イライラが止まらない!感情をコントロールする5つの方法


何を見ても、何をしてもイライラが止まらない。こんな状態になると、何事もうまく行かない気持ちになってイライラが募るばかりの悪循環に陥りますよね。言うまでもありませんが、こんなイライラが止まらない事態は早めに対処するべきです。

原因は何であれ、苛立ちは視野を狭めてパフォーマンスを悪くし、物理的にも精神的にも見落としが多くなってしまいます。

こうしたイライラ状態からは少しでも早く抜け出して、落ち着いた自分を取り戻したいもの。でも、イライラが止まらないのはどうすればよいかわからない……という人もいるでしょう。そんな時は、どうするべきでしょうか。

そこで今回は、イライラし続けている時に試して頂きたい対処法についてお伝えします。

まずは食事や休憩の時間を持とう

イライラが止まらないとき、最初にするべきことは食事、もしくは休憩です。なぜなら、わけもなくイライラしているときは、空腹で血糖値が下がっているか、もしくは神経が張り詰めて呼吸が浅くなっているかのケースが多いからです。

空腹時にイライラするのは誰にでもあること。そしてストレスによって呼吸が浅くなると、脳への酸素供給が少なくなって合理的な考え方ができなくなります。

こうなると、気持ちの切り替えだけではイライラを止めることはできません。ですが、糖を補給するか、一休みして深呼吸するかすればたちまち気持ちは落ち着くはずです。

 

癒しアイテムを活用しよう

すぐに休憩を取れない状態の中、イライラが止まらない事態に陥ることもよくあることです。そんな時は、あなたのとっておきの癒しグッズに助けてもらいましょう。

癒しグッズと言っても色々ありますが、五感に訴えるものがダイレクトに効果を感じられます。例えばお子さんやペットの写真、癒しアロマの香り、心地よい音楽など。

これらの癒しパワーを借りて、今まで募ったイライラを鎮めていきましょう。急場しのぎの方法のようですが、効果はてきめんです。

 

イライラと全く関係の無いことに没頭しよう

原因があるイライラの場合は、その原因から離れるのも一つの方法です。イライラの原因を突き詰めようとする人もいますが、それはイライラを増すため逆効果です。

例えば同僚にイライラしてしまう場合は、書類の整理などに没頭して一旦その人のことを忘れるようにしてみて下さい。子育てについてのイライラが止まらないなら、子供を誰かに預けて、自分の時間を満喫しましょう。

このようにイライラの原因から離れると、「そんなに怒るほどでもなかったかな……」「こう言ってあげればよかったな……」と、自分や相手の行動に対して冷静になることができます。自分がイライラの渦中にいるとわかりにくいことですが、距離を置くことで建設的な解決法も見えてくるのです。

 

八つ当たりせず、自分の腹におさめる忍耐力を付けよう

イライラが止まらない状態に陥ると、ついつい誰にでも八つ当たりしてしまうようになります。でも、これは絶対にやめるべきです。

とばっちりを受けた第三者もかわいそうですし、何よりその八つ当たりがあなた自身のストレスを倍増させ、よりイライラを加速させる事態になるからです。また、熱が冷めた後に自己嫌悪に陥るリスクも抱えることになります。

苛立つと周囲の人間全員が敵に見えてしまうものですが、これはあなたのマイナス思考が生んだ幻です。誰にでも苛立つのは自分の心がそうさせているんだと言い聞かせましょう。

 

生理周期によるものなら、割り切ってじっと待とう

女性に限ったことですが、生理前にイライラが止まらない心理に傾くことがあります。これはPMS(月経前症候群)、PMDD(月経前不快気分障害)などと呼ばれているもので、医学的にも認められている症状です。

これはホルモンバランスの変化が招く気分の不調なので、ただ時期が過ぎ去るのを待つしかありません。生理周期に連動してイライラするという人は、「これは一時的なこと」と割り切って、じっと生理が来るのを待ちましょう。

これらの症状によるイライラは数日で過ぎ去るのが一般的ですが、その数日間もつらい場合は婦人科や心療内科に相談して、心を鎮めるお薬を処方してもらうという手もあります。

 

以上、イライラした時の対処法についてお伝えしました。どんなきっかけであれ、イライラが止まらない状態になると、目に付くもの全てに腹が立つようになるものです。これは、最初のイライラによるストレスが交感神経を活発にさせ、イライラしやすい思考回路に持って行ってしまうことで起こる現象です。

これを断ち切るためには、交感神経と拮抗し合っている副交感神経を働かせることが最も有効です。つまりそれは、何らかの手段によって心身をリラックスさせるということ。食事でも休憩でも、または気持ちが落ち着くアイテムを活用するでも良いので、何とかしてリラックスモードに持って行くようにしましょう。

また、どんな手段でもイライラが止まらないという人は、いっそ医療機関の力を借りることも考えましょう。イライラの度合いによっては、カウンセリングやお薬が必要な場合もあるからです。

誰でもイライラとは無縁の生活を送りたいもの。穏やかな気持ちで過ごせるように、自分をコントロールできるようになりましょう。


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