自己肯定感とは、自分を否定することをやめ、肯定してあげること。言葉にするととても簡単そうに見えますが、いざ実践するとなると難しいものです。
自分を否定してしまう人には、そうさせる原因があります。自己肯定感を高めるためにはその原因を取り除くことから始めなければなりません。
では、自分を否定する原因にはどんなものがあるのでしょう。それは育った環境だったり、挫折した経験から立ち直ることができなかったりと様々です。様々な原因がある中、自己肯定感が低い人にはある共通点があります。
それは、それらをきっかけとして自分のことが嫌いになってしまっているということ。それは見方によっては、「自分を好きになること」が、自己否定をやめる糸口になるとも考えられますよね。自己肯定感とは、自分を好きになることから生まれてきます。
そこで今回は、自己肯定感とは何かを踏まえ、自信をつけていく方法についてお伝えします。
自分が得意なことを思い浮かべよう
まず、自分の好きな点をたくさん見つけることからです。ありきたりですが、自分の特技を思い浮かべてみて下さい。
中には何も思いつかない、私は特技なんて無いと思う人もいるでしょう。それでも、「しいて言えばこれが得意かな」というものを挙げて下さい。
一つでも得意なことが出てくれば、まずはその部分を好きになりましょう。自己肯定感とは、小さなことでも自分を認めることから培われていくのです。
苦手なことを書きだしていこう
次は、あなたが特に苦手なことを書きだします。矛盾しているように思えますが、苦手なことを自覚するのも必要なことです。
自己肯定感とは、苦手意識を克服することでも養うことができるものです。自分の苦手なことと向き合い、それに再び挑戦することで自分に自信を付けていくことが大切なのです。
苦手なことに挑戦する勇気を持とう
自己肯定感が高い人は、一度や二度の失敗では苦手意識を持たず、抵抗なく再度の挑戦に踏み出すものです。反面、自己肯定感が低いと、一度失敗すると「どうせ二度目もダメだ」と思って、避けて通るようになりますよね。万が一チャレンジする機会に恵まれても、及び腰になってしまうことでしょう。
ですが、ここで苦手意識に負けては自己否定が深まるばかり。ここから抜け出すためと思って、勇気を出して苦手なことにもチャレンジするようにしましょう。
成功にこだわるよりも、経験そのものが大切だと思おう
どうせ失敗するから、何にも挑戦したくないという人もいるはずです。こんな発想も自己肯定感の低さによるもの。こじらせると精力的に生きる意欲まで失われることになるのですから、自己肯定感とは恐ろしいものですね。
自己肯定感とは、成功したという経験よりも、失敗してもそれを乗り越えられたという経験の方が糧になりやすいのです。
もちろん、高いハードルに挑んで成功できればそれも大きな自信となります。でも、失敗することで成長できる心もあるのだと思って、恐れを捨てましょう。
プライドを捨て、ありのままの自分を好きになろう
自己肯定感とは、着飾らないありのままの自分を認めることです。つまり、自己肯定感が低い人は、ありのままの自分を認められないという、ある意味プライドの高い人だとも考えられます。
他人よりできてもできなくても問題ない、自分の価値には影響ないと思えるようになることこそが、自己肯定感そのものなのです。
このように、自己肯定感とは、自らのスキルを向上させることよりも、失敗を認め、等身大の自分を認めることによって培われていくものなのです。自己肯定感を高めようと無理して何かを身に付けても、どこか虚ろな気持ちを抱えたままの人は多いはずです。
スキルを上げることは素晴らしいことですが、その前に自分自身を好きにならなければ自己肯定感は身に付いていきません。ですから、自分を嫌わず、認めて愛してあげる努力を先にすることをおすすめします。
自己肯定感とは何かと日々悩んでいるあなたは、恐らく自分のことが嫌いなのではないでしょうか。その嫌悪感を解消し、自分を好きになることで、自分を肯定する気持ちが芽生えていくでしょう。
まとめ
自己肯定感とは何かを考え、自分を認める方法は
・自分が得意なことを思い浮かべよう
・苦手なことを書きだしていこう
・苦手なことに挑戦する勇気を持とう
・成功にこだわるよりも、経験そのものが大切だと思おう
・プライドを捨て、ありのままの自分を好きになろう