「絶対に人前であがらない!」と確信を持って言える人なんていませんよね。大勢の人を前にすると、最初は誰でも緊張するものです。でも、どんなに大勢の人を前にしても、いつものようにスピーチできる人もいます。そんな人は、大勢の人の前で緊張しても、普段通りにやることが出来るコツを知っていて実践しているのです。
人前であがらないでいつものように振舞うためのコツは、決して難しいことではありません。中には、回数をこなすうちに、いつの間にかうまくコツを掴んでいる人もいます。しかし、いつかは人前であがらないようになるだろうと思う前に、先に心が折れてしまう人もいるでしょう。それなら、先にそのコツを知って、人前に出る度に実践してみませんか。そこで今回は、人前であがらないために心がけたいコツについてお伝えします。
人前であがらないコツ!
日頃から心掛けたい5つのこと
あがってはいけないと思ってはダメ
人前であがらないためには、自分自身に「あがってはいけない」と言い聞かせないようにしましょう。これでは余計に緊張してしまいます。緊張しすぎると、手足が震えたり、大量の汗がでたり、さらには声がうまく出なくなります。そんな経験が続いたら、余計に人前に出られなくなるでしょう。
適度な緊張は、大抵は良い結果を生みます。人前であがっているくらいの方が、実は良い結果に終わることが多いのです。それを、人前であがらないのが良いことだと誤解して、あがるのは悪いことだと思うと、余計に緊張して失敗してしまいます。人前で緊張するのはあたりまえです。この緊張があるからこそ、うまくやれるのです。まずは、緊張している自分を受け入れましょう。
人前でよく思われないようとしない
人前に出て緊張するのは、その人によく思われたい、という思いが強いからです。人は、自分の良い点を見て、自分を認めてほしい思っています。人前に出たら、評価されたいと思うのは当然です。しかし、うまくこなそうと緊張するあまり、あがってしまうのです。極度の緊張が原因で、逆に恥をかいてしまうことにもなるでしょう。
人前であがらないためには、他人によく思われないようと頑張らないことです。評価されようとして自分の実力以上を見せようとしても、余計に緊張してしまい実力が出ません。逆に、緊張し過ぎて失敗してしまうことはよくあります。人前に出たら、他人の評価を気にせずに、自分をさらけ出して、今やれることを心がけましょう。評価は後からついてくるものです。
意識を本題の訴えたいことに集中させる
人前であがらないコツとして、よく言われるのは、大勢の人の目を気にしてはいけない、というもの。自分が大勢から見つめられていると思うと、そのことばかりが気になってしまいます。そして、次に話すことを忘れてしまうほど、余計に緊張していまうことも。よく緊張のあまり頭が真っ白になった、という話を聞きますが、これは、過度の緊張がストレスとなって、脳がパニックを起こしているのです。
人前であがらないためには、自分を見ている人の目を気にしないこと。自分が見られている、と思うだけで人は緊張してしまいます。以前、人前で失敗した経験があればなおさらです。人の目を気にせずに、今話す内容に集中しましょう。話しかけたい特定の人を思い浮かべながら、その人に語り掛けるように話すのがおすすめのやり方です。
事前に準備して備えよう
誰でもいきなり本番でうまくやれるはずがありません。公演を行う劇団は、本番の前に何度もリハーサルを行います。また、楽団もコンサートを行う前に何度もリハーサルを行っています。経験豊富なプロですら準備に時間をかけているのです。人前であがらないためには、事前に準備して安心して臨むのが一番です。
もし、スピーチをすることになったら、話す内容を事前に書き出してみましょう。その場で考えようとしても、緊張して次の言葉が出てきません。頭が真っ白になる前に、話す内容を確認できるようにしておくことが重要です。しっかり準備しておけば、スラスラと言葉が浮かんできて、安心して人前で話せるようになります。本番の前に、時間をかけて準備する習慣をつけましょう。
あらかじめ紙に書いておき、読み上げる手法をとる
もし、人前で話す機会があったとしても、メモを見ながら話しをするのは、決して恥ずかしいことではありません。今ならパソコンの画面をプロジェクターで表示して、それを見ながら話すこともあるでしょう。話す内容を箇条書きしたメモを頼りに、自分の言葉でスピーチしたとしても、見ている人に悪い印象は与えないのです。
人前であがらないためには、自分のペースで途切れることなく話し続けるのが一番です。緊張して次に話す内容が解らなくなったりしないようしっかり準備して、メモを見ながら話してみましょう。また、パソコンでプレゼン資料を表示すれば、見ている人の視線はそちらに集中します。それを意識しながら話しすれば、視線を感じずに済む利点もあります。ぜひ、メモを見たり、パソコンを活用してみてください。話す内容をその場で確認できるようにするのも人前であがらないコツの1つです。
いかがでしたか。人前であがらないために心がけたいコツについてお伝えしました。大勢の人をの前にして、緊張しない人なんていません。長年、大勢の観客の前でリサイタルを行っている有名な歌手は、インタビューで、何年やっても幕が開くまでは緊張する、と語っていました。つまり、普通の人なら、大勢の人を前に緊張しないはずがないのです。
適度な緊張は、良い結果をもたらします。緊張した状態を意識しつつ、話す内容に集中しましょう。また、しっかりリハーサルを行い、さらにメモやパソコンに話す内容を表示して、次に話すことを常に確認できるようにしてみましょう。そうやって、成功体験を積んでいけば、人前であがらない話せるようになります。ぜひ、緊張を味方にできる、そんな人を目指しましょう。
まとめ
人前であがらないためのコツとは
・人前であがってはいけないと思わないようにしよう。
・人前でよく思われようとすると余計緊張するので自分をさらけ出してみよう。
・人の目を気にせずに、訴えたいことに意識を集中しよう
・事前に時間をかけて準備し、安心して本番に臨もう
・メモやパソコンの画面を見ながら、緊張する時間を乗り切ろう、