自分はみんなに嫌われているから友達できないんだ……と、半ば諦めてしまっている人って、意外と少なくないですよね。本当は、友達の有無は人徳や人格に直結するとは限らないのですが、そうは言っても友達できないという悩みは自己嫌悪の材料になりやすいものです。
「友達できない」と思い悩むあなたが本当に周囲に嫌われているかは別として、これからたくさんの友達を作るために人に好かれる努力をするのはとても良いことです。人に好かれて悪いことは何もありません。
また、あなたはもしかしたら友達できない原因となる誤解を生む行動、つまり人に敬遠されやすい行動をとっている可能性も捨てきれません。それらを改善し、好印象を与える行動にシフトしてみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、友達ができやすい人になるために取りたい、人に好かれる行動についてお伝えします。
友達できない人必見!
人に好かれる5つのアプローチ
清潔感を大事にした身なりや行動を意識しよう
まずは見た目から考えていきましょう。人に好かれるために意識したいのは一にも二にも「清潔感」です。人に好かれるためには個性も最先端のファッションも必要なく、ただただ見ていて不快感を与えない清潔な印象だけなのです。
常にちゃんと洗濯やアイロンがけされた衣類を纏い、女性は髪型やメイクは盛りすぎないようにします。男性の場合は洗顔とヘアセットだけでなく、髭や眉毛などの処理も適切に行いましょう。
行動も同じく清潔感を意識します。デスク周りは常に整頓させ、食事はマナーを守り、トイレ後の手洗いを省略するなんてことの無いように。性格以前に不潔なせいで友達できないと言われるのは恥ずかしいことです。
裏表なく、誰に対しても平等に接しよう
友達が多い人の中には、裏表が激しく世を上手に渡り歩く人も少なくありません。が、本当に人に好かれるためには、誰にでも平等に接する必要があります。
個人的に好きな人、嫌いな人はあるでしょうが、嫌いだからと意地悪したり差別するのはNG。「あいつ、裏表が激しいよな」なんて噂が流れてしまっては、友達できない人生が今後も続くことになります。
嫌いな人と濃密にかかわる必要はありませんが、敢えて態度で嫌悪を示してはいけません。他の人にするのと同程度の振る舞いができるように心がけましょう。
自分がされて嫌なことはしない、してほしいことを相手にするようにしよう
人付き合いの基本として、「自分がされたくないことをしない」「してほしいことをする」というものがあります。これができなければ、与えられることばかりを願い、自分のことを棚に上げて他人を虐げる人になってしまいます。こんな人は、友達できないと言われても仕方がありませんよね。
人に好かれるのは容易なことではありませんが、最低限このルールを守っていれば好印象を維持することはできるでしょう。人に好かれるためには、自分の魅力を高める行動よりも周囲に嫌われないようにする方が大切です。どれだけ自慢できる点があっても、性格が悪ければそれらは全て無意味になってしまうからです。
空気を読もう
「空気を読む」と一言で言ってもこれはとても難しいこと。でも、人に好かれるためには絶対に欠かせないことなのです。
相手が何をして欲しがっているか、自分はどう振る舞うべきなのかを見極め、場を乱さないためには自分の欲よりも調和を大事にした行動を取らなければいけない……。これらは全て、「空気を読む」と呼ばれる行動です。
いきなり全ての空気を察して読めるようになるのは至難の業ですが、これらができなければ友達できない人のままでいることになります。少しずつ訓練を重ね、空気を読める人になりましょう。
「ネガティブ返し」をやめよう
最後は、やめるべき行動についてです。友達できないと言われる人は、誰のどんな発言にもネガティブな返答をする癖があることが多いです。
例えば「今日、おしゃれな服着てるね」と言われれば「いつもはダサいってこと?」と返したり、「あなたのお兄ちゃん、かっこいいね」と言われれば「私と似てないって言いたいんでしょ」などと、ネガティブで相手を不快にさせる返事をついしてしまう人はいませんか?これは本人は冗談のつもりでも、相手には「面倒な人、友達になりたくないな……」と思わせてしまうものです。
人に好かれるためには、好意的な話は全て素直に受け取ることが大切です。相手が本当に嫌味のつもりで言っていたとしてもそれには乗らず、嫌味に気付かないふりをして言葉通りに受け取った方が勝ちです。
いかがでしたか。友達できない人生から卒業し、誰からも好かれる人になるためのアプローチについてお話ししました。
友達ができにくい理由は、周囲に嫌われているからというよりも周囲に好印象を残せていないからと言った方が良いでしょう。つまり、悲しいことですが、あまりにも印象が薄すぎて周囲に忘れられてしまっているのです。
でも、これはみんなに仲間外れにされているとか、嫌われ者の村八分状態ということではありません。つまり、好印象を残す努力さえできれば誰の目にも止まるようになり、たくさんの人に友達認定されるようになるということです。
友達できないと悩む人は「これ以上嫌われたくない」と小さくならずに、少しでも人に好かれる行動を取り、周囲に好印象を残せるようになりましょう。
まとめ
友達できない人が他人に好かれるためには
・清潔感を大事にした身なりや行動を意識しよう
・裏表なく、誰に対しても平等に接しよう
・自分がされて嫌なことはしない、してほしいことを相手にするようにしよう
・空気を読もう
「ネガティブ返し」をやめよう