的に話す相手が決まっていなくても話題が尽きない人間でありたいですよね。このスキルを身につけるためには、常に話題になりそうなものを仕入れておくことが大切です。
仕入れるネタはTV、ニュース、スポーツの結果、雑学、グルメ情報や健康の豆知識など、万人受けするものなら何でも構いません。周囲に見つからないように雑学本を読むようにするのも良いでしょう。
会話が苦手とのことですから、相手に合わせて臨機応変に話題提供するのは難しいでしょう。それでも言葉に詰まらないようにするため、オールマイティーな話題を充実させるようにしてみて下さい。
失敗しても落ち込まないようにしよう
最後の秘訣は、「落ち込まない」「へこたれない」ということです。会話に苦手意識を持つ原因は、失敗に対して受けるダメージが過剰になり、次の機会への不安を強く持ちすぎることです。
つまり、多少の失敗をしてもすぐに回復できるメンタルを持てば、次の会話に対して身構えることが無くなります。身構えずに臨めるようになれば身体も緊張も解けますし、思いついた言葉を発する前に躊躇することも少なくなります。
どんなことでも多少の失敗は付き物です。失敗しない努力よりも失敗を乗り越える力を付けることを大切にしましょう。
いかがでしたか。会話が苦手な人がスラスラと話せるようになるための秘訣についてお話ししました。
趣味でもスポーツでも、「下手の横好き」と呼ばれる人がいることをご存知ですよね。彼らは、いくら失敗しても、成果が上がらなくてもそれ自体が好きだから楽しんでできるのです。逆に、一度嫌いになったり苦手意識を持ったら、二度とやりたくなくなることでしょう。
会話もそれと同じで、苦手意識さえ払しょくできれば楽しく思えるようになりますし、過度の緊張もほぐれてスムーズに話せるようになるはずなのです。ですからまずは訓練と成功経験を積んで会話に対しての姿勢を和らげ、それから場を盛り上げるネタを集めるようにするのが効率的と言えます。
会話は生きるうえで欠かせない行動の一つです。それを避けずに、自分の中で「当たり前のこと」と思えるようになるまで経験を積みましょう。
まとめ
会話に苦手意識がある人がうまく話せるようになるためには
・身体の緊張を解き、身構えないようにしよう
・慣れるために相手が複数いる場面で会話のトレーニングをしよう
・話す相手を観察し、話題を探そう
・常に話のネタを仕入れる努力をし、不快にさせない話題の出し方を学ぼう
・失敗しても落ち込まないようにしよう