自己承認欲求が強い人ほど自信がない!その5つの理由とは

自己承認欲求が強い人ほど自信がない!その5つの理由とは
そもそも『自己承認欲求』とは一体どのようなことを指すのかと言えば、他者から認められたいという気持ちのことをいいます。当然のことながら、それは誰もが持っている感情のひとつです。「誰からも認められたくない、そんな必要性は感じない」などという人はただの『あまのじゃく』なだけですよね。子供なら親や先生に認められたい、社会人なら上司や会社に認められたい、そんな気持ちを抱くのはごく自然なことです。

しかし、その自己承認欲求の強さのレベルについては人それぞれで、それが強過ぎると様々な問題が起こり、時として周囲の人に不快感を与えることにもなりかねません

そこで今回は、自己承認欲求が強い人ほど自信がないと言われるその理由についてお伝えします。

自分を正しく承認できていない

そもそも、自己承認欲求が強い人というのは、周囲からの評価でしか自分の実力をはかれないと思っているのでしょう。自分自身を正しく承認できている人、自分に自信がある人であれば、周囲からの評価や承認はさほど必要とせず、粛々と前進していくものです。

もちろん、誰でも周囲から高く評価されれば、それは嬉しいことですし、励みにもなります。しかし、普段から冷静に自分自身と向き合っていれば、それほど『認められたい』という気持ちは強くはならないでしょう。

自己承認欲求が強い人は、自分では自分のことを認めることができていない、周囲の優しい言葉が欲しい、誰かに承認して貰わないと辛いという状況なのです。

 

過去の経験で自信喪失

過去に起こった出来事によるトラウマやコンプレックスで、自信喪失しているというケースでは、自分の代わりに周囲からの承認をどうしても必要とするパターンも少なくありません。

承認欲求が強すぎれば、更に評価されたい、更に認められたいという意識が常にあって、自分の努力に満足することが難しく、自分を褒めることなどできないのです。常に満ち足りないと感じ、充足感を味わえず自分に自信を持てない状況にある人が、承認欲求の強すぎる人と言えるでしょう。

人は、自分自身の能力や努力を高く評価できる瞬間があれば、それで精神的に満足できるものです。満足できる結果さえ得られれば、あえて周囲からの強い承認は必要ではありませんよね。達成感や成功による感動があれば、全てはそこで完結しているはずです。

しかし、自分に迷いがあったり、自己評価した上で低い状態で終わっていたり、自分に自信がないからこそ、人から認められたい、評価されたいと強く思うのです。

常に人から高く評価されていないと、認められていないと不安に感じてしまうというのも、承認欲求の強すぎる人の特徴なのです。

 

被害者意識が強い

自己承認欲求が強い人は、自分では努力しているのに、或いは実力はあるのに、なかなか、周囲がそれを認めてくれないと思っている節があります。

そんな周囲の評価の低さの現実を受けとめていく中で、自己評価も低くなっていき、徐々に自分に自信がない状態に陥って行くのです。

ここで問題なのは、自己承認欲求が強い人は、自分の頑張りを世間は何故認めてくれないのか!という強い非難の気持ちを持っているということです。自分は被害者なのだと思うことで現実から逃げているとも言えるでしょう。

この努力が報われないのは上司が悪い、会社が悪い、仕組みが悪いと思い込み、何も成し遂げられない自分にしたのは周囲の人間であって、自分はその被害者だと言い張る訳です。

自分に自信がない、努力が足りないのを棚に上げて、そもそもの原因を周りに押し付ける…そんな、自己承認欲求のパターンがあります。

 

自己評価が必要以上に低い

過去の記憶の中に、周囲から自分の人格を強く否定されたことによるトラウマや学歴コンプレックス、その他、根深いコンプレックスが生まれたというケースもあります。このような場合でも自己承認欲求が強くなることがあります。この場合、自分に対する評価は異常に低いものになります。

そこで、自己承認欲求、つまり周囲からの救いの言葉が必要となるのです。

自分自身はもちろんのこと、人や物事のマイナス面ばかりに気を取られ、ネガティブなことに強く反応してしまうのも特徴の1つです。常に、他人との比較で自分を評価したり、冷静な判断基準を設けず他人の評価基準で自分を見るなどの特徴もあります。

しかも、ほとんどの場合、比較対象にするのは自分よりも低いレベルではなく、同等、或いは高い相手にするのが一般的です。

それでは、どうしたって自己評価が不当に低くなってしまうのも当然のことですよね。そして、更なる自信喪失に陥るのです。

 

過剰な依存心

自己承認欲求は他人に満たして貰うという性質のものです。相互のやり取りが上手くいって始めて承認欲求は満たされます

承認してくれる人が居ない状態では自己承認欲求は解消できないままになります。承認されるのが目的で行動していたなら、褒めてくれる人がいないとどうなるでしょう。

褒めて貰えなければやる気や生きる気力も起きなくなるかもしれません。そんな他人に依存した生き方は決して望ましくはありません。

 

以上が自己承認欲求が強い人ほど自信がないと言われる理由です。自己承認欲求が強いことは決して悪いわけではありません。誰かに認めて欲しいと思う気持ちや、みんなに自分の価値を分かって欲しいと思う気持ちは誰もが持っている気持ちです。自己承認欲求は何か行動する時の原動力にもなります。正しく、或いは高く評価されるために少し無理をして、自己レベルより多少上を目指し頑張ることはありますよね。

しかし、それが正しい方向に向いていれば良いのですが、そのベクトルが少しでもずれると大変です。他人の言葉が背中を押してくれることもありますが、所詮は自分で決めて自分で行動するのです。奮起するのも立ち止まって考えるのも自分という事を忘れないようにしましょう。

まとめ

自己承認欲求が強い人ほど自信がない理由とは

・自分を正しく承認できていない
・過去の経験で自信喪失している
・被害者意識が強い
・自己評価が必要以上に低い
・過剰な依存心がある

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